
伊予の湯桁のイメージ図です
「伊予の湯桁」は、今から1000年ほど前の平安時代の頃、源泉の近くに、井の形に組違いの木の枠をしたものと考えられています。
源氏物語に登場する道後温泉
源氏物語は、作者が紫式部の、世界最古の小説といわれており、今から約1000年前に生まれました。有名な源氏物語にも、道後温泉が登場します。
夕顔の巻には、「あの有名な伊予の湯桁の数はいくつかと、光源氏が聞いてみたくなった」と書かれています。
平安時代初期には既に道後温泉が有名となっており、「伊予の湯桁」が都で数の多いことのたとえとして広く使われていたようです。
道後温泉別館 飛鳥乃湯泉の個室「湯桁の間」

湯桁の間の写真です
道後温泉別館 飛鳥乃湯泉の個室「湯桁の間」では、江戸時代から300年以上続く伝統工芸である「西条だんじり彫刻」を用い、源氏物語で道後に湧きたつ温泉に、人だけでなく四季折々の動物や植物、神々もが楽しむ温泉文化の賑わう様子を表現しています。