マツトショ通信(第10号)最終回 「まだまだあるよ!あなたの知らない図書館」

更新日:2021年5月31日

概要

 図書館に足を運ぶことなく休館中の図書館の様子を知ってもらうため、「マツトショ(松図書)通信」を発信します。
 図書館の案内役キャラクター「坊っちゃん・マドンナ」が、図書館の色々な場所や普段は見られない図書館の裏側の様子などを画像を交えてわかりやすくリポートします。

第10号

こんにちは!いよいよ、マツトショ通信は、今回でおしまいです。この10号では、マツトショ通信1~9号で紹介しきれなかったところを、すみずみまでご紹介しますね。それでは、気合入れていっきま~す!

9号でご紹介したAVコーナー以外に、中央図書館2階には2つのコーナーがあります。
まず1つ目が「障がい者図書コーナー」です。視力に障がいのある方向けの資料が中心で、点字資料や録音図書などがあります。

障がい者図書コーナーにおいてあるのは、新しく図書館に入ってきた資料で、実は地下1階の書庫にもたくさんの点字図書・録音資料があります。

これが点字図書です。この丸いのが点字で、さわるとでこぼこしています。

マドンナ「あら?布でできてる本があるわよ。」
坊っちゃん「これは布絵本という、手でさわって楽しむ本なんだって。」
マドンナ「文字が書いてないから、おはなしを自由に作ることができるのね。」
坊っちゃん「それに、絵の一部がとりはずしできるようにもなってるよ!おもしろそう!」

坊っちゃん「上に持ち手がついていてバッグの形をしている布絵本もあるよ!ファスナーであけて見るんだね。」

坊っちゃん「LL(えるえる)ブックと書いてある本がある。なんだろう?」
マドンナ「LLっていうのは、“やさしく読める”という意味のスウェーデン語“レットレースト”を省りゃくした言葉で、本の内容を理解することが苦手な人たちのために、工夫して作られているのよ。」
坊っちゃん「へええ、そうなんだ。だから、本の内容が、絵文字やわかりやすい言葉で書かれていたり、写真だけだったりしてるんだね。」

2つ目は「レファレンス室」です。「レファレンス」とは、調べるという意味で、その名のとおり、“○○について知りたい”という方のお手伝いをするコーナーです。
坊っちゃん「おお、すごい!住宅地図や新聞、事典や辞書がたくさんあるね。」
マドンナ「ここは、調べものをするための資料を集めてるのよ。どんなものがあるか見てみましょう。」

坊っちゃん「うわっ!こげ茶色の背表紙の本がズラッとならんでるね。」
マドンナ「ふふふ。これは『現行日本法規(げんこうにほんほうき)』と言って、日本の国が出してる様々な法律が収録されているんだって。そして、これは正確には本じゃないのよ。」
坊っちゃん「あっ!ホントだ。これ、ひもでとじられてる!」
マドンナ「法律が改正されたら、新しい内容がのってるページだけ取りかえるんだって。」

マドンナ「カラフルな色のついた本がいっぱいあるわ。」
坊っちゃん「新聞の縮刷版(しゅくさつばん)だね。一ケ月分の新聞紙面をまとめて本の形にしたものなんだよ。中央図書館では5つの新聞の縮刷版を入れてるんだって。」
マドンナ「なるほど。昔の新聞記事がすぐに調べられるのね。」

マドンナ「郷土資料(きょうどしりょう)が集められているたながあるわ。郷土資料というのは、松山市や愛媛県についての本のことなの。」
坊っちゃん「おお!道後や八坂、番町とか、松山市でも、さらに地区ごとについて書かれた本があるよ。すごいなあ。」

マドンナ「ここは電話帳のコーナーね。」
坊っちゃん「日本全国の電話帳がある!かべ一面にそったたな全部が電話帳って、はくりょくがあるなあ。」
マドンナ「愛媛県の電話帳は、よく利用されるから、カウンターにおいてあるそうよ。」

坊っちゃん「あっ、松山市の古い住宅地図がある。」
マドンナ「中央図書館で一番古い松山市の住宅地図は、昭和41年。今から・・・何と55年前なんだ!」
坊っちゃん「松山市が出してる「広報まつやま」の縮刷版もあるよ!第1巻には昭和23年10月分からが収ろくされてるね。このころは、毎月1回の発行だったんだ。」
マドンナ「昔の様子を知ることができて面白いわね。」

そして3つ目。
坊っちゃん「ねえねえ、この小さな扉って何だろう?」
マドンナ「こんな扉、ふだん、見たことないわね。大人だったら、かがまないと入れないわ。」
坊っちゃん・マドンナ「よし!入っちゃえ!!」

坊っちゃん・マドンナ「うわあ!これ何?通路がずっと続いてる!!」

2人ともびっくりしてますね。実は、ここ、2階の西と南の窓部分なんです。いわゆる「キャットウォーク」という施設を管理するための通路です。メンテナンスなどで業者さんが入る以外は、ほとんど人が入ることはありません。まさに、図書館の秘密中の秘密部分!

下に、文庫や雑誌コーナーが見えます。

ぐるっと回って、ここは南側の窓部分です。上に見えているのは、2階のAVコーナーです。

4つ目は、屋上です!図書館職員でもめったに行くことがない場所です。この、上が丸いぼこぼこした部分がトップライトです。ここから1階に明りとりをしています。

坊っちゃん「あれっ!?こっちに、大きな扇風機がいっぱいあるよ!」
マドンナ「これは、図書館の空調の機械なんだって。今は冷房が入ってないけど空気の換気をしてるのよ。」
坊っちゃん「そうかあ。それで、図書館の中の空気の入れ替えをしてるんだね。窓を開けなくても、きれいな空気になってるんだ。安心して図書館を利用できるね。」

いかがでしたでしょうか。
それではマツトショ通信はこれで終わりです。1~10号までご覧いただき、ありがとうございました。機会がありましたら、またどこかでお会いしましょう!

お問い合わせ

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