知っていますか?骨粗しょう症

更新日:2023年12月12日

骨粗しょう症とは

 
 骨量(骨密度)が減ったり、骨の質が低下することで骨がもろくなり、骨折しやすくなる状態を指します。
 骨は、体内で骨形成(新しく骨を作ること)と骨吸収(骨を壊すこと)を繰り返して、新しく生まれ変わっていますが、このバランスが崩れ、骨吸収が骨形成を上回ることで、骨がスカスカになってもろくなってしまいます。男性にも見られますが、圧倒的に女性が多く、主に閉経後のホルモンバランスの崩れによっておこるといわれています。他にも、老化や遺伝的な体質、極端なダイエットや喫煙、過度な飲酒等の生活習慣が原因になります。
 骨粗しょう症は、だれにでも起こりうる可能性があります。骨粗しょう症になっても痛みなどが生じることは少なく、自分では気づきにくいですが、骨折などをすると痛みや治療のため長期間ベッドの上での生活になるため廃用症候群(*1)や、QOL(*2)やADL(*3)の低下などの問題があります。

【骨量のイメージ】

骨量は20歳ごろをピークに緩やかに減少し、女性では更年期を機会にぐっと減ってしまいます。

骨粗しょう症は予防が大切!

一度低下した骨量を大幅に回復させることは難しいため、若いころから骨に必要な運動や食事で骨密度をあげる”骨の貯金”をしておくことが大切です。成長期から予防に取り組み、継続することで、より高い骨量を獲得し年を取ったあとでも骨量を保つことができます。

予防に取り組んだ骨量変化のイメージ(女性)

ポイント

・カルシウム、ビタミンD、ビタミンK、タンパク質を含む食品を意識して摂取する。
(カルシウムの多い食品例:牛乳、乳製品、大豆製品、魚介、海藻類)
(ビタミンDの多い食事例:きくらげ、鮭)
(ビタミンKの多い食事例:納豆、ブロッコリー)
・散歩や片足立ち運動など無理のない範囲で運動を行う。

【時期ごとの適切な運動例】

・禁煙し、アルコールは控えめにする。
・過度なダイエットや、偏食は避けて栄養をまんべんなく摂るよう意識する。
・転ばないように注意する。

セルフチェックしてみよう!

(公益財団法人骨粗鬆症財団のホームページからの引用)
*上記のチェックをはこれをもって診断とするものではなく、簡易的な自己チェックとして用いるものです。

骨粗しょう症に関する一般的な健康相談等は健康相談窓口(089-911-1817)へ

PDF形式のファイルを開くには、Adobe Acrobat Reader DC(旧Adobe Reader)が必要です。
お持ちでない方は、Adobe社から無償でダウンロードできます。
Get Adobe Acrobat Reader DC (新規ウインドウで開きます。)Adobe Acrobat Reader DCのダウンロードへ

お問い合わせ

健康づくり推進課
〒790-0813 愛媛県松山市萱町六丁目30-5 松山市保健所 1F
電話:089-911-1855 FAX:089-925-0230

本文ここまで