有害鳥獣による被害の防止に向けた取り組みとメジロの飼養
更新日:2024年3月31日
有害鳥獣による被害の防止に向けた取り組み
松山市鳥獣被害防止計画
平成20年2月に「鳥獣による農林水産業等に係る被害の防止のための特別措置に関する法律」が施行され、松山市でも、鳥獣による農林水産業等への被害防止のための施策を総合的かつ効果的に推進し、農林水産業の発展等に寄与することを目的に、平成23年度に「松山市鳥獣被害防止計画(平成23年度から25年度まで)を策定しました。第2期計画(平成26年度から28年度まで)、第3期計画(平成29年度から31年度まで)を経て、第4期計画(令和2年度から4年度まで)の計画期間も満了したことから、新たに、第5期計画(令和5年度から7年度)を策定し、引き続き、鳥獣被害の防止に取り組みます。
松山市鳥獣被害防止計画(第5期計画:令和5年度~7年度)(PDF:420KB)
鳥獣被害防止総合対策交付金事業の評価報告(令和4年度報告)(ワード:78KB)
令和4年度鳥獣被害防止総合対策交付金に関する改善計画について(ワード:31KB)
有害鳥獣の捕獲
近年、イノシシやサル等の有害鳥獣による農作物被害が広域化し、市街地周辺にまで出没するようになりました。
イノシシやサルは、元々臆病な動物ですが、荒廃した里山の茂みが絶好の隠れ場所となり、居ついてしまっているようです。
荒廃した里山の雑草を刈り払い、見通しを良くし、隠れ場所を無くしましょう。また、野菜の残りかすや生ゴミをそのままにしておくことは、餌付けをしていることと同じですので注意しましょう。
イノシシやサルに限らず野生鳥獣による農作物被害で困っている地域で、市内の猟友会の協力により、捕獲を実施しています。
また、平成30年度からは、これまでのイノシシ、サル、シカ、カラスに加え、新たにハクビシンを有害鳥獣捕獲対象に加えるなど、捕獲推進による農作物被害の防止に取り組んでいます。
鳥獣名 | 平成30年度 | 令和元年度 | 令和2年度 | 令和3年度 | 令和4年度 |
---|---|---|---|---|---|
イノシシ | 2,010頭 | 2,076頭 | 3,066頭 | 2,582頭 | 3,831頭 |
サル | 63頭 | 77頭 | 87頭 | 124頭 | 170頭 |
シカ | 133頭 | 237頭 | 350頭 | 497頭 | 617頭 |
狩猟期間の延長
平成24年3月に愛媛県のイノシシ及びニホンジカ適正管理計画が策定されたことに伴い、イノシシ・ニホンジカに限って法令で定められている狩猟期間が「11月15日から翌年2月15日まで」から「11月1日から翌年3月15日まで」に延長されました。
※イノシシ・ニホンジカ以外の鳥獣の狩猟期間については、「11月15日から翌年2月15日まで」です。
狩猟期間以外に野生鳥獣を捕獲するには、松山市の許可が必要です。(※狩猟期間中であっても鳥獣保護区等に指定されている場合は、許可が必要)
鳥獣被害防止施設等資材購入費への補助
狩猟免許の新規取得への補助
モンキードッグによるサルの追い払い(モンキードッグ導入事業)
モンキードッグとは、サルによる農作物被害を防ぐため、サルの追い払いを目的として、専門の訓練所で訓練された犬のことで、現在、6頭が市のモンキードッグとして認定され、河野高山地区、北条粟井地区(2頭)、伊台地区、坂本地区、小野地区で、日々、被害防止のため、活動しています。
市では、現在、モンキードッグの飼い主を募集しています。
詳しくは、松山市農水振興課までお問合せください。
地域に寄り添った対策
松山市では、愛媛大学農学部と連携し、鳥獣被害のある集落を訪問し、地元農家等の声を聞きながら、地域に合った取組を提案、実施するなど、地域の実情に合わせた対策を進めています。
・イノシシ等、野生動物の生息調査や地元報告会、対策検討会の実施
・地元農家等が協力して設置する共同柵の整備と柵周囲の定期的な草刈りの実施
・集落独自の鳥獣対策の取組計画の作成と住民主体の取組を実施
以下、近年の取組事例
松山市 北条での環境整備(河野高山・大浦)(平成27~28年度)(PDF:1,124KB)
松山市 鳥獣に強い集落づくり支援モデル事業(平成29年度~令和元年度)(PDF:852KB)
メジロの飼養
メジロの捕獲禁止
愛玩飼養を目的とするメジロの捕獲は、これまで野鳥の中で唯一、許可によって認めていましたが、環境省が策定した「鳥獣の保護を図るための事業を実施するための基本的な指針」が平成23年9月に改正されたことにより、新たな捕獲が認められないため、平成24年4月から許可することができなくなりました。
これは、本来野鳥は自然のままで保護すべきものであることや、許可が乱獲・密猟を助長する可能性もあること等の許可基準についての考え方を踏まえ、メジロについても愛玩のための飼養を目的とする捕獲を認めないこととしたためです。
市民の皆様のご理解とご協力をお願いします。
メジロの飼養登録
現在、松山市でメジロを飼養登録している方は、1世帯につき1羽に限り飼養を認めていますが、登録期間が終了するまでに更新手続きをすることにより、引き続き飼養できます。(※愛玩のための飼養登録有効期間は、1年間です。)
なお、引き続き飼養する方は、飼養登録期間が終了するまでに農水振興課で更新手続きをお済ませください。
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お問い合わせ
農林水産振興課
〒790-8571 愛媛県二番町四丁目7-2 本館8階
電話:089-948-6567