全世代型防災教育を松山市と進める、愛媛大学防災情報研究センター特命教授 矢田部 龍一 氏が令和4年防災功労者防災担当大臣表彰を受賞しました

更新日:2022年9月13日

発表内容

表彰内容

 愛媛大学防災情報研究センター特命教授 矢田部 龍一 氏が、令和4年防災功労者防災担当大臣表彰を受賞しました。特に令和元年度から、松山市と全国で初めて「全世代型防災教育」を開始し、全国モデルとして発信されるなどの功績が高く評価されました。
 これまで大学生防災士のNPO団体「防災リーダークラブ」を結成するほか、「全世代型防災教育」で、産官学民が連携して小学生から高齢者まで切れ目なく防災教育を実施しています。防災士養成講座を開講し、小学校5年生から高校生までが参加する「ジュニア防災リーダークラブ」を発足するなど、長年防災で人づくりをしてきました。こうした活動は地域や学校、企業を巻き込み大きく広がり、多様な視点を持つ人を育成し、世代を超えて交流して地域を活性化するなど、防災にとどまらずさまざまな効果も表れています。

発表日

令和4年9月13日(火曜日)

内容

【賞名】  令和4年防災功労者防災担当大臣表彰
【受賞者】 愛媛大学防災情報研究センター特命教授 矢田部 龍一(やたべ りゅういち)

表彰式

【日時】  令和4年9月15日(木曜日) 13時30分~14時
【場所】  中央合同庁舎第8号館 1階講堂(東京都千代田区永田町1-6-1)
【出席者】 内閣府特命担当大臣(防災担当) 谷 公一、受賞者 8個人、18団体

防災功労者防災担当大臣表彰

日頃から防災に関し、防災思想の普及や防災体制の整備に尽力し、または、災害時の防災活動に顕著な功績のあった個人や団体を防災担当大臣が表彰します。

松山市と連携した活動

●全世代型防災教育
平成26年から愛媛大学と連携し、地域住民や大学生の防災士を養成するなど、地域防災を担う人材を育成しています。平成30年7月豪雨をきっかけに、全ての市民に防災教育を行い、さまざまな世代や職域に防災リーダーを育成するため、令和元年5月に、産官学民が連携し「全世代型防災教育プログラム」を開始しました。
令和4年度からは、新しく「松山逃げ遅れゼロプロジェクト」を始め、学校や地域、施設を中心に、広くマイ・タイムラインの普及を目指します。

●NPO団体防災リーダークラブ
平成27年に大学生の防災士で「愛媛大学防災リーダークラブ」を結成し、10月から他大学の学生も参加し、NPO団体防災リーダークラブとし、地域や学校など多くの場所で防災教育を行ってきました。その知識と技術を活かし、熊本地震や平成30年7月豪雨などの被災地で、積極的にボランティア活動を行っています。地域住民や若い世代の防災力を高め、大学生自身も経験を積み成長しています。コロナ禍では、YouTubeで防災動画を配信するなど、継続して情報を発信しています。

●ジュニア防災リーダークラブ
小学校5年生から高校生で結成し、防災まち歩きや防災デイキャンプなどで、防災に必要な知識と技術を学んでいます。
活動で、「考え、振り返り、またやってみる」という主体的な意識が育まれるほか、地元松山を知ってもらい、ふるさとへの愛着を高めています。
これからの若い世代をけん引する「防災リーダー」として活躍が期待されます。

お問い合わせ

防災・危機管理課
松山市二番町四丁目7-2 本館5階
市民防災担当課長:芝 大輔
担当執行リーダー:大原 慎二
電話:089-948-6795
E-mail:kikikanri@city.matsuyama.ehime.jp

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