平成25年11月12日「まつやま農林水産物ブランド(紅まどんな)のトップセールス及び集中プロモーション」について

更新日:2014年2月18日

  • 日  時  平成25年11月12日(火曜日)午前11時から
  • 場  所  本館3階第1会議室
  • 記者数  16人  

議題

まつやま農林水産物ブランド(紅まどんな)のトップセールス及び集中プロモーション

会見内容

 本日の議題に入ります前に、ご報告とお知らせをいたします。

 この度、自身の句集を出すほどの俳句の愛好家として知られ、俳句文化に造詣が深いEUのヘルマン・ファン=ロンパイ欧州理事会議長が、今月19日(火曜日)に東京で開催される日EU定期首脳協議のため来日されますが、これに先立ち、18日(月曜日)に松山市を訪問することが決定したとの連絡が先ほど外務省からありました。
 ファン=ロンパイ議長は、元ベルギー首相でEUの初代大統領に就任し、持ち味の調整能力で、28カ国、人口約5億人のEU加盟国の経済・地域統合において手腕を発揮するEUを代表する第一人者です。
 今回の松山市への訪問は、昨年4月、「松山市観光俳句ポスト」をベルギーのブリュッセルに設置するにあたり、私自身ブリュッセルに赴き、欧州連合日本代表部大使公邸での記念セレモニーに出席した際、議長に正岡子規を輩出した松山市を紹介したことがきっかけになっています。
 また、本年3月の日EU定期首脳協議での来日にあわせて松山市を訪問していただく予定でしたが、キプロス問題対応のため、来日が急きょ中止になった経緯があり、より一層うれしく思います。
 明日からのフライブルク市訪問に際しても、フライブルク市に松山市観光俳句ポストを寄贈させていただきますが、今回の議長の訪問を通じて、日本と欧州の俳句を通じた文化交流の一助になるとともに、より多くの方に俳句のまち松山の魅力を伝える機会になればと期待しています。

 次に、観光庁による新ゴールデンルートの提案についてです。
 国では、観光立国の実現に向け、史上初めて訪日外国人旅行者数1,000万人を達成し、さらには、その先の2,000万人の高みを目指すため去る6月11日の観光立国推進会議では、90項目にも及ぶアクションプログラムを決定するなど、観光を成長戦略の柱の一つとして、明確に位置付けしました。
 そのような中、これまで、国が勧める訪日旅行では、東京-(富士山)-京都―関西へつながるルートをゴールデンルートと呼び、訪日旅行の柱としてきましたがこのたび、これに加え、京都―広島―松山ルートが、新たな柱・「新ゴールデンルート」として提案されました。
 また、11月末には、海外のバイヤーやメディアを対象としたファムツアー(視察ツアー)と全体の商談会が予定されています。
 「瀬戸内・松山構想」を展開する松山市にとって、このルートが、新ゴールデンルートとされた意義は大きく、国内市場を含め、文字どおり、西日本に光り輝くルートとして定着するよう、さらなる広域官民連携を図りながら、着地整備、商品開発、セールス活動等を強化していきたいと考えています。

 次に、先日、報道資料で発表しましたが、姉妹都市提携25周年に際し、明日13日(水曜日)からドイツ・フライブルク市を訪問します。
 皆さんもご存知のとおり、松山市とフライブルク市とは昭和36年の青年海外派遣を皮切りに、交流を深めていく中、松山市制100周年を契機として、昭和63年10月にドイツ・フライブルク市で、翌年の平成元年4月には松山市で、それぞれ姉妹都市提携の調印を行いました。
以来、環境分野をはじめとした行政間の交流はもとより、中学生海外派遣事業による青少年の交流、市民団体の交流や大学の交流など、さまざまな分野で活発な交流が続いています。
 そうした中、本年、フライブルク市での姉妹都市提携の調印から25周年の節目を迎え、今月16日(土曜日)、現地で記念式典が開催されます。
 そこで、私を含め、総勢14名の訪問団がフライブルク市を訪れ、式典に参加します。記念式典では、松山市観光俳句ポストを寄贈させていただくとともに、俳句や観光についてPRし今後のさらなる姉妹都市交流の進展につなげていきたいと考えています。

