平成24年10月26日 平成24年度上半期松山市財政事情の公表について ほか

更新日:2012年11月6日

  • 日時 平成24年10月26日(火曜日)午前11時から
  • 場所 本館3階第1会議室
  • 記者数 16人

議題

  • 平成24年度上半期松山市財政事情の公表について
  • 平成24年度上半期松山市公営企業の業務状況の公表について
  • 「この街で」ウェディングin松山について
  • 総合防災訓練について
  • 放射性物質検査機器について
  • 2012松山市還暦交流集会について

会見内容

(市長)
 本日は、平成23年度決算にかかる健全化判断比率等及び財務書類の概要、また、平成24年度の上半期における本市の財政事情及び公営企業の業務状況について、お手元のA4、一枚ものの2種類の資料によりご説明したいと思います。
 まず、先の9月議会で報告しました平成23年度の健全化判断比率等につきましては、実質公債費比率が昨年度と比べ0.1ポイント増の8.6パーセントとなりましたが、これは将来負担を軽減するために借り換えをしないで市債の繰上償還を行ったことがその主たる要因であります。
 その結果、将来負担比率は昨年度に比べ10.6ポイント減の69.2パーセントとなっており、実質公債費比率、将来負担比率ともに、健全化法の基準を大きく下回っていることから、財政の健全性を確保しているものと考えております。

 次に、平成23年度の財務書類につきましては、資産に占める負債の割合が前年度より減少しており、将来世代に過度の負担を残すことなく資産形成ができていると考えております。また、第3セクター等につきましては、連結後の貸借対照表を見てみますと、連結団体の規模は市全体の1パーセント程度でございますので、本市に与える影響は限定的なものとなっております。

 次に、「平成24年度上半期 財政事情」についてご説明いたします。
 一般会計の財政状況は、昨年度の同時期と比べますと、歳入では約37億1千万円の減、歳出においても約2億9千万円の減となっております。
 これは、歳入では子ども手当の制度改正に伴う国庫支出金の減少に加え、評価替えにより固定資産税が減少したこと、一方、歳出では市営高砂団地建替事業の完了などに伴い土木費が減少したことなどが主な要因でございます。
 また、特別会計、企業会計を合わせた市債残高は、借入時期の「ずれ」により、上半期時点での比較ではわずかに増加していますが、平成24年度末には前年同期との比較で減少するものと見込んでいます。

 次に、もう1枚のお手元配布資料「平成24年度上半期、松山市公営企業の業務状況のポイント」をご覧ください。
 まず、水道事業会計につきましては、梅雨入り前に地下水の水位が大幅に低下し、一時は渇水が懸念されましたが、幸い、その後の降雨により、安定した給水ができております。
 こうした状況や市民の皆様の節水協力などにより、「一人一日平均給水量」は、292リットルと、前年度に比べ、3リットルの減少となっております。
 一方、「有収率」については 94.1パーセントと、依然、高い水準を維持できております。

 次に、公共下水道事業会計につきましては、下水道使用料が、下水道処理人口の増加により前年度に比べ増加となっております。
 また、平成21年度に策定した「経営健全化のためのガイドライン」に沿って事業経営を行ってまいりました結果、経営を圧迫する要因であります企業債等の借入残高は、現在1,401億円で、前年同期と比較しますと、5年連続で減少しているところです。

 次に、「この街で」ウェディングin松山についてご説明いたします。
 松山市では私の公約である『「誇れる」ことばで笑顔に』という基本政策のもと、「ことばのちから」をキーワードとした各種イベント事業を展開してまいりました。
 その中でも2000年に実施した『「だから、ことば」大募集!!』 で市長賞に選ばれた「恋し、結婚し、母になったこの街で、おばあちゃんになりたい!」という作品は、5年の時を経て2005年に作家の新井満さんとエッセイストの三宮麻由子さんの手によって、「この街で」という歌に生まれ変わるなど、多種多様な広がりを見せています。
 今回は、「この街で」が誕生してから末広がりの「八年目」を迎えたことを記念して、大切な出会いを作ってくれた大好きな街で、これからも思い出を重ねていきたいという歌詞に込められた思いを実現するため、2010年から松山市総合コミュニティセンターに設置している「この街で」モニュメントを舞台に、新井満さんを迎えてことばのちから実行委員会の主催で人前結婚式を開催するものです。
 この結婚式を開催することにより、『「ことば」を大切にするまち松山』を全国に発信するとともに、参加者や列席者の皆様には今以上に松山に愛着を持っていただき、一人でも多くの方々に笑顔になっていただきたいと考えております。

