呼吸器感染症等に注意しましょう
更新日:2025年4月18日
手洗いや、よく触れる部分のこまめな消毒、換気を行うなど、感染予防を心がけましょう。
特に小さなお子様のいるご家庭では、下記のような感染症に注意しましょう。
現在の流行状況については、愛媛県のホームページに掲載されています。
愛媛県感染症情報センター(愛媛県ホームページ)(外部リンク)
百日咳
咽頭結膜熱
発熱、咽頭炎、眼症状を主とする、数種類の型のアデノウイルスによる感染症
【潜伏期間】 5~7日
【症 状】 発熱、のどの痛み、結膜炎による目の充血や痛みなどの他、消化器症状・泌尿器症状など
【感染経路】 咳やくしゃみなどによる飛沫感染や、プールでの接触やタオルの共有などによる接触感染
【予防方法】 アルコール消毒が効きにくいため、石けんによる手洗いが有効。おむつ交換など便を扱ったあとは、手洗いをきちんと行いましょう。
手足口病
口の中や、手足などに水疱性の発疹の出る、エンテロウイルスによる感染症
【潜伏期間】 3~5日
【症 状】 口の中や、手、足を中心に現れる水疱性の発疹
※発熱がみられる場合もあります。しかし、通常は高熱が続くことはありません。
まれに髄膜炎や脳炎などの合併症を伴うことがあるため、症状をよく観察し、高熱や頭痛、嘔吐などがある場合は早めに受診しましょう。
※発症数週間後に一時的な爪の脱落を伴う場合もあります。
【感染経路】 咳やくしゃみなどによる飛沫感染、患者の水疱や便中のウイルスによる経口感染、接触感染
【予防方法】 石けんによる手洗いが有効
※ウイルスが便中に排出される期間は2~4週間といわれています。おむつ交換など便を扱ったあとは、手洗いをきちんと行いましょう。
ヘルパンギーナ
発熱、口腔粘膜に水疱性の発疹の出る、エンテロウイルスによる感染症
【潜伏期間】 2~4日
【症 状】 突然の発熱、口腔粘膜の水疱性発疹、咽頭痛など
【感染経路】 咳やくしゃみなどによる飛沫感染や、便などを介しての経口感染、接触感染
【予防方法】 石けんによる手洗いが有効
※ウイルスが便中に排出される期間は2~4週間といわれています。おむつ交換など便を扱ったあとは、手洗いをきちんと行いましょう。
RSウイルス
RSウイルスの感染による呼吸器の感染症
【潜伏期間】 2~8日(通常4~6日)
【症 状】 発熱、鼻汁などが数日続く
※1歳までに半数以上、2歳までにほぼ全員が感染するといわれています。
年長児や成人での再感染では、軽い症状が多いですが、特に生後6か月以内の初感染などでは、肺炎などを起こし重症化する場合があります。
【感染経路】 咳やくしゃみなどによる飛沫感染や、ウイルスがついた手指や物品による接触感染
【予防方法】 石けんによる手洗いや手指のアルコール消毒が有効。子どもたちが日常的に触れるおもちゃなどはこまめに消毒しましょう。
A群溶血性レンサ球菌咽頭炎
A群レンサ球菌による上気道感染症 ※春から初夏と冬季に流行する
【潜伏期間】 2~5日
【症 状】 突然の発熱、のどの痛み(乳幼児では咽頭炎、年長児や成人では扁桃炎)、イチゴ状の舌、嘔吐
※まれに重症化し、のどや舌、全身に発赤が広がるしょう紅熱という症状や、リウマチ熱、急性糸球体腎炎という合併症を起こすことがあります。
感染した場合、抗菌薬での治療を医師に指示された期間行うことが大切です。
【感染経路】 咳やくしゃみなどによる飛沫感染、ウイルスがついた手指や物品による接触感染
【予防方法】 石けんによる手洗いや手指のアルコール消毒が有効。子どもたちが日常的に触れるおもちゃなどはこまめに消毒しましょう。
国立感染症研究所(A群溶血性レンサ球菌咽頭炎とは)(外部リンク)
マイコプラズマ肺炎感染症
肺炎マイコプラズマという細菌による呼吸器感染症
【潜伏期間】 2~3週間
【症 状】 咳(熱が下がった後も3~4週間ほど長く続く)、全身のだるさ、頭痛、微熱など
※軽い症状の場合が多いですが、一部肺炎となったり、重症化したりする場合もあります
【感染経路】 咳やくしゃみなどによる飛沫感染、ウイルスがついた手指や物品による接触感染
【予防方法】 石けんによる手洗いや手指のアルコール消毒が有効。マスクの着用など咳エチケットを心掛けましょう。
国立感染症研究所(マイコプラズマ肺炎の発生状況について)(外部リンク)
お問い合わせ
保健予防課 感染症対策担当
〒790-0813 愛媛県松山市萱町六丁目30-5 松山市保健所 1階
電話:089-911-1815
