カラス対策マニュアル

更新日:2021年6月17日

 本市は、ごみのない美しいまちづくりを進めていて、カラスが一時的に急増する冬季に、ごみの散乱やふん害などが頻発しているため、重点地区となっている市内中心部で、鷹を活用したカラスの追い払いを試験的に実施しました。試験実施の効果と専門家の意見から、様々なことがわかりましたのでお知らせします。

カラスによる被害

 本市で確認できたカラスは、ハシボソガラス(内部リンク)とハシブトガラス(内部リンク)、ミヤマガラス(内部リンク)です。※カラスの名前をクリックすると、カラスの特徴等が表示されます。
 本市に寄せられる苦情の多くは、下記のような内容です。

カラス3

平成30年度からの3か年度 鷹を活用したカラスの追い払いを実証

実証内容

【対象地区】 市内中心部
【期   間】 平成30年度 11月~3月(計8セット)
        令和元年度 11月~1月(計9セット)
        令和2年度  10月~1月(計6セット)
【内 容】 実施日の夕方と翌日の早朝に鷹匠が鷹と一緒に巡回し、カラスの集団を目撃できた場所では、鷹を飛ばしカラスの追い払いを実施

実証結果

  • 対象地区では、追い払いの回数を重ねるごとに、カラスの個体数が減少し、ごみの散乱も少なくなるなど一定の効果が見られました。
  • 繁華街のごみの回収時間が早まったことで、ごみ漁りの被害が減少しました。
  • 夕方に高層構造物の上にたむろするカラスのうち、城山をねぐらとする群れのほとんどは直接ねぐらに向かうようになりました。
  • 令和2年度には前年度と比べて鷹への警戒心が弱まっているカラスが見られました。

検証結果

~カラス等害鳥対策専門委員 小川 次郎氏の意見をもとに検証~

【検証1】 市内中心部でごみ漁りをするカラス
 鷹によるカラスの追い払い実施後、被害が減少し、一定の効果がありました。
 しかし、鷹への警戒が弱まったり、巡回のない日にごみ漁りが見られることから、根本的にごみの排出・回収方法などを改善することが効果的であると考えられます。
 人間の出す生ごみは自然界で生きるカラスにとって栄養がたくさん含まれています。生ごみを食べることで繁殖力が高まり、個体数の増加に繋がってしまうため、ごみを漁られないように排出することがとても重要です。

【検証2】 ねぐら入り前に高層構造物等に集団でとまるカラス
 ねぐらに帰る前に、市役所周辺の高層構造物やその周辺の電線に集団でとまる行動はほとんど見られなくなり、ねぐらとなる城山に直接入って集合するようになったことから、効果は大きかったと考えられます。
 特に、市役所周辺の高層構造物に集合していたカラスは、対策用具を併用することで効果が高まり、ほとんど見られなくなりました。

【検証3】 電線ねぐらのカラス
 電線で集団になって寝ているカラスは、越冬のため中国大陸から渡来してきた渡りカラスと定着しているハシボソガラスです。これらのカラスは、周囲が街灯や商業施設の照明などにより外敵の存在が確認しやすいため、街中の電線や街路樹などで集団ねぐらを形成していると考えられます。また、ハシボソガラスは餌となるごみが漁りやすいことも理由の一つだと思われます。
 追い払いを実施した市内中心部では電線をねぐらとするカラスは減少しましたが、ねぐらとする電線を移すだけの集団もいたため、そもそも電線をねぐらとさせないよう、餌となるごみを漁らせないようにする必要があります。

一人ひとりができるカラスへの対策

 繁華街の電線ねぐらとごみ漁りの解消は、ごみの排出・回収方法の改善という根本的な対策が最も効果的であることがわかりました。
 それを踏まえ、市民一人ひとりができるカラスへの対策方法をご紹介します。

家庭でできる対策

 次の(1)から(3)のように、ごみの出し方を工夫すると、カラスによるごみの散乱が防止できます。
 また、ごみ漁りを目的として長期的に滞在するカラスの数も減少すると考えられます。

(1)生ごみは決まった時間・場所に出しましょう
 ごみステーションに置かれている時間が長いほど、カラスによる被害を受けやすくなります。

(2)生ごみを減らし、出し方を工夫をしましょう

 カラスはとても目が良いです。生ごみを出す時には中の食品が見えないように工夫しましょう。また、必要以上に買わない、料理を作り過ぎない、食べ残しをしないなど、食品ロスを減らす工夫をし、なるべくごみとして出さないようにしましょう。

(3)ネットなどを活用しましょう

 カラス除けネットなどを使ってごみを覆うことで、被害を最小限に抑えることができます。ただし、少しでもごみがネットから出ていると引っぱり出して漁りますので、大きめのネットでしっかり全体を覆うようにしましょう。
 おもりつきネットの使用や、ネットと畦畔(けいはん)を併用するとより効果的です。

ごみ集積場所への工夫
参考:伊丹市「ごみステーションのカラス対策ガイドブック」より

事業所でできる対策

 飲食店等から排出されるごみは特に生ごみが多く、カラスに狙われやすいです。ごみを排出する際は、より効果的なバケツを利用するなど、カラスの餌場とならない工夫をしましょう。
 飲食店等の事業者への啓発を目的として、カラス対策のチラシを作成しました。これを参考に、ごみの適正な排出方法についてご協力をお願いします。

その他の対策

昨年度、カラスが鷹に襲撃された際に発した鳴き声を録音し、この音声をカラスに聞かせたところ、追い払いの効果があることが確認できました。
特に、電線をねぐらとするカラスへの効果が期待できます。

注意
※使用する際は音量に注意し、近隣の方のご迷惑にならないようご配慮ください。
※カラスは学習能力が高いため、繰り返し使用することで効果が薄れる場合があります。
※慣れを防ぐため、複数パターンの音源を組み合わせて使用することをお勧めします。

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お問い合わせ

環境モデル都市推進課

〒790-8571 愛媛県松山市二番町四丁目7-2 別館3階

電話:089-948-6960

E-mail:kankyou-m@city.matsuyama.ehime.jp

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