松山市総合交通戦略

　本市を含む広域的な都市圏の交通計画は、昭和54年に「松山広域都市圏総合交通都市交通体系調査（パーソントリップ調査）」が実施され、西暦2000年を目標とする都市交通のマスタープランが策定され、この計画に基づき、都市交通網の骨格が形成されてきました。
　また、平成13年には「松山まちづくり交通計画」を策定し、これまでの自動車交通の過度な依存から脱却し、市街地中心部において自動車交通と公共交通の適切な役割分担の下、徒歩や自転車との連携を図った、新たな交通施策の基本方向が提案され、現在、松山外環状道路やJR松山駅付近連続立体交差事業などの整備が進められています。
　しかしながら、急速に変化する社会・都市環境に対して、従来の予定調和的な交通計画による施策展開ではなく、都市の特徴を活かした“戦略的な”都市像を形成していくためには、施策の「選択と集中」と「複合的な展開」が不可欠であることから、将来の総合的な都市交通のあり方や具体的な計画を盛り込んだ新たな計画（松山市総合交通戦略）を、平成22年8月に策定しました。