学校給食での食物アレルギー症状発症事案についてお知らせします
更新日:2025年6月28日
発表内容
概要
市内の小学校で提供した給食で、食物アレルギー対応が必要な児童に、誤ってアレルギー食材を提供し、食物アレルギー症状を発症する事案がありました。
経緯
令和7年6月3日(火曜日)の給食の時間に、市立小学校の児童が、垣生学校給食共同調理場の提供した給食を食べている途中で、舌の違和感と腹痛があり、保健室で休ませながら、抗アレルギー頓服薬を使用しました。症状に改善が見られなかったため、エピペンを使用し、病院へ救急搬送され、その日の夕方には症状が落ち着き、自宅に戻ることができ、翌日から登校しています。
保護者には、当日、調理場所長と学校長が謝罪し、保護者からは発生原因の究明と再発防止策の提示が求められたため、6月4日(水曜日)に、保健体育課が調理場に聞き取りを行い、原因と再発防止策を協議し、6月17日(火曜日)に、保護者に説明しています。
原因
児童は、複数の食物アレルギーを持っており、当日、提供された給食のうち、キャロットスープのルーにアレルギー対応となる小麦が含まれていたことによる誤食です。本来は調理場で除去食対応すべきところ、アレルギー除去食を管理するシステムに、栄養教諭等による児童の食物アレルギー情報を入力する際、漏れがあり、その後の担当者間のチェックでも、入力漏れに気付かなかったため、調理場への除去食調理のための指示書に誤りが生じ、学校にも正しい除去食の情報が伝わらず、誤食に至ったものです。
再発防止策
アレルギー情報の入力と確認作業を行う際は、「入力する担当者を決めて、作業に集中すること」、「確認作業は、複数名で読み合わせにより実施すること」を徹底しました。また、合わせて、「確認作業を栄養教諭だけに任せるのではなく、調理業務を行う委託事業者側にも、アレルギー対応が必要な児童生徒の献立に誤りがないか、情報の確認を行なう」ようにしました。
お問い合わせ
保健体育課
〒790-0003 松山市三番町六丁目6-1 第4別館2階
課長:中村 尚志
担当執行リーダー:三好 裕樹
電話:089-948-6812
E-mail:kyhotai@city.matsuyama.ehime.jp
