わがまちメール 免許返納がしやすい町づくりを

意見の内容

 私の両親は80代の高齢で、両親共に生まれ育った住み慣れた町に住んでいます。長女の私は市外在住で現在中距離介護をしています。母には認知症があり、1人では生活出来ませんが父がいることでなんとか生活し、手押し車を押しながら歩行しています。父も年々物忘れがひどくなり、独居・老老介護でギリギリの生活をしていますが、両親共に介護保険でデイサービスを利用し、入浴の介助や美味しい食事、脳トレやリハビリ体操などの支援をしていただき、本当に感謝しています。
 今回、お手紙させていただいたのは、免許返納後の移動手段について大変困っているため、現状をお伝えしたく初めて意見をさせていただくことにしました。現在高齢の父が車を運転し、近所のスーパーへ母と買い物に行ったり、産直市で大好きな花を見たり、ささやかなモーニングを楽しみに生活していますが、免許で認知症の検査にかかり、医師の判断でもそろそろ自主返納の時期にきています。
 しかし、車がないとたちまち生活に困り、なかなか返納できずにいます。家からバス停までは歩行でもかなり距離があり、ましてや電車は通っていません。病院の受診や買い物ひとつにしても、車がないと生活に大変困る状況で、携帯もうまく使えない高齢者です。そんな中、チョイソコの乗り合い手段をネットで初めて知りました。移動難民の高齢者にとっては本当に救いの取り組みです。
 しかし、チョイソコは、現状として100%該当地区に住む人たちや病院、スーパーなど地区の企業のご厚意で運営されていて、年末にはかなりの赤字となり、スタッフの寄付でやりくりされているとお聞きしました。こういった本当に困った人を助けるために立ち上げた団体にこそ、市も支援をしていただきたいと切に願います。どうか、スタッフの寄付でまかなうことのないようにしていただけないでしょうか。去年の運営の赤字がいくらかご存じでしょうか。それだけの寄付を地区の人が善意でしてくれています。住み慣れた町で1日でも元気に暮らすため、高齢になっても外出に困らない町、無理をして車の運転をし続けず、免許返納がしやすい町づくりをどうかお願いします。

性別:女性
年代:40代
公開日:25年04月22日
公開番号:3493
全市 都市整備

意見に対する答え

 市内で運行しているチョイソコは、運行開始当初から、「利用者からの会費と地域にある企業などからの協賛金で運営していく」という理念の下、スタッフの方々の多大なるご尽力によって維持・継続されており、バス停や鉄道駅まで歩くことが難しい高齢者などの移動手段として利用されています。
 そうした中、令和7年2月に開催した松山市地域公共交通会議で、収支状況の説明を受けた際には、黒字で運営できていると伺っているため、現時点で支援を行う予定はありませんが、今後も引き続き、運営団体であるNPO法人などの意見を伺いながら、松山市として、寄り添った対応をしていきたいと考えています。

松山市長 野 志 克 仁
(都市・交通計画課 扱い)
受付番号   876

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