 それでは、本日の議題の「まつやま農林水産物ブランド(紅まどんな)のトップセールス及び集中プロモーション」について、説明します。
 まず、まつやま農林水産物ブランドのさらなる販路開拓、流通拡大を図るためには、市場流通の中核を担う、卸売業者や仲卸業者などの流通関係者に対し、継続して、PRを行うことが重要だと思っています。
特に、「紅まどんな」などのブランド柑橘は、初競りを含めた出始めの数回でつけられた価格が、その後の価格に影響するなど、その年の販売を占ううえで重要となります。
 そこで、今年も11月26日(火曜日)には、青果・花き部門で日本一の取扱量を誇る、東京の大田市場で、本市ブランド産品である「紅まどんな」のトップセールスを実施します。
 この大田市場でのトップセールスは、平成23年度から実施しており、「紅まどんな」については、今回で3回目、「カラマンダリン」や「せとか」をあわせると、今回で8回目になります。
 特に、私がトップセールスを行う際には、事前に必ず、実際の生産現場を見るとともに、生産者の2つの“く(苦労と工夫)”や商品に対する「想い」をお伺いし、流通関係者に伝えるようにしています。
 トップセールスのあと、実際に競りが行われますが、前日までの通常価格より2割程度高い価格をつけていただいているほか、昨年の初競りでは、1箱3kgの化粧箱に、30,000円の高価格をつけていただくなど、実施効果が上がっているものと考えています。
 また、今年4月の「カラマンダリン」のトップセールスでは、単なる言葉だけの説明ではなく、視覚にも訴えるため、「イラストパネル」を用いたセールスを実施しました。関係者からは流通するまでの生産者の知恵や工夫などが非常にわかりやすいといったお声もいただき、かなりの高評価を得ましたので、今回の「紅まどんな」でも「イラストパネル」を用いてセールスを実施したいと考えています。

 次に、集中プロモーションについてですが、有利販売(出荷や価格に生産者の意向が反映できる販売方法)や全国展開を図るうえで、大手百貨店との連携は欠かせません。ありがたいことに、本市には松山三越があり、そのご縁から、首都圏でのプロモーション活動を実施することができるようになりました。
 平成22年度に1店舗で開始し、平成23年度には3店舗に拡大しました。株式会社三越伊勢丹は、全国各地に28の店舗を有しており、百貨店業界における売上が第1位であることから、全国的なPR活動が可能になるとともに、本市にも松山三越がありますので、地元の百貨店と密着したPR活動が図られることになります。
 そこで、昨年度、全国の各店舗を統括する三越伊勢丹へトップセールスを行うとともに、三越伊勢丹の石塚会長が、松山三越に来られた際にお会いし、本市ブランド産品を紹介させていただいたところ、個々の店舗との協力関係に頼ったプロモーションから、全国の各店舗を統括する三越伊勢丹と連携したプロモーションを実施することができるようになりました。

 その結果、平成24年度は、年間の来店者数が2,500万人を超え、三越伊勢丹グループ最大の売上を誇る伊勢丹新宿店を含めた7店舗で集中プロモーションを実施したところ2日間の販売金額の合計が約230万円と、初年度と比べ約7倍になりました。
 本年度は、ブランド産品のさらなる販路拡大や有利販売に繋げるため、昨年度の7店舗に、新たに日本橋三越本店、銀座三越店、恵比寿三越店の3店舗を加えた10店舗で集中プロモーションを実施できることになりました。
 集中プロモーションの実施期間は、「紅まどんな」の全国一斉販売の初日となる11月23日(土曜日)から、出荷量が最盛期の12月8日(日曜日)までの約3週間とし、各店舗で、「紅まどんな」の試食販売会を開催することにしています。
 この集中プロモーションの特徴は、短期間の中、数多くの店舗で試食宣伝を実施することに加え、各店舗が配布する広告チラシでの告知、また顧客へのダイレクトメールなどによる宣伝を行っていただけることです。
 これにより、店舗に来られて試食や購入をされる方以外にも、本市ブランド産品のPRが可能になるほか、プロモーションを実施した店舗では、翌年にはより多くの取扱量になるなどの効果があらわれています。
 なお、昨年度の「紅まどんな」の販売実績などが認められ、今年度、新たに、伊勢丹新宿店を含めた伊勢丹系列の7店舗で、お歳暮のギフト商品として、3,300箱分、1,764万円を新規販売していただくなど、「紅まどんな」の販路拡大が図られました。
 さらに、他のブランド産品への相乗効果も生まれており、昨年度から「松山長なす」(347箱分、約128万円)を伊勢丹新宿店も含む系列8店舗で新規販売開始していただくほか、「瀬戸内銀鱗煮干し」、「アボカド」、「伊台・五明こうげんぶどう」や「松山産ライム」についても、それぞれ、試食販売会や試供を実施していただいています。
 今後も、まつやま農林水産物ブランドのさらなる流通拡大、販路開拓、消費拡大に向け、積極的にトップセールスを実施していきたいと考えています。
 以上で、説明は終わりますが、詳細につきましては、記者会見終了後、担当課によるレクチャーを行いますので、よろしくお願いします。

