ハチミツを1歳未満の乳児に与えないようにしましょう

更新日:2017年4月13日

お知らせ

 今般、東京都において、乳児に対し離乳食としてジュースにハチミツを混ぜて与えたことによる乳児ボツリヌス症による死亡事案が発生しました。

 ボツリヌス菌は、土壌中などに広く存在している細菌です。食品などを介して口から体内にはいると大人の腸内ではボツリヌス菌が腸内細菌との競争に負けてしまうため、通常なにも起こりません。
 一方、赤ちゃんの場合、まだ腸内環境が整っておらず、ボツリヌス菌が腸内で増えて毒素を出すため、「乳児ボツリヌス症」を引き起こすことがあります。
 ほとんどの場合、適切な治療により治癒しますが、まれに亡くなることがあります。

 一般的に、ハチミツは包装前に加熱処理を行わないため、ボツリヌス菌が混入していることがあります。
 1歳未満の乳児にハチミツやハチミツ入りの飲料・お菓子などの食品を与えないようにしましょう。

赤ちゃんのお母さん・お父さんやお世話をする方へ

  1. 1歳未満の赤ちゃんがハチミツを食べることによって乳児ボツリヌス症にかかることがあります。
  2. ハチミツは1歳未満の赤ちゃんにリスクが高い食品です。
  3. ボツリヌス菌は熱に強いので、通常の加熱や調理では死にません。1歳未満の赤ちゃんにハチミツやハチミツ入りの飲料・お菓子などの食品は与えないようにしましょう。

食品事業者の方へ

 ハチミツおよびハチミツを含む食品は「1歳未満の乳児には与えないでください。」という情報を、表示などにより消費者に分かりやすく提供するようお願いします。

その他

 1歳以上の方にとっては、ハチミツはリスクの高い食品ではありません。

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お問い合わせ

衛生検査課
・食品衛生に関すること
〒790-0813 愛媛県松山市萱町六丁目30-5 松山市保健所消防合同庁舎 1階
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ファクス:089-923-6627
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