特定外来生物「ヒアリ」「アカカミアリ」にご注意ください
更新日:2024年3月1日
特定外来生物「ヒアリ」について
平成29年6月、国内で初めて、兵庫県尼崎市で特定外来生物「ヒアリ」が確認され、その後、東京港、神戸港、名古屋港、大阪港など港湾を中心に確認されています。
特に、東京港青海ふ頭では令和元年10月にヒアリが複数の巣を形成しているのが確認され、繁殖可能な多数の有翅女王アリも見つかったことから、東京港以外の場所に広がった可能性が高いと懸念されています。そのため、環境省では、国内定着を阻止するために継続して調査を行い、徹底した防除を実施しています。
なお、愛媛県内の松山港など四港では、現在までヒアリは確認されていません。
特徴
出典:愛媛県生物多様性センター
- 体は、赤っぽくツヤツヤしており、お尻は暗めの色。
- 大きさは、2.5mm~6mmでバラつきがある。
- 行列を作り餌に集まる。
- 土で大きなドーム状のアリ塚(直径25cm~60cm、高さ15cm~50cmくらい)を作り集団で生活している。
- 攻撃性が強く、刺激するとお尻の毒針で刺される場合がある。
特定外来生物「アカカミアリ」について
アカカミアリは以前から硫黄島に定着しており、過去にも沖縄県などで発見された例があります。なお、愛媛県内では平成29年7月に四国中央市(三島川之江港)、平成30年6月に新居浜市(新居浜港)、令和2年7月に新居浜市(物流ターミナル)において確認されています。
お知らせ
令和2年7月12日、特定外来生物に指定されている「アカカミアリ(外部サイト)」が松山港外港地区コンテナヤード内で発見されました。アカカミアリは毒をもっていますので、発見した場合にはむやみに触ったりしないようご注意ください。
※発見された個体はすべて殺虫剤等で防除を実施済みです。
特徴
出典:愛媛県生物多様性センター
- 頭部は、褐色で脚や腹部に毛が多い。
- アカカミアリとヒアリは似ており、肉眼では見分けがつけにくい。
- 大きさは、3mm~5mmくらいでバラつきがある。
- 亜熱帯地域の裸地や草地などの開けた環境に生息し、土中に巣を作る。
- 毒性は、ヒアリに比べると低いとされている。
発見状況
年月日 | 場所 | 発見数(匹) |
---|---|---|
令和2年7月12~15日 | 大可賀3丁目 |
約1000 |
「ヒアリ」「アカカミアリ」と疑われるアリを発見した場合は
- 現在のところ、松山市内住宅地等で繁殖の心配はないと考えられますが、万が一、ヒアリやアカカミアリと疑われるアリを発見した場合は、市販の殺虫剤等で処理を行い、死んだ後も素手で絶対に触らないようにしてください。
- ヒアリやアカカミアリを刺激すると刺される場合がありますので、多数の個体や巣を見つけた際は、刺激(アリを踏もうとしたり、巣を壊したり等)しないでください。
- ヒアリやアカカミアリと疑われるアリを見つけた場合は、下記の環境省ホームページを参考に確認を行い、速やかに環境指導課までご連絡ください。愛媛県と連携し、ヒアリやアカカミアリかどうかの判別等を行います。
もし、刺されたら
異常を感じたら、すぐに医療機関でアリに刺された旨を伝えて受診してください。
【症状】※刺された毒への反応は人によって大きく異なります。
- 軽度・・・刺された時に激しい痛み。その後、かゆみ、膿が出る。
- 中度・・・数分から数十分後に部分的、又は全身にかゆみを伴うじんましんが出る。
- 重度・・・数分から数十分後に呼吸困難、血圧低下、意識障害(アナフィラキシー症状)
関連情報
【愛媛県】危険な特定外来生物「ヒアリ」と「アカカミアリ」について(外部リンク)