【新ゴールデンルート】
(質問)
京都・広島と並んで松山が入ったということだが、都市の規模も全く違うし、一番の要因は何だと考えるか?
(市長)
これは松山市の観光戦略である瀬戸内・松山構想に基づいた、新たなツーリズムへの挑戦が徐々に市場から評価を受け始めたひとつの証ではないかと受け止めています。
以前の記者会見でも述べましたが、ファムツアー(視察ツアー)で満足度が高かった広島・宮島と風光明媚な瀬戸内の素材を絡めたコース提案の中で、改めてミシュランのガイドブックで最高ランクの三ツ星を獲得した観光施設である松山の道後温泉や、コンパクトで移動しやすく日本らしさも感じられる街並み、また着地型のコンテンツ、松山はいくですとかを充実させてきましたので、そうした松山市の持つ「たから」が評価されたと考えています。
また、これまで申し上げていますとおり、例えば、近畿日本ツーリストさん、日本旅行さん、旧東急観光であるトップツアーさん、JTBさん、名鉄観光さん、Nツアーさん、さまざま重点送客キャンペーン決まっていますが、そうした大手旅行会社さんの後押しも大きかったと聞いています。
(質問)
新ゴールデンルートになるメリットは?
(瀬戸内・松山構想担当課長)
国に提案していただくということで、海外のメディア、バイヤーの方への発信力が大きく異なってくると思います。それから、連携主体となる広島、瀬戸内・松山構想を共に実現に向けて取り組んでくださっているJRさん、あるいは船舶会社さんなどの今後の意気込みも大きく変わってくると思いますし、何よりも市民の皆さまの大きな期待感、あるいはそれに向けた取り組みがどんどん加速されていくというような相乗効果も期待できると認識しています。
(市長)
また、今回、11月24日(日曜日)から11月27日(水曜日)の3泊4日で視察ツアーが予定されているようです。現在いただいている内容では、1日目に京都市内で二条城や金閣寺などを視察した後、2日目に広島の宮島エリアや原爆ドームなどを視察して、そして3日目に広島-松山間を海上ルートで移動して松山市内を視察した後、翌日帰路につくようです。取材は原則可能と伺っていますので、後日詳細がわかり次第、皆さまにお知らせしたいと思っています。

(質問)
視察は、国の方が視察するのか?
(瀬戸内・松山構想担当課長)
海外のバイヤーやメディアの方々が世界各地から来られると聞いています。
(質問)
いつ指定されたのか?
(瀬戸内・松山構想担当課長)
指定という表現については、国の方から新たに今回、新ゴールデンルートとして積極的に提案していくという言葉でいただいています。何らかのルールに基づいて、あるいは何らかの制度で指定したということではないとご理解ください。
(市長)
11月下旬に観光庁により実施される、国内最大の訪日旅行商談会(VISIT JAPAN Travel Mart 2013)というのがあるのだそうです。この商談会に向けた提案コースとして11コースが示されたのですが、その中で京都・広島・松山の3泊4日のコースが新ゴールデンルートという名前で観光庁から提案をされたということです。
(質問)
11コースのうちの1コースということか?
(瀬戸内・松山構想担当課長)
はい。その他のコースについては、例えば北海道3泊4日コースとか、東北3泊4日コース、あるいは九州周遊3泊4日など、そういう名称で打ち出されているのですが、我々のところだけ「新ゴールデンルート」という名前で提案していただけるということになりました。なお、3泊4日のコースは日本全体で7コースしか提案されていません。
(質問)
四国ではほかに指定されているところはあるか?
(瀬戸内・松山構想担当課長)
ありません。松山市だけです。
(質問)
外国人観光客の増加が見込まれるが、例えば掲示板などのハード面の整備や、取り入れていきたいことは考えているか?
(市長)
これは、就任以来、継続的な指示として、検討してできることからやるように言っています。
(瀬戸内・松山構想担当課長)
今回のファムツアーあるいは大商談会で、いろいろ課題を提起していただけると思いますので、それも反映させながら、より「おもてなし日本一のまち」として外国人の満足度が少しでも高まるような取り組みに繋げていきたいと思います。

