わがまちメール 子育て世帯が地域の中で孤立せず安心して子育てできるまちづくりを

意見の内容

 現在、私の家庭では、早朝や夜間を避け、音が響くボールなども使わずに、できる限り周囲に配慮しながら、自宅敷地内の庭で子どもを遊ばせています。それにもかかわらず、近隣から子どもの遊ぶ声が「うるさい」との苦情を受けることがあり、非常に肩身の狭い思いをしております。
 もちろん、地域の清掃活動や町内会行事などにも積極的に参加し、日頃から近隣との良好な関係づくりに努めております。それでもなお、子どもの声に対する理解が得られず、苦情が寄せられる現状には、限界を感じざるを得ません。
 私の住む地域は高齢者が多く、子育て世帯が少数派であることもあり、子どもの声に対する寛容さが十分に共有されていないように感じます。こうした状況の中で、子どもを健やかに育てることに不安やストレスを感じることも少なくありません。
 一方で、以前国会では「子どもの声は騒音ではない」との発言が現職大臣からなされたこともありました。大都市では条例により、保育施設や公園などでの子どもの声を騒音規制の対象から除外する措置が講じられています。
 松山市においても、子どもの健やかな成長と、子育て世帯が安心して暮らせる環境づくりのために、「子どもの遊び声を騒音としない」ことを明文化し、明確なルールとして定めていただきたく、強く要望いたします。
 子どもたちの声は、未来の松山を支える希望の音です。どうか、子育て世帯が地域社会の中で孤立せず、安心して子育てできるまちづくりを進めていただけますよう、よろしくお願い申し上げます。

性別:男性
年代:40代
公開日:25年09月24日
公開番号:3580
全市 環境 その他市政

意見に対する答え

 子育て中のみなさんが、地域や社会の中で安心して子育てできることは、すべてのこども・若者が権利を保障され、幸福に暮らせる「こどもまんなか社会」を実現するため、大変重要であると考えています。
 松山市では、生活環境に影響のある騒音は、騒音規制法と愛媛県公害防止条例で規制されており、大都市のような「子どもの声は騒音ではない」ことの明文化はしていませんが、「子どもの遊び声」を含む子どもが活動する公益性・公共性を持っている小学校の昼休みや音楽などの授業に伴う音などには、規制を一律に適用しないよう取り扱っています。
 このように、本市では、柔軟な運用に取り組むとともに、周辺への生活環境の状況をみながら双方が調和できるよう指導しているので、現時点で明文化の予定はありませんが、いただいたご意見をうけ、今後より一層、地域や企業なども含めた社会全体でこどもを育てていく気運を高め、こどもや若者、子育て中のみなさんにやさしい社会づくりに取り組みます。

松山市長 野 志 克 仁
(こどもえがお課 扱い)
(環境指導課 扱い)
受付番号   361

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