 次に、「平成24年度 松山市総合防災訓練」についてご説明いたします。
 この訓練は、例年8月下旬に実施していましたが、この夏の節電や猛暑による熱中症の発生が懸念されたこと、また、昨年、国が新たに津波防災の日を11月5日と定めたことを受け、今年は11月4日、日曜日の午前中に、高浜地区で開催することにいたしました。
 訓練の概要ですが、訓練想定を当日の朝9時に南海トラフを震源としたマグニチュード9.0の巨大地震が発生し、震度は6強、市内各地で多数の家屋倒壊や火災が発生し、また、沿岸では津波の襲来が予想され、多くの市民が避難するというものです。
 メイン会場は、高浜小学校と伊予鉄道さんのご協力をいただき梅津寺公園の駐車場としておりまして、防災関係機関等約60の機関団体や、地元、高浜地区の住民約2,000人が参加する予定です。
 また、このほか中島地域や本市の沿岸部でも自主防災組織が避難訓練を行います。

 今回の訓練では、新たに、6月に予算補正した津波避難対策事業により作った標高マップを活用した高台への避難訓練を行うほか、本市では初めて携帯電話のエリアメール(緊急速報メール)を使い、訓練の防災情報を迅速に市民に提供することにしています。さらに、松山海上保安部と消防救急艇が連携し、津波で沖合へ流された人の救出や、中島から重症患者を医師同乗の自衛隊ヘリコプターで緊急搬送し、消防の救急隊に引き継ぐなどの機関連携訓練、また、伊予鉄道高浜線の梅津寺駅で緊急停車した観光客や住民が乗る電車から乗客が避難する訓練など、津波避難に重点を置いた実践的な訓練を行うことにしています。
 特に、携帯電話のエリアメールによる情報発信では、松山市民と松山を訪れる観光客など、多くの方々に訓練情報が配信されますので、例えばこのメールを読んだ後、ご家庭などで適宜避難行動を取ることなどにより、いざという時の適切な避難行動開始への一助となり、多くの市民への防災意識がさらに高まることを大いに期待しております。

 次に、放射性物質検査機器の配備について、ご説明いたします。
 福島第一原子力発電所事故以降、国が定めた放射性セシウムの基準値を上回る食品の流通が確認されたことや東日本の一部地域において野菜、魚などの出荷制限も依然として継続しているなど、全国的に食品に対する安全・安心が懸念される中、本市においては、平成24年4月から、愛媛県から検査機器を借り受け、保健所で月2回市民を対象とした一般食品検査を実施してきましたが、今般、より一層の食の安全・安心の確保を図ることを目的に、消費者庁から放射性物質の検査機器2台の貸与を受け、検査体制を拡充することにいたします。
 1台は保健所で市民を対象とした一般食品検査及び行政検査に、もう1台は教育委員会松山南共同調理場において学校給食の食材測定用として活用します。
 検査は、いずれも11月5日から開始いたします。

 最後に、「2012松山市還暦交流集会」についてご説明します。
 松山市では、これまでの地域社会の発展の原動力となって活躍し、今、その人生の大きな節目となる還暦を迎えようとする人々を主な対象者に、還暦交流集会を11月23日にコムズで開催いたします。
 内容としましては、まず中村雅俊さんのトークショーを行います。
 中村さんは、宮城県女川町(おながわちょう)出身で震災の復興支援ソング「花は咲く」への出演やチャリティライブを行うほか、同級生たちと女川を復興させようという委員会を立ち上げ、被災地で復興支援活動を行い、日本財団から、復興支援活動に精力的に取り組まれてきた多くの芸能人の方々を代表し、「被災地で活動した芸能人ベストサポート」として表彰を受けておられます。
 また、ラジオパーソナリティーとしてご活躍されている門田洋子さんによる「青春同窓会Special」を開催するほか、昭和30~40年代の学校給食の再現、レトロなおもちゃや1960~70年代の洋画チラシ、同時期の邦画スターのブロマイドの展示、「よろず相談」など様々なコーナーを設けています。
 中村雅俊さんのトークショーは、還暦を迎える方を対象としていますが、それ以外は、どなたでも参加できる企画としています。
 この交流集会を通じて、青春時代を過ごした「元気な昭和」を思い起こしていただき、「まだまだ」「これからやけん」というお気持ちで、その人生において培った能力や人脈等といった素晴らしい宝を生かし、地域におけるまちづくりや市民活動団体の公益活動に一緒に一汗かいてみるかと思っていただける…。そんな「きっかけ」や「気づき」の場を提供することを目的として、この事業を開催しますので、一人でも多くの市民の皆さまにご来場いただけることを願っております。
 なお、詳細につきましては、記者会見終了後、本日の議題6件につきまして、順次、担当課からレクチャーをいたしますので、よろしくお願いいたします。
 以上で、説明を終わります。