(質問)
この「新ゴールデンルート」は一度与えられたら、来年、再来年もずっと続く名称なのか?
(瀬戸内・松山構想担当課長)
今回、日本国内最大の訪日旅行商談会(VISIT JAPAN Travel Mart 2013)が、11月27日から29日まで横浜で開催されます。それに先立ち、ファムトリップということで海外のメディア、バイヤーの方々が視察をされるわけですが、この新ゴールデンルートについては、他の地域を新ゴールデンルートにすると混乱してしまうので、今、伺っている話では我々が今後、名実ともにそれを光り輝くルートとしてどのように努力していくかによるので、新たな地域が「新ゴールデンルート」という名称で呼ばれるということは無いと認識しています。
ですから、来年以降も支持されるルートとしていくために、我々としては広島・京都地域の方々、交通事業者、そして旅行会社の方々と共に、これまでどおり瀬戸内・松山構想の実現に向けて取り組んでいく必要があると、そういう機会を新たにいただいたと認識しています。
(質問)
今年は使えるが、来年使える保証があるかははっきりしていないということか?
(瀬戸内・松山構想担当課長)
はい。京都・広島は、特に広島は欧米の評価も高いところですが、我々は今絶対数としては欧米からのお客様は非常に少ない状態ですので、今後も広島との連携を深めながら新ゴールデンルートとして、旅行市場、まず国内マーケットにおいて認知されていくように努めていきたいと思っています。
(市長)
従来のゴールデンルートは、東京・京都・大阪ということで長年使われている名称です。ですので、我々としては観光庁から、新ゴールデンルートという名称を付けていただいたので、それを逃さないようにしっかりと磨いていきたいと思っています。
(質問)
入口か出口のどちらかは松山になるのではないかと思うが、飛行機のチャーター便は、今は基本的にはアジア、中国・韓国・台湾とかの一部にとどまっている。新たにチャーター便の開設を要望するなど輸送体制についてどう考えるか?
(市長)
これは実態に見合ったものにしていかないと、いざ定期路線が開設されたものの搭乗率が低かったということになると、やはり足かせになってしまうので、実態を見ながら、お客様の動向を見ながら、という方針で進めていきたいと思っています。

【ファン・ロンパイ欧州連合議長の来松】
(質問)
ファン・ロンパイ氏が松山に来られるが、市としてどういう対応をするのか?
(市長)
詳細な日程は、担当課からお願いします。
(観光・国際交流課長)
松山市としては、大統領が俳句を嗜んでおられることから、例えば、子規記念博物館や松山城の視察を提案したいと考えています。今後、EUや外務省と協議して訪問先は詰めていきます。
(質問)
大統領は前回来られなかったが、今回、たっての希望ということについては、どう考えるか?
(市長)
先ほど申し上げたように、ファン・ロンパイ大統領というのはヨーロッパの28カ国の代表でいらっしゃいます。以前、ベルギーのブリュッセルに伺った時、非常に親切に応対していただけて、その時に松山の紹介をさせていただき、できたらお越しくださいと申し上げたのですが、キプロスのことがあり、3月は延期になりました。その時も、日本駐在の大使を通じて非常に申し訳ないというお言葉をいただきました。毎回、誠実に対応していただき、今回お越しいただけることになったことは本当にありがたいと思っていますし、ファン・ロンパイ大統領は誠実な方だと改めて感じています。
私も驚いたのですが、初めてお会いした時、ファン・ロンパイ大統領の私への最初の質問が、なぜ正岡子規さんは俳句の革新者と言われているのか、ということでしたので俳句には非常に詳しい方だと思います。できれば、俳句の都というのは全国1800の自治体でどこにでも俳句の文化があるわけではないので、俳句を通した市民との交流をしていただければと思っていますし、松山城や子規記念博物館にも行っていただきたいと思っています。
(質問)
市長としてはどのようにお迎えしたいか?
(市長)
できる限りのおもてなしをさせていただきたいと思っています。松山ならではのおもてなしができればと思っています。

