わがまちメール 総合病院における無痛分娩の導入を
意見の内容
以前、総合病院における無痛分娩の導入について意見をお送りし、「現状では難しいが、声が増えればその都度議論していく」とのご回答をいただきました。
その後の状況を踏まえ、改めて意見をお送りします。
四国における総合病院での無痛分娩の実施状況を調べたところ、徳島県では徳島大学病院が2023年8月より無痛分娩を開始しており、香川県では国立病院機構 四国こどもとおとなの医療センターにて実施されています。
また、高知県でも高知大学医学部附属病院において、2025年7月から無痛分娩が開始されていることを知りました。
現在、四国4県の中で愛媛県のみ、総合病院で無痛分娩を選択できない状況となっており、周産期医療の選択肢という点で、地域格差を感じています。
実際に出産を経験した立場として、私自身、第一子出産時に胎盤癒着を経験しました。
医師からは、次回妊娠時には再発のリスクがあるため、より設備の整った総合病院での分娩が望ましいと説明を受けています。
このように、医療的な理由から総合病院での分娩を勧められる妊婦であっても、無痛分娩という選択肢を持つことができない現状には、大きな不安を感じざるを得ません。
総合病院で無痛分娩が選択できることは、出産時の安心感や安全性の向上だけでなく、ハイリスク妊娠を抱える妊婦にとって重要な選択肢の一つだと考えています。
近隣県で導入が進んでいる現状を踏まえ、愛媛県内の総合病院においても、無痛分娩導入について具体的な検討・議論を進めていただけないでしょうか。
市民の一人として、今後の周産期医療体制のさらなる充実を強く願っております。
性別:女性
年代:30代
公開日:26年01月20日
公開番号:3644
全市 健康・医療
意見に対する答え
第一子出産時に胎盤癒着を経験され、次回の妊娠時には総合病院での分娩を勧められたものの、愛媛県内の総合病院での出産体制について不安をお持ちのことお察しします。
無痛分娩の提供体制は、JALA(無痛分娩関係学会・団体連絡協議会)がホームページで情報公開しており、現在、愛媛県内では5カ所、松山市内では2カ所の医療機関で無痛分娩が実施されていますが、松山圏域の周産期母子医療センター(愛媛大学医学部附属病院、県立中央病院、松山赤十字病院)は実施機関とされていません。
前回メールをいただいた際に、愛媛大学医学部附属病院などに確認したところ、無痛分娩専任の麻酔科医の確保が難しく、中核病院としての役割や医療提供全体のバランスを考えたときに、本格的な導入には至っていないとのことでした。
今回、あらためて愛媛大学医学部附属病院に確認したところ、母体の合併症などにより、医学的適応があると認められる場合には、無痛分娩を実施することがあることを確認しており、ケースバイケースになりますが、松山圏域の周産期母子医療センターでも実施することはあるようです。
ただし、無痛分娩を含む経膣分娩が可能か、リスクを考慮して帝王切開を選択されるかなど、出産方法の決定は、医師が母体の状況をしっかりと確認したうえで、ご本人の同意のうえで決定されることになると考えられます。
現在、相談者様は第2子の出産について不安を感じられておられますので、よろしければご妊娠される前に周産期母子医療センターに出産方法についてご相談されてみてはいかがでしょうか。
現状、無痛分娩は、各医療機関が人員配置や安全管理体制などを考慮したうえで医療提供が可能かを、それぞれ判断されるため、すぐに行政の支援などによって大規模病院での無痛分娩が本格導入されることは難しい状況ですが、引き続き、関係者と意見交換していきたいと考えています。
松山市長 野 志 克 仁
(医事薬事課 扱い)
受付番号 634
戻る

