熱中症にご注意ください

更新日:2024年6月7日

熱中症とは

熱中症は、高温多湿な環境にいることで、徐々に体内の水分や塩分(ナトリウムなど)のバランスが崩れ、体内の調整機能がうまく働かなくなり発症する障害の総称です。
めまいや吐き気、頭痛、失神等、様々な症状をきたし、最悪の場合は死に至ります。誰でもかかる可能性があり、外だけでなく室内でも起こります。日頃からしっかり予防することが大切です。

熱中症を引き起こす条件

熱中症は【環境】、【行動】、【からだ】に関する条件が複雑に関与し、引き起こされる可能性があります。暑くなり始めた時期、急に暑くなる日、熱帯夜の翌日などには十分注意しましょう。
【環 境】
気温が高い、湿度が高い、風が弱い、日差しが強い、閉め切った室内、エアコンがない、
急に暑くなった日 など
【行 動】
激しい運動、慣れない運動、長時間の屋外作業、水分の補給がしにくい など
【からだ】
高齢者や乳幼児、持病(糖尿病、心臓病等)のある人、低栄養状態にある人、体調が悪い人、
下痢など脱水状態にある人、暑さに慣れていない人 など

熱中症を予防しましょう

松山市の熱中症搬送について(松山市消防局救急搬送調べ

気温の高い日や梅雨の晴れ間、蒸し暑い日に多く発生しています。
真夏日だけではなく、気温が低くても湿度の高い日にはこまめに水分を補給し、暑さを避けて熱中症を予防しましょう。

月別搬送件数

令和5年に、熱中症で救急搬送された方は312名でした。
夏場である7月・8月が最も多いですが、梅雨入り前の5月ごろから熱中症は発生しています。
熱中症は、急に暑くなる日や熱帯夜の翌日、梅雨明けの晴れた日に発生しやすいといわれています。
7月、8月より前から30度を超える日もありますので注意しましょう。

年齢区分別搬送件数

熱中症で搬送された人のうち5割以上が高齢者になっています。
高齢者は、若い人に比べて暑さを感じにくく、喉の渇きを感じにくいため、脱水状態になりやすいので注意が必要です。

年齢区分別発生場所別件数

令和5年度発生場所別割合(年齢区分別)によると、高齢者では住居、少年では屋外の割合が高くなっています。
日ごろ過ごす時間が長い場所で発生しています。

災害時の熱中症予防について

熱中症のリスクが高まる季節は、風水害や土砂災害が発生しやすい時期でもあります。
あらかじめ、熱中症について対策を考えておきましょう。
【災害に備えて準備しておきたいグッズ】
 ・水分(3L/日×人数が目安。水や麦茶などノンカフェインのものを選びましょう)
 ・塩分(塩分を含むスポーツドリンクやあめ(タブレット)など)
 ・冷却グッズ(携帯型扇風機やうちわ等、電気が停まっても使えるものを!)
 ・日差しよけ(日傘や帽子など)

 

万が一、災害が起きたときは…

 災害時には慣れない環境による疲労や体調不良・栄養不足により熱中症のリスクが高まります。
周囲の人と声を掛け合いながら、十分に注意しましょう。
 やむを得ず、車中泊をする場合は日陰や風通しのよいところに駐車し、車用の断熱シート等を活用しましょう。
密閉された車内では直射日光により短時間で車内温度が上昇しやすくなります。

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お問い合わせ

健康づくり推進課
〒790-0813 愛媛県松山市萱町六丁目30-5 松山市保健所1階
電話:089-911-1817
ファクス:089-925-0230
E-mail:kenkou@city.matsuyama.ehime.jp

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