わがまちメール 伝統文化「盆踊り」の学校教育への導入

意見の内容

 先般、松山市〇〇自治会におかれましては、本年度の盆踊り大会を実施しない方針になりました。近年、各地域においても盆踊り大会を開催しない自治体が増えている状況が見受けられ、地域行事としての継続が難しくなっている現実がございます。
 盆踊りは、地域の歴史と文化を体現する重要な伝統行事であり、次世代への継承は地域社会にとって不可欠でございます。しかしながら、地域行事としての開催が縮小する中、児童が伝統文化に触れる機会が減少していることは大きな課題であると考えております。
 つきましては、伝統文化の継承を確実なものとするため、小学校・中学校の教育課程において、盆踊りを含む地域伝統文化を学習項目として取り入れることにつき、下記のとおりご提案申し上げます。
1 小学校教育課程への導入案
(1)生活科  地域文化に触れる単元において、盆踊りの由来・意味を学習し、簡易な振り付けを体験する。
(2)音楽科  民謡・わらべ歌等の学習において、盆踊りの楽曲を教材として扱い、拍子・リズムの理解を深める。
(3)総合的な学習の時間  地域文化調査の一環として盆踊りを扱い、学習のまとめとして学校構内での盆踊り発表会(教育行事)を実施する。
2 中学校教育課程への導入案
(1)保健体育(ダンス領域)  学習指導要領に位置づけられている「フォークダンス等」の中に盆踊りを含め、伝統的身体表現として学習する。
(2)音楽科  民謡・伝統音楽の単元において、盆踊りの楽曲・歴史・地域差を教材として扱う。
(3)総合的な学習の時間  地域文化研究として盆踊りを調査し、学校構内での盆踊り大会(教育行事)を実施する。
3 学校行事としての位置づけ
 体育大会・文化祭と同様に、学校構内での盆踊り大会を教育的行事として実施し、児童生徒が伝統文化を体験的に学ぶ場を確保する。
 まとめ
 地域行事としての盆踊り大会が縮小する現状において、学校教育の場で伝統文化を体系的に学ぶ機会を設けることは、次世代への文化継承に大きく寄与するものと確信しております。

性別:男性
年代:60代
公開日:26年08月05日
公開番号:3767
全市 教育・文化

意見に対する答え

 このたびご投稿いただいた内容について、担当している松山市教育委員会に問い合わせたところ、次のような回答がありましたので、ご報告します。

松山市長 野 志 克 仁



【松山市教育委員会からの回答】

 盆踊りを学校の教育課程で実施することは、ご提案のとおり、伝統文化を継承する上で有効な手段であると考えています。
 また、地域によっては、現在も盆踊り大会を実施しており、児童生徒が地域の一員として地域行事に参画する機会にもつながるものと考えています。
 盆踊りを学習の中に取り入れる内容として、例えば、体育の学習では、小学校高学年の表現運動や中学校のダンスの単元で、日本の民謡を取り上げることが学習指導要領の解説で例示されており、学校で民謡踊りを実施することは可能です。
 また、総合的な学習の時間では、地域に関する単元を設定し、探究活動を進めている学校が多くあり、地域の文化や史跡、伝承文化など、児童生徒の興味・関心に応じて研究の対象を決定していますので、学校によっては、盆踊りに興味を持った児童生徒が詳しく学んでいる状況もあるかと思います。
 一方で、学校行事の計画をはじめ、各教科の学習で盆踊りを取り扱うかは、地域に根差した特色ある学校づくりを進めていく上で、地域の実情や要望などを踏まえつつ、各学校の校長が適切に判断するものです。
 したがって、実施を一律に義務付けることはできませんが、教育委員会から学習教材の具体例の一つとして学校に紹介していきたいと思います。

松山市教育委員会 教育長 前 田 昌 一
(学校教育課 扱い)
受付番号   301

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