わがまちメール JR松山駅周辺を「松山の顔」として再編して
意見の内容
市内で事業を営む立場として、JR松山駅周辺の再編について、私なりの視点から一案をお伝えさせていただきます。
JR松山駅周辺は、本市の玄関口でありながら、現在は十分に人の滞在や経済循環を生み出せていないエリアであると感じております。一方で、駅周辺にはビジネスカレッジやJAおひさまひろばが立地し、また松山城を正面に望むという、全国的にも希少な立地条件を有しています。
加えて、松山市内には長年培われてきた多様な地元メーカーやものづくり企業が数多く存在し、食、繊維、加工、技術といった分野は、観光資源としても十分に活用できる可能性を秘めていると考えます。しかし現状では、それらが市外・県外の来訪者に十分伝わる拠点が少なく、点在している印象があります。
また、堀内地区にある市民会館やNHK関連施設については、老朽化が進んでおり、更新や再配置の検討が必要な時期に来ているのではないかと感じております。これらの文化・発信機能をJR松山駅周辺に集約・移転することで、市民の利便性向上に加え、県外からの来訪者にも開かれた「文化の玄関口」を形成できるのではないでしょうか。
一方で、大規模アリーナ機能については新設を行わず、既存の石手川沿い武道館エリアを活用・再整備することで対応することが、施設の重複を避け、将来的な維持管理コストの抑制にもつながると考えます。公共施設の再編においては、できる限り機能の集約と合理化を図ることが、財政面でも重要であると思います。
さらに、JR松山駅を起点として、松山市駅、松山城、松山空港、郊外商業エリア等を巡回する鉄道路面電車(DMW)の導入・高度化をあわせて検討することで、車に依存しない移動環境を整え、駅前を名実ともに交通と交流の結節点とすることが可能になると考えます。
本提案は、新たな大型施設を増やすことを目的とするものではなく、既存資源の再編と区画整理を通じて、文化、産業、観光、交通を一体的に整理し、JR松山駅周辺を「通過点」から「松山の顔」へと転換することを目指すものです。
一市民・一事業者の立場からの私見ではございますが、今後のまちづくりを考える一つの視点として、お目通しいただけましたら幸いです。
性別:女性
年代:50代
公開日:26年01月20日
公開番号:3639
新玉 都市整備
意見に対する答え
JR松山駅周辺では、土地区画整理事業に併せて、路面電車の電停移設やバスタプロジェクトの実現などで交通拠点の機能強化を目指すとともに、アリーナの整備や商業施設など民間開発を促すことで、県都松山の陸の玄関口にふさわしい、楽しさやにぎわいに満ちたエリアとなるよう取り組んでいます。
中でもアリーナは、単なる施設ではなく、松山を活性化させる起爆剤として重要な拠点になると考えています。多目的アリーナとして、これまでにない充実した環境でプロスポーツや音楽イベントを楽しめるほか、アマチュアの大規模な競技大会や学校の式典などの開催も想定しています。特に、JR松山駅という広域交通結節点に近接する立地に整備することで、県内外から多くの人を呼び込み、中心市街地や観光地への回遊性を高めるなど、より高い経済効果も期待できます。また、アリーナの整備と運営には、民間事業者のノウハウや資金などを活用することで、サービスの向上と財政負担の縮減に努めます。
なお、文化施設は、改めて検討会を立ち上げ、市民会館の閉館時期や代替機能を含めた今後の在り方について、検討を進めています。
今後もJR松山駅周辺が「松山の顔」となるような魅力的なまちづくりに取り組みます。
松山市長 野 志 克 仁
(交通拠点整備課 扱い)
受付番号 618
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