特許「挿(さ)し穂又は接(つ)ぎ穂の製造方法(特許第5804611号)」を活用した共同研究を国立大学法人愛媛大学と開始します

更新日:2016年3月25日

発表内容

目的

 松山市が取得した特許「挿し穂又は接ぎ穂の製造方法(特許第5804611号)」の実用化に向け、特許技術を活用した挿し木苗の大量生産方法を確立するため、植物の増殖などに造詣の深い国立大学法人愛媛大学農学部助教 大橋 広明氏と松山市(農業指導センター)が共同研究を行います。
 共同研究で、大量生産の方法や難発根植物の増殖に展望が開ければ、有望品種などの種苗育成に活用し、品質の安定した種苗を供給することができるようになり、企業提携や本市の農業生産力の向上が期待できます。

研究テーマ

「挿し穂」の発根率向上に関する実用化試験

研究目的

特許を活用した、生産現場での挿し穂の大量処理方法の確立

研究内容

さまざまな条件下で試験を行い、根ができる確率を高めるための減圧浸透処理条件を把握し、「挿し穂」の大量処理技術を確立します。

対応研究者

国立大学法人愛媛大学農学部 蔬菜(そさい)花卉(かき)研究室 助教 大橋 広明 氏
植物組織培養を組み合わせ、花や野菜などの園芸植物について増殖・栽培・育種などに関する研究を行っている。現在は野生植物の園芸利用を中心とされている。
(取材対応先)
国立大学法人 愛媛大学 農学部事務課総務チーム サブリーダー 片山 晴美
TEL089-946-9803 FAX089-977-4364

研究期間

平成28年3月28日(契約締結予定日)から平成29年3月31日

特許の内容

特許第5804611号「さし穂又は接ぎ穂の製造方法」
挿し木の「挿し穂」または接ぎ木の「接ぎ穂」に、スポイトなどを使って強制的に発根促進剤等を組織に吸収させる処理を行い、「挿し穂」や「接ぎ穂」の発根率や接ぎ木率を高める技術。
※「発根促進剤」・・・植物の成長を促すホルモン(オーキシン)またはその前段階の物質を主成分とする薬剤。挿し木する前に「挿し穂」の切断面に付けると、発根が促進される。

お問い合わせ

課名 農林水産課(農業指導センター)
所在地 松山市北梅本町甲1314番地
課長:中田忠徳
担当執行リーダー:柴 竜己
電話:089-976-1199
E-mail:ngsidoc@city.matsuyama.ehime.jp

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2016年3月

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