【紅まどんなトップセールス】
(質問)
紅まどんなのトップセールスだが、市長は今回は大田市場にだけ行くのか?
(市長)
大田市場へ行って、また百貨店でもセールスをさせていただきます。
(農林水産課長)
百貨店の店長に入念なご説明をさせていただくようにしています。
(質問)
わざわざ自治体の市長が行って、トップセールスをするということをどう考えているか?
(市長)
自治体の長が行くからこそのインパクトがあると思います。大田市場には今回で8回目になります。大田市場では全国からの良いものが集まっていますので、全国の生産者の関係者の方がセールスを台の上に登って行いますが、毎回自治体の長が来ているわけではありません。自治体の長が来ていると、大田市場の長年、果物や野菜を見ている専門家が、最初は、松山市はどんなものを持って来たんだろうという感じだったのですが、もう8回目になりますので松山市長が持って来たものは間違いないという感じを受けていただけるようになりました。
生産者の方のおかげでもあるのですが、それだけのまつやま農林水産物ブランドを持っていっていますので、松山市長が行って生産者の苦労と工夫を伝えることによって、納得して高い値段を付けていただく、そして、消費者の方にも納得して買っていただける、というのはこれからの農業を考える上で非常に大事なのではないかと思っています。
やはり日本、愛媛、松山で生産するものは、高付加価値のものを販売していく、生産していくというのが大事だと思いますので、その一助になれればという思いで現地に行かせていただいて、もちろん朝早くからになりますが、生産者の苦労に報いたいという思いでさせていただいています。
短い時間にポイントをまとめて、そしてお伝えをするというのは、私の持ち味だと思いますので、これからも生産者のお役に立ちたいという思いで続けて行きたいと思っています。

【その他】
(質問)
フィリピンで台風30号による大変な被害がでているようだが、市として義援金を呼びかけたり、救援物資を送るなどの考えや検討をしているか?
(市長)
今の所は、まだです。
(質問)
松山市関連の企業などの被害報告は?
(産業経済部長)
今の所は聞いていません。

(質問)
香川県で、瀬戸内国際芸術祭が先週終了したが、非常に賑わったと聞いている。松山市も県と共同で「しまのわ」を実施するが、どこかその成功事例を取り入れることを考えているか?
(市長)
もちろんです。やはり、できるだけ情報収集をして、反映させていきたいという思いは強いです。おかげさまで平成22年度、前市長の中村時広さんの時に「しまはく」を実施しており、ノウハウができていますので、ノウハウ+他地域さんの良さも取り入れて、「しまのわ」を盛り上げていきたいと思っています。
島に多くの方々が来ていただくと、島の方々に、島に日が当たっていると、私たちのまちは捨てたものじゃないぞというように感じていただけますので、そういう機会を大事にしていきたいと思っています。

(質問)
維新の会からの要望書の中の俳句課の創設について考えは?
(市長)
ことばのちから担当課長を今年の4月に配置していますので、確かにファン・ロンパイ大統領が来られるように俳句はかなりヨーロッパにも広がっているなど俳句の側面はあるのですが、どう整合性をとっていくかこれから精査・検討するというところです。

(質問)
昨日、上人坂再生に向けて協議会が発足したが、その中で寄付金を広く募ることが発表されたことについての所感は?また、松山市で上人坂の保護再生に向けた計画があるのか?
(市長)
まず、私の思いですが、上人坂は、これからの松山の特に道後のまちづくりを考える上で大事な場所だと考えています。実際に正岡子規さんと夏目漱石さんが散策した場所でもあり、歴史から見ても一遍上人の生誕の地でもあり、道後にはなくてはならない場所だと思っています。地域が主体になって、まちづくりの運動が始まったというのは、大変ありがたいことだと思っています。行政と民間とそれぞれの役割がありますが、行政としてもできる限りの支援をしていきたいと思っています。
次に、計画については、昨日、協議会が立ち上がったところなので、その動きを見ながら、ということになると思います。

