わがまちメール 高齢者福祉と文化振興の取り組みとして、大衆演劇場閉館の代替案を

意見の内容

 (1通目)
 松山市内に在住する両親の娘です。毎月両親が楽しみに通っていた大衆演劇場が今年10月に閉館すると本日劇場で関係者の方からお聞きし、市政への切実なご提案がありご連絡いたしました。
 私の両親は認知症を患っておりますが、劇場で繰り広げられる華やかな踊り(舞踊ショー)が何より大好きで、毎月通うことを生きがいにしております。認知症であっても、馴染み深い音楽ときらびやかな衣装を目の前で見る刺激は、両親にとって何よりの介護予防であり、笑顔になれる貴重な時間です。
 しかし、10月に劇場がなくなると、県内からその機会が完全に消えてしまいます。認知症の両親を他県へ遠征させるのは移動の負担が大きく、現実的ではありません。また、両親と同じように、劇場へ通うことで元気を維持していた市内の多くの高齢者が、11月以降に生きがいを失ってしまうことを危惧しております。
 民間劇場の維持が難しいことは理解しておりますが、行政の「高齢者福祉」や「介護予防」「文化振興」の取り組みとして、以下のような代替案を企画・サポートしていただけないでしょうか。
●市の文化ホールや地域の公民館を活用し、高齢者向けの「大衆演劇・舞踊ショーの出張公演(1日限定イベント)」を定期的に誘致・主催する。
●市内のデイサービスなどの福祉施設や、道後温泉の旅館等へ、高齢者向けの観劇レクリエーション(踊り子の招致)を働きかける・市民観劇を推進して補助する。
 10月で地元の灯が消えてしまう前に、どうか松山のシニア層が「懐かしい大衆演劇」を市内で楽しみ続けられる仕組みづくりを、ご検討いただけますよう心よりお願い申し上げます。
 (2通目)
 実際に通う高齢の両親(認知症・足が不自由)によると、『現在は街中で駐車場がなく、足が悪い高齢者が気軽にいけない立地のため、客足が遠のいている』という切実な現状があります。決して大衆演劇の需要がないわけではなく、『高齢者がアクセスしやすい場所(無料駐車場がある郊外や公民館など)』であれば、移動が困難なシニア層も安心して通うことができます。民間のビルでの維持が限界なのはこの立地問題も大きいため、なおさら11月以降は、松山市の持つバリアフリー対応の施設や、駐車場の広い郊外の公共施設を活用した『出張・巡回公演』の仕組みが必要不可欠です。高齢者が車や介護タクシーで安全に行ける場所での機会維持を、どうか重ねてご検討ください。

性別:女性
年代:40代
公開日:26年07月21日
公開番号:3757
番町 市民・福祉 教育・文化

意見に対する答え

 松山市では、子どもから高齢者まで、誰もが文化芸術活動に触れられる機会を提供するため、本市の文化施設を活用したイベントを実施するほか、松山市文化・スポーツ振興財団への補助事業として、小中学校や福祉施設へアーティストが出向くアウトリーチを実施しています。
 これまで実施した事業に、ご提案の観劇・舞踊は含まれていませんが、様々な文化芸術分野の中から、市民ニーズを捉えた内容を引き続き検討します。
 また、福祉施設などの高齢者の集まる場所への働きかけなどですが、本市としても、高齢者の生きがいづくりは重要であると考えており、ふれあい・いきいきサロンなど、自主グループ活動の支援を行っています。
 一方で、デイサービスなどの福祉施設の運営内容は、それぞれの施設のスペースや利用者の状況に応じて、施設の判断で実施していることから、一律に活用を求めることは難しいものと考えていますので、ご理解をお願いします。
 今後も高齢者の生きがいづくりや社会参加の機会の充実につながる取り組みを進めます。

松山市長 野 志 克 仁
(長寿福祉課 扱い)
(文化・ことば課 扱い)
受付番号   253

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