加齢性難聴

更新日:2022年2月14日

加齢性難聴ってなに?

加齢によっておこる難聴のことで、誰にでも起こる可能性があります。

加齢性難聴はこんな病気

耳の構造は外から「外耳」「中耳」「内耳」に分けられます。
通常、外耳から入った音は、中耳を通って内耳の蝸牛(かぎゅう)という渦巻き状の管に伝わり、蝸牛にある「有毛細胞」が音の振動をキャッチし、電気信号に変えて脳に送る役割をします。
この「有毛細胞」が加齢により壊れてなくなることで、難聴がおこります。有毛細胞は壊れると再生しないため、加齢性難聴は治りにくいとされています。加齢性難聴の場合、通常は両耳が聞こえにくくなるのが特徴です。

加齢性難聴の影響

(1)外出先で危険に遭いやすい
(2)災害時の警報が聞こえない
(3)認知症になるリスクが高まる
※難聴と認知症の関係について、外部サイトへリンク 新規ウインドウで開きます。認知症施策推進総合戦略(新オレンジプラン)(外部サイト)(P.9)では、難聴が認知症の危険因子とされています。

加齢性難聴のセルフチェック

軽度であっても、日常生活の聴き取りで困るようなことがある場合には、早めの受診を考えましょう。

加齢性難聴の予防

(1)不必要な強大音でテレビやラジオを聞かない
(2)血液の流れを悪くする塩分やコレステロールを控えたバランスのよい食事を心がけましょう
(3)血液の流れを良くする適度な有酸素運動をしましょう(1日30分程度のウォーキングなど)
(4)禁煙しましょう(喫煙は血管を収縮させ血流を悪くします)
(5)イヤホンでなくヘッドフォンを使う(イヤホンをつけ大きな音で聞いていると、有毛細胞が徐々に壊れていきます)
 
基本的には加齢に伴うものですが、「聞こえづらさ」を感じた時に早めに耳鼻科を受診し、適切な対応をすることで進行を緩やかにできる場合もあります。
「年だから仕方ない」と放置せず、軽度の段階で早めに受診しましょう。

お問い合わせ

松山市保健所 健康づくり推進課
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