わがまちメール 個別避難計画の見直しを早く

意見の内容

 個別避難計画とは、高齢者や障害者など、災害時に自力避難が困難な方の一人ひとりの状態に合わせて、安全が確保された避難方法や避難生活を発災前に計画するものです。
 中でも介護依存度や医療的依存度の高い者への個別避難計画を実行性(実効性)と安全性を確保されたものにするためには、当事者の状態・状況をよく知る普段からかかわりのある介護や医療の専門職に作成支援にかかわっていただくことが重要視されています。当事者やその家族の意向確認や安全性の高い搬送方法の確立、そして避難所でお世話になるであろう自治会・自主防災組織などの地域の方たちへの相談・アドバイザーの役割までをも求められているからです。
 しかし、松山市行政ではその介護依存度や医療的依存度の高い者たち(一部の者たち)の個別避難計画作成支援を民生委員の方たちに委託する選択を行いました。民生委員は厚生労働大臣から委嘱された非常勤の地方公務員で、地域福祉の向上に多大なご尽力をいただいていますが、ほとんどの方は介護や医療のスキルまでは持ち合わせてはいないでしょう。民生委員の会長たちへの説明において作成支援のフローチャートや考慮・配慮すべき留意点などの説明、作成支援辞退や他の専門職などへの委託も可能である選択肢等の説明が無かったと聞いております。民生委員の方々としては選択の余地を与えられず、作成支援のレクチャーが無いまま介護依存度・医療的依存度の高い高齢者や障害者の個別避難計画作成支援を任せられたということです。
 では市担当者や所属課に落ち度があるのかというと、たしかに見識不足による不備は否めませんが私は怠慢による失敗だとは思っていません。膨大な手間と労力のかかる社会福祉政策案件を複数抱えながら電話対応・窓口業務・協議・書類作りなど担いながら、留意事項のアドバイスも満足に受けられないまま要配慮者の生命にかかわる重要施策の立案を任せられていたことを知っているからです。担当者たちが真面目で手を抜けない人物たちであることから、右も左もわからず手探り状態で立案せざるを得なかったことは不本意だったことでしょう。そういった意味では不備の原因があるとすれば処理能力を超えた業務過多と、市行政の慢性的な見識不足に課題があると認識しています。(この件につきましてはまた別に指摘・提案をさせていただきます)
 既に民生委員の支援によって介護・医療依存高の者への個別避難計画作成を終えたケースがあるそうです。ただ介護と医療の視点での考慮がまだ十分ではない可能性も考えられることや専門職への作成支援委託の選択肢を当事者に伝えられていないことから、現在当該課には当事者への意向調査からやり直しを行うことを求めています。このままの状態で良いとは考えていないこと、リカバリー方法を検討中との回答を当該課からはいただいておりますが、個別避難計画は災害時の要配慮者生命の安全確保にかかわる重大事項です。できるだけ早急にリカバリーのほどをよろしくお願いいたします。

性別:不明
年代:不明
公開日:26年04月20日
公開番号:3683
全市 市民・福祉

意見に対する答え

 松山市では、現在、高齢者や要介護認定を受けている方、障害者手帳をお持ちの方などを対象として、ご本人・ご家族での作成のほか、福祉専門職や民生委員に作成支援をいただきながら個別避難計画の作成を進めています。
 災害時には、地域での助け合いも大切になりますので、民生委員には、日頃から見守り活動などを行っている方を対象として作成のご協力をいただいています。
 今後も関係機関などと協議しながら個別避難計画の作成に努めます。

松山市長 野 志 克 仁
(長寿福祉課 扱い)
受付番号   834

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