無承認無許可医薬品関連

更新日:2024年7月30日

無承認無許可医薬品情報

医薬品と健康食品との違い

医薬品とは人の疾病の診断、治療又は予防に使用されるもので、国内で販売されているものについてはその有効性、安全性などが確保されています。
一方、健康食品はあくまでも食品であり、医薬品のように疾病の診断、治療又は予防を期待するものではありません。
また、最近問題になっているダイエット用健康食品のように、医薬品成分が含まれていたり、医薬品のような効能効果をうたっている健康食品は無承認無許可医薬品とみなされ医薬品医療機器等法違反となります。

無承認無許可医薬品の危険性

無承認無許可医薬品は、医薬品医療機器等法に基づく品質・有効性・安全性の確認がされていないうえ、検出された医薬品成分の含有量は、必ずしも均一でなく、一度に摂取すると健康被害を生じる恐れがある量が含まれている場合があります。
また、不衛生な場所や方法で製造された恐れがあり、有害な成分や不純物等が含まれている可能性が否定できません。社会問題になっている『危険ドラッグ』などの事件・事故や薬物乱用につながる場合もあり、大変危険です。

健康食品等の個人輸入について

近年、国民の健康意識の高まりやインターネットの普及等に伴い、健康食品や医薬品を個人輸入するケースが増加しています。
目的の品物が簡単に手に入るメリットはありますが、その商品について何らかの問題が生じた場合や仮に健康被害を被った場合でも自己責任での対応となりますので、その購入・使用については十分注意が必要です。
また、個人輸入には潜在的なリスクがあることを認識し、購入・使用する際は十分に検討するとともに、万が一、体に異常があらわれた場合には、すぐに服用を中止し、医師等の専門家に相談してください。

健康食品等の個人輸入には以下の点に注意してください。

  • 最近ダイエット用健康食品の摂取によると疑われる健康被害が多発していること。
  • こうしたダイエット用健康食品と称しているもののなかには、原材料表示には記載されていない成分を含有している製品があること。
  • 日本では食品に使用できない医薬品成分(エフェドラ、エフェドリン、センナ葉等)を含有する製品が、ダイエット用栄養補助食品(サプリメント)として個人輸入されていますが、健康被害の発生が否定できないため、購入に際しては十分注意すること。

「ホスピタルダイエット」などと称されるタイ製のやせ薬に対する注意喚起

個人輸入のやせ薬にご注意ください。

「ホスピタルダイエット」などと称されるタイ製のやせ薬については、これまで、死亡事例を含む重篤な健康被害が報告されております。

国内での承認を受けていないこのような製品については、当該医薬品が偽造製品であったり、有害な物質が含まれていたりする可能性があり、健康被害が発生するおそれがあります。

インターネット等で個人輸入して使用することは、くれぐれも避けていただくようお願いします。また、服用により体調異常が現れた場合には、直ちに服用を中止し、医療機関を受診するとともに、最寄りの保健所にお申し出ください。

お問い合わせ

医事薬事課
〒790-0813 愛媛県松山市萱町六丁目30-5 松山市保健所 2階
電話:089-911-1805
FAX:089-923-6618
E-mail:ijiyakuji@city.matsuyama.ehime.jp

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