(質問)
 原子力防災訓練では、全国的に避難者を収容する施設がないという課題が出てきている。松山市でも受入施設の問題がクローズアップされてきたが、市長の見解を聞きたい。
(市長)
 放射性物質の拡散シミュレーションを見ましたが、これまでと同様に伊方原発から30キロ圏内に収まっています。松山市への影響は小さいとはいえゼロではないと思いますので、今後、規制庁や愛媛県の詳細な説明を聞きたいと思います。そして、広域での避難訓練が大事になりますから、しっかりと収容できる体制をとっていきたいと思っています。

(質問)
 何か具体的に指示しているのか。
(市長)
 シミュレーションが出たばかりですから、これからだと思っています。

(質問)
 西条分水の積算根拠となる1人1日の平均給水量は何リットルなのか。
(市長)
 310リットルです。

(質問)
 最近は290リットル台が続いているが、見直しはしないのか。
(市長)
 上半期の数値は、渇水が予測されましたので、減圧給水を実施した特別な状況での数字です。310リットルは平常時の実績値を基本に、さまざまな要素を積み上げたものなので、現時点において310リットルは適正なものだと思っています。

(質問)
 総合防災訓練について、今回、最も重点を置いていることを聞きたい。
(市長)
 今回、特に意識するのはエリアメールを使って、効果的なものが生まれてくるのかということです。そして、津波を想定した初めての訓練ですから、津波で沖合に流された方を救助する訓練もあります。より実効性の高い訓練になればと思っています。

(質問)
 生活保護担当職員の不祥事が発覚した件について、市長の見解を聞きたい。
(市長)
 生活保護費という松山市の財政の中で大きな部分を占める大事な仕事をしている中で、このような職員が出てしまったとことは大変残念、また、申し訳なく思います。

(質問)
 休職中の職員も不祥事を起こした。立て続けに不祥事が起きているが見解を聞きたい。
(市長)
 公務員が市民の方を傷つけるということはあってはならないことです。市役所の責任者として大変申し訳なく思っています。病気で休職中であり、医師から禁酒を指導されているにも関わらず飲酒していました。自分のやるべき事が全く分かっていないと憤っているところです。
 われわれの仕事はお預かりした税金で仕事をする、そして、市民に直接つながるという大事な仕事です。やる気のない者は市役所から去って欲しいと思っています。

(質問)
 石原東京都知事が退職し、国政に進出することについて感想を聞きたい。
(市長)
 私がこの立場をいただいて地方の行政を預かるなかで思うのは、国は地域の声にあまり耳を傾けてくれない、そして、中々情報を出してこないことです。
 例えば、ある事業に対する補助を3年間しか出さない場合があります。大体、そういうのは良い事業なんです。3年経ったら、後は市や県でやってくださいという無責任なことをされたりします。本当に地域の声にもっと耳を傾けてほしいと思っています。
 石原さんの昨日の会見を聴きましたが、大いに共鳴するところがありましたから、政治家としてこれからの流れをしっかりと見ていきたいと思っています。

(質問)
 石原氏と日本維新の会が連携するとの話もあるが、見解を聞きたい。
(市長)
 大阪維新の会が日本維新の会になり、昨日、横田県議が、「東京維新の会みたいな形で動かれるとしたら面白い」と言われてましたが、私もそう思っています。
 とにかく、今、行き詰っている日本のありようですから、もっと地域に権限と財源が移されれば、この行き詰った状況も改善されるのではないかと思っています。

(質問)
 友近議員が衆議員選挙へのくら替えを表明したが、仮に愛媛1区で立候補した場合、維新の会との競合も考えられるが、友近議員の動きについてどのように考えているのか。
(市長)
 くら替えについては、確か任期6年の中の残り9カ月くらいでのことで、残りの任期が1年とか1年半という状況ではないので一定理解できます。
 選ぶのは国民の皆さまです。その選択肢として政治家が出馬するのは政治家各々の判断ですから、どのような形で実際動いていくことになるのか、これを注視しているというところです。

