わがまちメール 坊っちゃん文学賞の賞金が安すぎる

意見の内容

 坊ちゃん文学賞と言うのがありますが、優勝賞金が50万円と言うのは安すぎるのではないでしょうか。
 小説を書くなら、取材もしないといけないし、資料も集めないといけない、それで優勝賞金が50万と言うのはどうなのか。
 個人的には、早坂暁賞と景山民夫賞に50万円で、優勝者は100万円くらいはあって良いと思います。
 何年か前からショートショート小説のコンテストになっていますが、例えば昨年発表された早見和真先生の「八月の母」と言う伊予市と松山市を舞台にした小説は大きめの国語辞典くらいの厚みがあります。
 つまり地方で起きた話を元にした小説を書くとなると、それなりの尺が必要になるのではないか、と思います。
 また、松山市がどんな小説を求めているのか分からないと言う人もいます。
 坊ちゃんと言うのは、坊ちゃんは江戸幕府を表していて、赤シャツは腐敗した長州を中心とした明治政府を表している。つまり、当時の政権批判の小説と言われています。
 だけど、松山市が、その辺の意味合いを理解しているように見えない、松山の人も坊ちゃんとマドンナの恋愛小説だと思い込んでいる人がいるくらい無関心。
 初期の頃は審査員にも社会批判精神がある人がいたけれど、今は無い。
 元に戻すなり、なんとかした方が良いのでは、と思います。
 それにショートショートのコンテストにせずに、小説のコンテストとして継続していたら、何冊か名作も生まれていたようにも思います。
 愛媛県のエライ人は、残すべき物を壊してしまう悪い癖があるように思います。

性別:男性
年代:不明
公開日:24年09月05日
公開番号:3402
全市 その他市政

意見に対する答え

 坊っちゃん文学賞は、市制100周年を機に、近代俳句の父・正岡子規を生み、明治の文豪・夏目漱石の小説『坊っちやん』に描かれた街という豊かな文学的土壌を生かして、新しい青春文学の創造と松山市の文化的イメージを高め、全国にPRするため昭和63年に創設され、受賞後も活躍を続ける作家や人気作品を生み出してきました。
 15回・30年の節目に、これまでの歩みを受け継ぎ、さらに「ことばと文学のまち松山」の全国発信を進めるため、令和元年度の第16回からショートショートの文学賞にリニューアルしました。ショートショートとは、「アイデアとそれを生かした印象的な結末のある物語」のことです。文字数は4,000字以内で、テーマは問わず、想像力を生かした作品を募集しています。
 賞金は、第15回までは2か年で開催し、大賞1名に200万円、佳作2名に50万円としていました。第16回以降は、毎年開催し、大賞1名に50万円、佳作5名は10万円の計6名を表彰しています。毎年、6名を表彰することで、文学の裾野を広げていきたいと考えています。
 ショートショートは書く楽しさを感じてもらいやすく、世代を問わず参加でき、文学の間口を広げる力があります。前回、第20回は、幅広い世代の方から8,014点の応募をいただいています。
 今後も、この賞を「文学の入り口」として、これまで本市が取り組んできた「ことばと文学のまち松山」の魅力をさらに広く発信したいと考えています。

松山市長 野 志 克 仁
(文化・ことば課 扱い)
受付番号   311

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