くすりの適正使用

更新日:2023年5月18日

出前講座「くすりと健康」

出前講座「くすりと健康」
内容

くすりと健康を中心に、大切な自分を守ることについて説明します。
  健康を取り巻く環境 身近なくすり セルフメディケーション

 薬物動態 くすりのルール かかりつけ薬剤師(薬局) お薬手帳

  医薬品副作用救済制度 その他(危険ドラッグなど社会問題)など 

対象者 市民全般(概ね10人以上)
会場 会場は、申込者に準備いただきます。
申込方法

松山市保健所 医事薬事課 医薬指導担当
(電話:089-911-1805 ファクス:089-923-6618)へご連絡ください。

なお、開催希望日の2週間前までに申込み願います。
(担当者が調整を行い、日時など決定させていただきます。)
その他 職員への謝礼、交通費は不要です。

医薬分業とは

病院や診療所で医師の診察を受けた際、薬の種類や量などが記載された「処方箋」をもらいます。この処方箋を保険薬局にもっていくと、薬剤師が薬の量や飲み合わせ等を確認のうえ、調剤します。患者さんには、処方箋と引き換えに、お薬が渡されます。
このように、医と薬の専門家である「医師と薬剤師」が相互に確認し、患者さん1人1人に応じた、お薬の効き目や安全性を一層高め、より良い医療を提供するシステムが医薬分業です。専門性を活かしたチーム医療といえるでしょう。

本市では、より良い医療を提供するため、医薬分業の推進に努めております。
愛媛県全体の分業率(医療機関でなく、薬局で調剤される処方箋の割合)は上昇傾向にあるものの、まだ全国平均を下回っている状況です。

かりつけ薬局を持ちましょう。

調剤してもらう薬局は、患者さんが自由に選ぶことができます。安心して相談できる薬局を、あなたの「かかりつけ薬局」に決めましょう。
複数の医療機関からもらう処方箋を、特定の「かかりつけ薬局」にもっていくと、薬剤師が、薬の飲み合わせや量、重複投与などチェックし、服薬指導を受けることができます。また、「お薬手帳」などの活用で、服用しているお薬に関する情報を、分かりやすく受け取ることができます。
薬だけでなく、広く健康に関する相談等に応じていただけますので、「かかりつけ薬局」を上手に活用してください。

お薬手帳、活用していますか?

お薬手帳とは、患者さんのお薬に関する情報について、身近で、そして継続的に管理することができる手帳のことです。過去のお薬の服用履歴等が分かるだけでなく、現在、服用等されているお薬の名前や用法用量、患者さんの健康管理に関する情報を把握することができます。
「お薬手帳」は、あなたの「かかりつけ薬局」で手に入れることができます。遠慮なく薬剤師に相談しましょう。
病院や診療所、薬局において、お薬手帳を提示することが大切です。常に、お薬手帳を活用することで、お薬の飲み合わせや重複投与の有無など、医療従事者が円滑にチェックすることができます。また、市販のお薬に関する情報や体調の変化等も記載しておくといいでしょう。
このように、お薬手帳を、あなたに身近な健康手帳として、活用しましょう。

知っておきたい薬の正しい飲み方

  1. 添付文書(能書)などを必ず読みましょう。

添付文書(能書)などには、用法・用量、効能・効果のほか、使用上の注意、副作用などが記載してあります。必ずよく読んでから使用する習慣を身につけ、読んだ後も大切に保管しておきましょう。

  1. 用法・用量を守りましょう。

薬の作用は、使用量と深い関係にあります。決められた量以下では作用が現れないし、決められた量以上では体に好ましくない反応(副作用)を生ずるおそれがあります。定められたとおりの用法・用量を守りましょう。

  1. 服用時間を守りましょう。

薬は、それぞれ定められた時間に飲まないと効果がなかったり、副作用を生じることがあります。

薬の服用についての指示のうち、食前、食後、食間とは次のことをいいます。

  • 食前: 胃の中に食べ物が入っていないとき(食前1時間~30分)
  • 食後: 胃の中に食べ物が入っているとき(食後30分以内)
  • 食間: 食事と食事の間のことで、たとえば朝食と昼食の間。食事中に服用するということではありません。
  • 頓服:痛み、熱など、症状のあるとき

定められたとおりの服用時間を守りましょう。

  1. 服用時の注意を守りましょう。

副作用の発生を防いだり、薬の効果を正しく発揮させるために多種多様の剤形があります。錠剤、カプセル剤などを服用するときは、次のような注意を守りましょう。

  • 錠剤、カプセル剤: 胃では溶けず、腸ではじめて溶けて効くようにつくられたものがあります。むやみに噛んだりつぶし たりしてはいけません。乳幼児には原則として使用してはいけません。
  • 液剤:主成分が沈んでいたりしますので、よく振ってから飲みましょう。薬を汚染する原因となりますので、瓶に直接口を つけたり、飲むときに使ったスプーンを薬の入った容器に入れてはいけません。また、目薬の容器の口を直接目につけてはいけません。
  1. 薬の飲み合わせ(相互作用)に注意しましょう。

複数の薬の飲み合わせによって、お互いの作用が弱くなったり、強くなったりして期待する効果が得られないことがあります。また、思わぬ副作用が現れたり、正確な診断の妨げになることがあります。特に医師の指示で薬を使用しているときには、医師の了解を得ないで他の薬を使用してはいけません。

  1. 高齢者の薬の使用は特に注意しましょう。

高齢者は、血圧の薬や心臓の薬など、多くの薬を併用することが多くなり、使用期間も長くなりがちです。また、肝臓、腎臓などの働きが弱くなっているため、薬の作用が強く出過ぎたり、思わぬ副作用が出ることがありますので、医師・薬剤師などの専門家から十分服薬指導を受けて、正しく使いましょう。

  1. 薬は正しく保管しましょう。

子供の誤飲事故を防ぐために、子供の手の届かないところに保管しましょう。また、薬は湿気、光、熱などに弱いので、直射日光のあたらない涼しい場所で保管しましょう。容器の詰替えは、内容や使い方がわからなくなり誤用や事故のもととなるのでやめましょう。

  1. 古い薬の使用はやめましょう。

有効期限の切れた薬は処分しましょう。

医療機関で処方された薬は、そのときに使い切るのが基本ですが、残ってしまった場合は使用期限にかかわらず処分しましょう。似たような症状があらわれた際に自分の判断で使用するのは危険です。

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お問い合わせ

医事薬事課
〒790-0813 愛媛県松山市萱町六丁目30-5 松山市保健所 2階
電話:089-911-1805
FAX:089-923-6618
E-mail:ijiyakuji@city.matsuyama.ehime.jp

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