(質問)
先月、菅沢町の産廃処理場の問題で、検討部会で県に対しても支援を求めるという報告案がまとまっており、県の担当職員もそれには応じるという姿勢を示している。今後、審議会で市長に提出される可能性があると思うが、知事と直接話し合う場を設ける予定はあるか?
(市長)
現時点では最終答申をいただいていないので、審議会から答申を受けた後で、内容を確認して対応したいと考えています。

(質問)
小中学校への防犯カメラの件だが、その後の検討で何か進捗があるか?
(市長)
アンケートを実施すると聞いていましたが、その進捗は担当課からお答えします。
(学校教育課長)
9月議会終了後、教育委員会で防犯カメラの運営要項を作成しています。全学校長に意見を求めると共に、改めて防犯カメラの設置意向について確認をしているところです。また、学校を通じ、保護者アンケートも実施しています。その集計が11月末には整いますので、今後はそれらの結果を踏まえ、総合的に判断していきたいと考えています。
(質問)
そうすると、12月の補正予算の計上を見送るということか?
(学校教育課長)
それは間に合わない状況です。

(質問)
俳句課の件だが、俳句課というと対外的にわかりやすく、インパクトがあり、松山市のPRにもなると思うが、その一方でできたばかりのことばのちから担当がある。俳句課に移行する可能性もあるのか?
(市長)
もちろん検討するわけですから、可能性が0パーセントというわけではありませんが、今、頭に浮かぶのだけでも、ことばのちから担当は俳句甲子園や、この街でウェディンク、また、先日ありがたいことに日本グッドデザイン賞をいただいた路面電車、郊外電車、リムジンバスへのことばの掲示ですとか、さまざまなことばを切り口にした施策を展開していますので、もちろん、検討はしますが、今からどうしていくかというところです。確かにインパクトはあります。

(質問)
横谷埋立センターの改良工事について、委員会で継続審査になり、12月議会での議決は難しいように思うが、そうなると未処理水の問題や市民への生活への影響も考えられる。この点についてはどう考えるか?
(市長)
9月の委員会の閉会後からこれまで、事業の必要性であったり、緊急性であったり、委員からの質疑やご意見に対して、漏れなくお答えしてきたと聞いています。今回、継続審査になったことは市民の安全・安心を早急に図る上で大変残念な結果であると考えています。
先ほど、フィリピンの台風被害の話がありましたが、全国的に短時間に記録的な豪雨の発生が続いています。この工事の着手が遅れれば遅れるほど、貯留置の池から未処理の水が越流する可能性や危険性は高まります。未処理の水が越流した場合、下流の石手川の流域までの広い範囲に影響が及びますので、可能な限り早い時期の工事着工に向けて議会のご理解がいただけるよう、繰り返し、その必要性や緊急性について説明していきたいと思っています。
(質問)
一部議員の中では、説明が足りないという発言もあったが?
(市長)
これまで以上に、もっと丁寧な説明を心がけて、ご理解をいただくよう努力をしていきたいと思っています。

(質問)
防犯カメラの件に戻るが、12月補正予算への計上が見送りになることについて見解は?
(市長)
今、アンケートなどを実施していますので、それを見ながらと考えています。
(質問)
そのアンケートで否定的な意見が多ければ、最終的に計上しないという可能性もあるのか?
(市長)
アンケートの結果を見てからということになります。

(質問)
レッグ問題について、環境下水委員会で、第三者部会からは県と市の双方で等しい立場で対応を求めるという結果であったのだから、県にお願いするのではなく、県に責任を問うような強い態度に出てもいいのではないか、支援を勝ち取れというような声が上がったが、それについてどう考えるか?
(市長)
まだ、審議会から正式な答申をいただいていませんので、審議会からの正式な答申をいただいてから、検討、協議したいと考えています。
(質問)
前回審議会で、県からそれなりの額を用意しているという今までにない前向きな発言もあったようだが、それについては?
(市長)
松山市としては、支援をしてもらう立場です。市民の安全・安心を確保する上で愛媛県からの支援というのは非常にありがたいと感じています。

お問い合わせ

シティプロモーション推進課
〒790-8571 愛媛県松山市二番町四丁目7-2 本館3階
電話:089-948-6207
E-mail:city-promo@city.matsuyama.ehime.jp

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