中島総合文化センターの北欧デザイナーズ家具マップと家具別デザイナー・ブランド紹介資料を公開します

更新日:2022年5月26日

発表内容

目的

 中島総合文化センターは、瀬戸内海に浮かぶ忽那諸島最大の島、中島にあります。平成12年に完成した複合文化施設で、八角形の斬新なデザインのホールをはじめ、吹き抜けで連なる解放感あふれる図書館や展示室などがあり、デザイン、機能性、サイン、家具に至るまでトータルコーディネートされています。
 中島総合文化センターの魅力の一つ、北欧デザイナーズ家具の館内配置マップと家具別デザイナー紹介資料を公開し、中島に来島してもらうきっかけにします。

公開日

令和4年5月27日(金曜日)

公開場所

松山市ホームページ 中島総合文化センター

内容

●北欧デザイナーズ家具マップ
 中島総合文化センター内のどこに北欧デザイナーズ家具があるかまとめた見取り図です。
●家具別デザイナー・ブランド紹介資料
 家具の写真と解説のほか、デザイナーやブランドを紹介しています。

館内の北欧デザイナーズ家具

●PK22(ポール・ケアホルム・コレクション1956)
 デンマークのデザイナー、ポール・ケアホルムが1956年に発表したラウンジチェアの名作。1957年にミラノ・トリエンナーレでグランプリを受賞したケアホルムの代表作で、派手な装飾を一切省いたシンプルなデザインと真横から見ると線画のようなシャープなフォルムが特徴です。
 広い座面と傾斜のある背もたれが心地よい座り心地を生み出し、ポール・ケアホルムの作品の中で最も人気があります。世界で長く愛され続けており、パリの国立図書館や東京の国立新美術館にも置かれています。

●スクエアテーブル(フローレンス・ノル・コレクション)
 モダンデザインの中で最も影響力のある人物と言われ、オフィス空間に革命をもたらしたフローレンス・ノルがデザインしたコレクション。
 近代建築を象徴する直線的で精緻なデザインは非常にシンプルでありながら、優雅さと気品に満ちておりKnollの思想を凝縮した逸品です。

●パスティルチェア(エーロ・アールニオ1967)

 "甘く小さなお菓子"からアイデアを得た、パスティル=錠剤という名の愛らしいラウンジチェア。1968年にアメリカのインターナショナル・デザインアワードを受賞したエーロ・アールニオ作品の中で最も良く知られた名作です。チェアはたった2つのパーツでできており、底面は少し丸みがつけられロッキングが楽しめます。低めのシートに座ると安心感とリラックスが得られ、屋内でも屋外でも使えます。短い夏と長い冬を有意義に過ごす北欧らしい発想から生まれたプロダクトと言えます。彼の作品はロンドンのVictoria&Albert Museum、ニューヨークのMoMA、ドイツのVitra Design Museumなど著名な美術館の所蔵コレクションとして名を連ねています。

●B403 スパンレッグ・スーパー円テーブル(1968)
 ピート・ハイン、ブルーノ・マットソン、アルネ・ヤコブセンという3人の鬼才が生み出したフィリッツ・ハンセンの名コレクション。
 ピート・ハインが考案した正円でなく、正方形の角を取ったフォルムの天板「スーパー円」にレッグはブルーノ・マットソンのデザインで、取り外し可能な美しいSPANLEGSが最大の特徴です。洗練されたデザインと機能が両立した名作テーブルです。
 

●A602 4スターベース・スーパー円テーブル(1968)
 ピート・ハインが考案した正円でなく、正方形の角を取ったフォルムの天板「スーパー円」に、アルネ・ヤコブセンがデザインした4スターベースが付いたモダンな雰囲気のテーブル。並べる椅子もセブンチェアやアントチェアなどと相性抜群で、世界中で愛されるロングセラーテーブルです。
●ANТ(アリンコチェア3101) (アルネ・ヤコブセン1952)
 デンマークの家具ブランド、フリッツ・ハンセンを代表する名作。ミニマルでスレンダーなフォームでありながら、極めて座り心地の良いチェア。製作された当初、先進的なデザインに懐疑的な声があり、アルネ・ヤコブセンは売れ残った椅子を自分が全て買い取ることを約束し製造が続けられました。結果、数百万脚が売れ、その真価を証明し、名作の地位を獲得しました。

