わがまちメール 動物愛護のために松山市独自の先駆的な取り組みを

意見の内容

 私は松山市内に居住する一市民として、「はぴまるの丘」の設立をはじめとする市の殺処分ゼロへの取り組みを心強く拝見しております。
 愛媛県がかつて全国ワースト1位を記録した過去を重く受け止め、一刻も早い「殺処分ゼロ」を実現するため、以下の2点を具体的に要望いたします。
1. 殺処分に関連する「1頭あたりのコスト」の公表
 現在、物価高騰の影響もあり、ガスの調達や焼却燃料費、廃棄物処理費などが高騰していると推察します。
 動物愛護に強い関心を持つ層だけでなく(例えば、動物には関心がない。その他教育、介護に目を向けるべきではという様々な思想)広く一般の市民にも「自分たちの税金が、命を奪うための処置にどれだけ費やされているか」を数字で明確に示すべきだと考えます。
 幼齢・成体それぞれの1頭あたりの殺処分・焼却コストの算出と公表。
 「殺すための費用」を「生かすための費用(不妊手術助成や譲渡支援)」に転換することによる長期的な財政メリットの提示。 これらを可視化することで、適正飼養の重要性を納税者の視点からより深く啓発できるはずです。
2. 高齢者と老犬・老猫のマッチングおよび「終生飼養」支援の拡充
 「最後まで飼いきれない」と責任を感じて飼育を断念している高齢者と、譲渡が難しい老犬・老猫を繋ぐ仕組みを強化してください。
 年齢という一律の基準で判断するのではなく、一定の審査をクリアした高齢者に対し、行政がバックアップ(緊急時の預かり先保証や医療費助成など)を行うことで、命の「猶予期間」を豊かに過ごせる環境を整えてください。
 高齢者の生きがい創出(福祉)と、老犬・老猫の命の救済(愛護)を融合させた、松山市独自の先駆的なモデルの構築を強く望みます。
 「失わなくてもよい命」を一つでも多く救い、愛媛県全体が動物愛護の先進地として全国に誇れるよう、松山市が力強く主導権を握っていただくことを切に願っております。

性別:女性
年代:50代
公開日:26年06月22日
公開番号:3723
全市 健康・医療

意見に対する答え

 松山市では、収容した動物について、愛護団体のご協力や、はぴまるの丘で収容動物の様子を見ていただけるマッチングエリアのほか、SNSでの発信、市ホームページへの掲載などで、飼い主への返還や里親への譲渡に積極的に取り組んできました。その結果、犬は平成28年度から、猫は令和2年度から殺処分しておらず、今後もゼロを継続していきたいと考えています。
 なお、本市には焼却施設が無いため、殺処分する場合は愛媛県に業務を委託することになり、犬猫ともに1頭あたり約28,000円の費用が必要ですので、本市ホームページで公表している猫の不妊・去勢手術の補助や、譲渡支援の情報を記載した動物愛護の取り組みのページに、このことを掲載します。
 次に、高齢の方が犬や猫と触れ合いながら暮らすことは、生きがいや心身の健康維持につながることが期待されており、また、譲渡先が見つかりにくい老犬・老猫が、家庭で適切に飼育され穏やかに過ごすことは、動物愛護の観点からも意義深いことです。
 一方で、動物の飼育は、飼い主に体力や経済的な負担が伴います。特に老犬・老猫は、飼い始めて短期間のうちに介助が必要になるケースがあるほか、飼い主である高齢者ご自身が支援や介護が必要な状態になると、適切な飼育や世帯の生活維持が困難になる可能性があり、慎重な検討が必要と考えています。
 ご要望がありました、動物の緊急時の預かり先の確保や医療費の支援などは、継続的な運営体制や財源の確保など多くの課題がありますが、他の自治体の事例を参考に、はぴまるの丘サポーターの方々にもご意見をいただきながら、引き続き人と動物が共に安心して暮らせるまち松山を目指します。

松山市長 野 志 克 仁
(生活衛生課 扱い)
受付番号   130

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