(質問)
 支援や協力を働き掛けられた場合、どのようなスタンスで対応するのか。
(市長)
 まだ、選挙までは時間がありますから、その時期になってみないと分かりません。いずれにしても動きを注視したいと思います。

(質問)
 第6次総合計画について、審議会では「具体的なビジョンが足りない」「観光につながるキャッチフレーズがない」といった意見が出たそうだが、感想を聞きたい。また、今後、市長自身が明確なビジョンを打ち出すことはあるのか。
(市長)
 できる限り市民の皆さんの声を反映していきたいと思っています。観光については、「坂の上の雲」をテーマにしていましたが、今は再来年の瀬戸内海国立公園指定80周年、道後温泉本館建設120周年、四国八十八ケ所開創1200年に向けて、「瀬戸内・松山」構想を掲げています。これは、国が進めているインバウンド戦略にも合致するものです。
 市は他市の状況等さまざまな情報が入ってきます。私のやり方は、市が押し付けるのではなく、「私たちはこう思っていますが、市民の皆さんはどう思いますか」とご意見をいただく方法です。花園町通りの社会実験のように、事業を提示して市民の皆さんからご意見をいただく、そして、高いステップに進んでいくことが、やるべきまちづくりだと思っています。多くの意見を出していただくのは本当にありがたいことです。

(質問)
 都市間競争の中では市長自身のメッセージが強く求められているのではないか。
(市長)
 そのために、就任後最初の機構改革で、都市ブランド戦略課を作りました。観光や農林水産物ブランド、企業誘致はそれぞれの担当課が頑張っていましたが、やはり統括するところがいると思いましたので、都市ブランド戦略課を作りました。今、ワークショップなどをしながら松山をアピールする方法を考えていますし、実際にシティプロモーションでも成果が出ていますから、都市ブランド戦略課を中心として、戦略的に松山のことを売り出していきたいと思っています。

(質問)
 花園町通りの社会実験を見た感想を聞きたい。
(市長)
 あくまで社会実験なので、良いご意見だけでなく悪い意見が出てくるのもそれで良いと思っています。さまざまなご意見をいただいてそれを反映していくのが、本当のまちづくだと思っていますので、この機会に市民の皆さんに足を運んでいただき、舗装から芝生になったところ、ウッドデッキのお店などを見ていただいて、どのような形が花園町通りにはふさわしいのか、ご意見をいただきたいと思っています。
 イルミネーションは初めてデザイナーの方に作っていただきました。過去最大規模のものになり、去年よりも確かに進歩していると思いますし、これから銀杏の葉がますます落ちて、風情が変わりますので、1月下旬までその様子が変わっていくのも見ていただきたいと思っています。
 昨日の社会実験の初日は、大きな渋滞や事故もなかったと報告を受けていますので、まずは一安心というところです。

(質問)
 市長自身が行ってみてどのように思ったのか。
(市長)
 伸びしろがあると思っています。
 ライトアップをもう少し民間で協力していこうという動きや、自転車、歩行者にとっては、ゆったりとした空間で安全になってよかったという声を聞いていますので、うれしく思っています。
 昨日、住んで良し、訪れて良しの場所にしたいと申し上げましたが、生活している方もいらっしゃいますので、生活者への視点をしっかりと持ちながら展開していこうと思っています。

(質問)
 具体的な伸びしろはどのようなものなのか。
(市長)
 「瀬戸内・松山」構想でも、瀬戸内は伸びしろがあると思っていますが、今まで松山の人は、いつでも新鮮な海の幸、山の幸が手に入るため、それが当たり前で手つかずのところが多いと思います。花園町も戦災復興事業の中で松山市で一番広い道路ができて、それからいろいろと手を入れてきたかというとそうではないので、これから花園町は伸びしろがあると思っています。そこに住む住民の方のご意見もいただきながらより良い、住んで良し、訪れて良しのまちにしていきたいと思っています。

(質問)
 集客力が増すということなのか。
(市長)
 集客力もそうですが、快適性、安全性も増すと思います。

(質問)
 東側のアーケードを撤去するそうだが、具体的にどのような形になるのか。
(市長)
 来年、無電柱化の話がある東側は、それに伴うアーケードの撤去が予定されています。もちろん、それだけではありません。昨日、気づいたのですが、東側の商店街には今の時代ではめずらしく、提灯屋さんがあります。たまたまその提灯屋さんは市議会議員さんだった方です。昨日はただの照明ではなく提灯が飾られていました。せっかく提灯屋さんが昔からありますから、宝磨きの考えで一般的な街灯ではなく、その提灯を使った灯りというのも良いと思います。また、正岡子規さんの生家跡が西側の商店街にあります。あそこは標識が立っているだけなので、将来はもう少しアピールするようなことができればと思っていますが、まずは、社会実験が終わった後、住民の皆さんとお話をして、良い計画にしていきたいと思っています。