●SERIES7(セブンチェア3107)
 (アルネ・ヤコブセン1955)
 フリッツ・ハンセンを代表する作品であり、家具の歴史でアイコン的存在の椅子です。セブンチェアのアイコニックなシェイプは、アルネ・ヤコブセンがスチーム成型合板の可能性を探る中で誕生しました。フリッツ・ハンセン社史上、最高の販売数を記録したベストセラーです。

●8000 SERIESキッズテーブルとチェア
 (ルッド&ジョニー1980)
 厳選された北欧産の木材に加えシンプルなチールが効果的に使用され、熟練した技術を持つ職人の手で一品一品が丁寧に仕上げられています。
 子ども用のテーブルとチェアセットは、全体に温もりと愛らしさを感じさせるデザインで、長く愛され続けている名品の香りが漂います。

●チューリップ・アームレスチェア
 (サーリネン・コレクション1956)
●ラウンド・サイド・テーブル
 (サーリネン・コレクション1957)
 エーロ・サーリネンは5年の研究を経て、一本脚で自立するデザインが特徴のペデスタル・コレクションを発表しました。1本で凛として立つ脚と、花弁のような曲線を描くシェルのフォルムが1輪の花のように見えることから、チューリップ・チェアと名付けられました。
 優雅なデザインは異なる素材(シェル部分はFRP、脚部はアルミダイキャスト)を融合させて実現しています。Knollのシンボルであり、ミッドセンチュリー家具の代表です。また、テーブルは足元の混乱を解決する、シンプルな一本脚のデザインです。チューリップ・チェアとの組み合わせで、サーリネンのペデスタルシリーズの世界が際立ちます。

●BLITZ/TUNE CHAIR(ブリッツ/チューン・チェアー)(川上元美1982)

 日本を代表するプロダクトデザイナー、川上元美の初期の代表作、BLITZフォールディングチェアー。1977年のAIA(アメリカ建築家協会)主催の国際チェアコンペティションで一席になりました。無駄な装飾を一切省いたシンプルなデザインでフォールディングチェアとは思えない優れたデザインとスタイリングは他に類を見ません。インテグラルフォームというラバーに近い特殊素材を使い、革新性、機能性、デザイン性はもちろん、広い座面とショートアームで叶えられる座り心地も格別です。カッシーナ・イクスシーブランドの稀少な廃盤プロダクトで、ユーズド製品の人気も衰えません。

●Firenzeフィレンツェ/ウォールクロック
 カスティリオーニとピエール・ジャコモが、1965年フィレンツェで開催された「人が住む家」展に出展したものを、1996年にALESSI(アレッシー)が復刻し商品化しました。
 余計な枠や風防ガラスがなく、文字盤と針のみで構成されています。その佇まいはフィレンツェの町並みを連想させ、極めて品の良いデザインが目を引きます。

松山市中島総合文化センター

【住所】〒791-4501 愛媛県松山市中島大浦2962
【開館時間】午前9時から午後6時まで ※土曜日、日曜日、祝日は午後5時まで
【休館日】 毎週月曜日 ※祝日の場合は直後の平日、年末年始、その他臨時休館日
【電話番号】089-997-1181
【アクセス】
  三津浜港からフェリーで約75分
  高浜港からフェリーで約60分
  高速艇直行便で約25分(他島経由便で約40分)
  大浦港で下船後、徒歩5分

紹介ホームページへのリンク ※令和4年5月27日(金曜日)公開 (http://www.city.matsuyama.ehime.jp/shisetsu/bunka/bunkacenter/nakabunkagu.html)

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お問い合わせ

中島総合文化センター(教育委員会事務局 地域学習振興課)
〒791-4501 愛媛県松山市中島大浦2962
所長:芳野 裕成
電話:089-997-1181
E-mail:nakajimasougou@city.matsuyama.ehime.jp

総合政策部
副部長:高岡 伸夫
電話:089-911-1849

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