令和4年新春特別展「子規、四季を楽しむ―仲間とともに―」を開催します

更新日:2021年12月17日

発表内容

目的

 変化に富む日本の四季は、さまざまな表情を見せます。子規は、春夏秋冬それぞれの季節で姿を変える自然や風物に親しみ、旬の食べ物を味わうなど、四季を心から楽しみました。
 体が元気で何事にも行動的だった青少年期の子規は、春には花見をし、夏には旅に出掛け、秋には紅葉狩りに行き、冬には雪の名所を訪れるなど、ある時は一人で、またある時は仲間たちとともに外の世界に出て、四季折々の楽しみを満喫しています。
 晩年に病気のためほとんど外出が叶わなくなってからは、東京根岸の自宅・子規庵の庭の草花から四季を感じ取るのが、子規の何よりの楽しみになります。また、病床の子規のもとには門人や友人らから鉢植えや旬の味覚といった、季節を味わい楽しめるものも数多く持ち込まれています。こうした仲間たちの心遣いも、子規が季節を楽しむうえでかけがえのないものでした。
 子規は鋭い感性でそれぞれの季節を捉え、湧き上がるさまざまな感情を俳句や短歌、紀行文や随筆などの文学作品、また写生画などの絵画作品に結実させていきました。生きることと文学活動が強く結びついていた子規にとって、四季を楽しむことで得られる感覚や感情なくしてその多彩な文学作品は誕生しなかったと言えます。
 今回の特別展では、子規と四季のつながりにスポットを当て、それぞれの季節を題材にした俳句や短歌、文章、絵画作品など、季節との関わりを物語る資料を展示し、四季を楽しみながら生きた子規の姿を紹介します。

会期

令和3年12月25日(土曜日)から令和4年1月31日(月曜日)まで
【休館日】 令和3年12月28日、令和4年1月4日、11日、18日、25日 ※いずれも火曜日
【開館時間】 午前9時から午後5時まで ※展示室入場は午後4時30分まで

会場

松山市立子規記念博物館 3階特別展示室

観覧料

個人200円、団体160円、65歳以上100円、小中高校生 無料
※常設展とセットで特別展の観覧券を購入する場合は、特別展の観覧料は2割引です。
※子規博友の会会員が特別展の観覧券を購入する場合、特別展の観覧料は2割引です。

学芸員のギャラリートークと関連講座

【ギャラリートーク】
日時:令和4年1月8日(土曜日)、1月22日(土曜日)
    午前10時30分から午前11時20分まで
場所:3階特別展示室 ※聴講には特別展の観覧券が必要です。

【関連講座】
演題:「子規、季節の中で」
日時:令和4年1月29日(土曜日) 午前10時30分から正午まで
場所:1階視聴覚室 ※聴講無料です。

※ギャラリートーク、関連講座は、新型コロナウイルス感染症の状況で、変更する場合があります。

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お問い合わせ

子規記念博物館
松山市道後公園1-30
館長:芳野 昌宏
担当執行リーダー:平岡 瑛二
電話:089-931-5566
E-mail:sikihaku@city.matsuyama.ehime.jp

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2021年12月

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