(質問)
 持田町で市内最高層の22階建マンション建設計画があり、住民から反対の声が上がっているようだが、市の見解と今後の対応について聞きたい。
(市長)
 建築主が隣近所の方との良好な関係や生活環境を保つことが大事なことだと思います。話し合いの場ができているそうですから、良好な関係が整うように努めてほしいと思っています。

(質問)
 市から建設主に指示することは、考えていないのか。
(市長)
 もし、話し合いがこじれた場合は、担当課が調整する仕組みになっています。まずは、しっかり話してほしいと思っています。

(質問)
 産業廃棄物処理施設について、許認可をした県からの情報提供が思うようになされていないと聞いている。来年3月末の特措法申請期限を考えれば、事務方ではなくトップ同士の話が必要ではないのか。
(市長)
 職員一丸となって全力で申請に間に合わすべくやっているところです。後程、最新状況の報告を受けますが、県としても協力してもらわないといけません。状況を見ながら判断しますが、私は一切逃げるつもりはありませんので、そういう段階になったらしっかりと要求していこうと思っています。

(質問)
 そろそろトップ同士が話す時期ではないのか。
(市長)
 この後、報告を受けてから判断します。

(質問)
 この問題は、どこに責任があり、市としてどのように対応していくつもりなのか。
(市長)
 現時点では調査中です。職員が頑張っているのを知っていますから、「私でできることは何でもするよ」と言っています。その段階になりましたら、職員の方からこうしてほしいという求めが来ると思います。

(質問)
 業者や当時の担当者の不備については、調査中ということなのか。
(市長)
 そうです。調査結果を待っている状況です。
 ただし、たちまち住民の皆さんに危険があってはいけませんので、安全対策については、もちろん待つのではなく、積極的に講じていこうと思っています。

(質問)
 給食の牛乳に薬の味がするなどの問題が発生した件について、市長の見解を聞きたい。
(市長)
 将来を担う子どもたちの口に入るものですから、安全でなければなりません。しっかりとした安全対策を講じていきます。

(質問)
 今日は牛乳を出していないとのことだが、今後はどのような対応をするのか。
(市長)
 原因がはっきりしてからになりますが、危険なことがあってはいけませんので、当面、止めるよう指示しました。

(質問)
 9月議会において、自殺対策条例が可決された。初の議員提案の条例になったが、感想を聞きたい。
(市長)
 議員さんの仕事を皆さんに見ていただくのは、非常に大事なことですから、意義があったと思います。

(質問)
 予算化について聞きたい。
(市長)
 議員さんは、市民から選ばれた市民の代表です。そういう方たちが真摯に自殺を無くしたいという思いで動かれて、今回、成立したわけですから、尊重していきたいと思っています。

(質問)
 台湾の中華航空が来年の春に高松空港に定期便を就航させるという話が、香川県から2週間程前に発表された。松山市も台湾と交流してきたなかで、高松に先に定期便ができることになったことについて感想を聞きたい。
(市長)
 正直、知りませんでした。正式に決まったのですか。
(記者)
 今月の12日か13日に香川県が発表しているようです。
(市長)
 それはチャイナエアラインですね。台湾の空港はどこですか。
(記者)
 桃園空港です。
(市長)
 私たちはぶれずに「松山(まつやま)―松山(しょうざん)」で頑張っていきたいと思います。桃園空港は日本でいう成田空港のようなもので、台湾の首都台北市から1時間くらい離れていますから利便性の問題点があります。私たちは、「坂の上の雲」である「松山―松山」を目指して歩んでいきたいと思っています。

(質問)
 チャーター便と定期便どちらを目指すのか。
(市長)
 まずはチャーター便です。滑走路のスペースの問題もあり難しいとは聞いていますが、関係者のコメントなどを聞いていると確実に進んでいると思っています。難しくてもそれに向かって進んでいきます。

(質問)
 ターミナルの改修工事が終わる今年の冬から検討し始めるという回答があったと思うが、市からアプローチするのか。
(市長)
 11月には愛媛県の方々と一緒に台湾に行きますので、もう一押ししたいと思っています。色々なチャンネルで努力していますので、応援よろしくお願いします。

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