わがまちメール JR松山駅周辺まちづくりに関する提案

意見の内容

 JR松山駅周辺まちづくりプランに関する提案:二拠点(JR松山駅・松山市駅)の連携による持続可能な都市構造について
 【はじめに:JR松山駅と松山市駅、それぞれの役割と将来像】
 松山市には性格の異なる二つの主要駅がありますが、現在は以下のような役割分担がなされていると認識しています。
 現状:「松山市駅」が百貨店や商店街、近隣市町を結ぶ郊外電車を備えた「市民生活と商業の中心」である一方、「JR松山駅」は主に他県等との接点としての「広域玄関口」という限定的な役割に留まっています。
 将来あるべき姿: JR松山駅の高架化と路面電車の直結を機に、JR松山駅を「学習・交流・広域連携」を担う新たな拠点へと進化させ、既存の「生活・商業・娯楽」の核である松山市駅と相互に補完し合う「多極ネットワーク型(ダブルコア)の都市構造」を目指すべきです。路面電車をこの二拠点を強固に結ぶ「主要な交通軸」として最大限に活用することこそが、将来にわたって街全体の活気を維持する鍵になると考えます。
 この将来シナリオを実現し、両駅が共存・発展するために、以下の具体的な活用案を提案いたします。
 【1.路面電車の利便性向上と、乗り継ぎ時間を有効活用する設計】
 JR松山駅舎への路面電車直結案は、公共交通の利便性を飛躍的に高める素晴らしい計画です。一方で、交通の結節点としての機能が強まるほど、利用者には必ず「乗り継ぎの待ち時間」が発生します。この時間を単なる「空白の損失」にせず、市民が有意義に過ごせる「滞在の場」に変える施設配置をぜひ検討していただきたいです。
 【2.若者世代を惹きつける『市立中央図書館』のJR松山駅前への移設】
 現在、湊町のコミュニティセンター(以下、コミセン)にある市立中央図書館を、JR松山駅東口の再開発ビル内へ移設することを検討いただけないでしょうか。
 現状のコミセンは駅から距離があり、自動車利用が前提となっているため、最も利用が見込める学生や若者世代へのアクセス性に課題があるように見受けられます。図書スペースに飲食可能な交流場所を併設していただければ、電車の待ち時間を利用した自習や読書が可能になり、若者が日常的に集う「開かれた知の拠点」としての機能が生まれます。
 【3.交流機能の移転集約による『活気ある駅前』の創出】
 老朽化が進み、公共交通でのアクセスに制約がある現在のコミセンから、貸し会議室や多目的ホールなどの交流機能を、JR松山駅前へ優先的に配置していただきたいです。
 「自家用車での移動が必要な場所」から、路面電車やJRを使って「徒歩で容易に行ける場所」へと機能を移すことで、県外からの来訪者も円滑に参加できる催し物の場となります。多世代が目的を持って通う拠点を駅前に据えることが、人の交流が絶えない駅前の実現に繋がると期待しております。
 【4.子育て世代の回遊性を意識した共存環境の整備】
私はかつて居住した他都市において、公共機能が分散し、駅前が孤立して街が衰退していく姿を目の当たりにしてきました。JR松山駅側に屋内遊戯場や授乳室などの子育て支援機能を完備していただくことで、路面電車を介して両拠点をスムーズに回遊する動線が生まれ、市全体の持続可能性に繋がるものと考えております。
 【結びに代えて】
 路面電車が駅舎へ引き込まれるという利便性の高い基盤に、市立図書館や会議室といった「市民が日常的に利用する機能」を確実に組み込んでいただければ幸いです。JR松山駅と松山市駅がそれぞれの役割を果たしながら、路面電車という強力な接続機能によって連携し、市民が将来にわたり公共交通を利用して歩き続けられる、活気ある松山市の実現を心より願っております。

性別:男性
年代:40代
公開日:26年05月20日
公開番号:3703
新玉 都市整備

意見に対する答え

 JR松山駅周辺では、「愛媛・四国をつなぎ、松山を楽しむ。」というまちづくりのコンセプトのもと、広域交通拠点(交通ターミナル、JR、伊予鉄道)と広域交流拠点(商業・飲食、ホテルなど)が一体になったまち、安全・安心で快適なまち、また、県内外から人を集め、路面電車で繋がる松山市駅、中央商店街や道後はもちろん、東予や南予のほか、四国各県へも送り出すまちづくりを目指しています。
 具体的には、路面電車の引き込みや交通ターミナルの整備により、交通結節機能を強化するとともに、駅の西側では、「エンタメ×防災×交流の三位一体拠点」を整備し、東側では、商業・飲食やホテル、こどもアミューズメントなどの民間開発を促したいと考えています。
 施設の具体的な内容は、今後検討していきますが、今回いただいたご意見も参考にしながら、若者や子育て世代を含む多世代の市民や観光客が訪れ、日常的なにぎわいに満ちたエリアとなるよう整備し、松山市が活気ある持続可能なまちとなるよう取り組みます。

松山市長 野 志 克 仁
(交通拠点整備課 扱い)
受付番号   049

戻る



本文ここまで