わがまちメール こどもが亡くなった場合の出産世帯応援事業などの対応
意見の内容
出産世帯応援事業、出産世帯奨学金返還支援事業について申したいことがあります。
私の子供は昨年産まれましたが、数日で亡くなりました。検診中の異常は何もなく、はっきりとした原因は不明です。当然元気な状態で会えると思っていたため、このようなことになるなんて医療従事者を含め誰も予想していませんでした。トラウマを抱え、受け入れることは到底できず、悲しみは永遠に消えません。
出産世帯応援事業については以前から知っていました。補助対象世帯、対象者に当てはまりました。この子のために準備した物がたくさんあります。検診・出産費用に加えて予期せぬ葬式費用等、出費が重なったこともあり、経済的負担の軽減のためにも補助していただけると助かると思う気持ちで、申請しようと思いました。ところが、市役所で尋ねたところ、「子が亡くなった場合は対象とならない。」と、無責任で心ない、他人行儀な回答でした。何度も問い合わせましたが、一市役所職員には機械的な対応しかできないのだろうと、泣き寝入りをするしかありませんでした。
私の意見を申させていただきます。この事業の目的は、「経済的な理由で出産を諦めることがないよう、子供を持ちたい世帯を応援する」のではないのでしょうか。私たちは、この子に会うのを大変心待ちにし、この子のためにいろいろな準備をしてきたのです。私の子供は数日の命でしたが、この子が数ヶ月生きていたら、その間に申請ができる状況であれば、そのような余裕があるとは到底思えませんが、補助を受けられるということですよね。おかしいとは思いませんか。そもそも私たちのような少数派の事態を想定した事業ではないように感じます。市役所とは、全市民のための役所ではないのでしょうか。生きていなければ対象外の事業なんて、差別的ではないでしょうか。担当課、市の職員はこの事業の差別的な部分に気付かないのでしょうか。声をあげた人はいますか。他人事ですか。私たちは、もちろん補助をいただけると経済的負担の軽減になり、大変助かります。ですが、それよりも、子供の尊厳を尊重していないと感じられ、それが何より悔しいです。悲しいです。私たちの子供は生きて産まれました。今でも心の中では生きています。このことを少しでも考えたことはありますでしょうか。例え親族と言えど、同じ経験をしたことがない人にはこの感情は分からないと思います。しかし、この文章を公開していただき、私の思いを知っていただきたいです。そして、この事業が差別的ではなく、少数派の市民にとっても有意義なものとなることを期待したいです。松山市民で良かったと思える日が来ますでしょうか。
このような内容を口に出すことを控えたい中で、勇気をだして主張している私の気持ちを理解していただき、市長のご意見をお聞かせください。適切な判断の元、行動で示していただきたいです。
今からでも私の大切な愛しい子供の尊厳を尊重していただけますか。
性別:不明
年代:不明
公開日:25年07月18日
公開番号:3544
全市 その他市政
意見に対する答え
このたびは、対応が至らず、不快な思いをさせてしまいました。
出産世帯応援事業並びに出産世帯奨学金返還支援事業は、愛媛県の交付金を活用して行っている事業で、交付金の支出対象は県の規定で定められています。
いただいたご意見を受け、県と協議したところ、今回のケースは、交付金の対象とするとの回答が得られましたので、あらためて、ご申請をご検討いただけますと幸いです。
松山市長 野 志 克 仁
(子育て支援課 扱い)
受付番号 174
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