わがまちメール　急患医療センターの対応

　私の娘が、前日から腹痛と下痢の症状があり、当日夜になって腹痛が我慢できないほどひどくなったことから、私の妻が付き添いのもと23:00過ぎに受診させていただきました。
娘は、〇〇と診断され、病院にかかっております。普段から腹痛をごまかしながら日常生活を送っておりますが、今回は普段と痛む場所も普段と違い、痛みが我慢できなくなったため、虫垂炎など緊急で対応すべき病気の疑いもあるかと思い、受診させていただいた次第です。
　しかし、診察していただいた先生より、開口一番娘の顔をのぞき込み「何で来たん。前日から痛いのであればなぜかかりつけ医を受診しないのか。」などと強い口調で言われ、「これぐらいの症状で夜間受診に簡単に来られたら困る。昼間学校に行く前に病院に行け」と言う趣旨の発言をかなりの勢いで言われ、付き添いしていた妻も、こちらの事情を伝える余地もなかったと困惑しております。また、痛む場所をお伝えしているのにもかかわらず、こちらの事情を聞くこともなく、下痢のみに着目し、下痢止めの薬のみを一方的に処方され、「下痢も〇〇が原因だ。あとはかかりつけ医に行け」といった対応だったのことです。（〇〇の症状では、普段、下痢は出ておらず、主治医からも特にそのような診断はありません。）
　こちらとしても、夜間になって痛みがひどくなり、我慢ができないため、なんとかしていただきたいと思って受診させていただいたのですが、このような対応をされたことにショックを受けております。
　先生がおっしゃられるとおり、昼間に受診できればいいのですが、娘はがまんできる腹痛については、そのたびに学校を休む訳にもいかないので、日頃は薬を服用しながら、日常生活をこなしていけるよう努力しているところであり、前日と当日の昼間はその範囲の症状でした。また、主治医の先生は勤務日が限られているので、気軽に受診できる状況ではございません。このような事情も、もう少し聞いていただく余地を持っていただいてもいいのではないでしょうか。
　我々としてもやむを得ず、あの時間帯にお伺いさせていただいたところに、このような対応をされると、こちらとしては受診すべきか判断がつかないので、正直、今後ひどい状態でも受診するのをためらうことになります。
　そこで、何点かお伺いしたいのですが、
１．どのような症状であれば、そちらを受診させていただけるのでしょうか。基準を教えてください。迷ったあげく受診させていただいた我々の判断は間違っていたのでしょうか。また、間違っていると言われるのであれば、どのような対応をとればよかったのでしょうか。
２．先生の対応は、センターの方針に沿ったものと理解してよろしいでしょうか。すべての先生が、痛みで苦しんでいる者をさらに痛めつけるような対応をされるのでしょうか。診療時間終了間際でご多忙だったかもしれませんが、患者の方に寄り添った対応をしていただけると安心だと思うのですが。
３．また、夜間救急であり検査の態勢など限界があるのは承知しております。しかしながら、このような表面的な診断のみの対応をされ、もしこの後体調が急変し、万が一のことがあった場合、センター及び松山市は、どのような対応をとっていただけるのでしょうか。

　なお、帰宅後、急患医療センターには私からお電話させていただき、対応いただいた看護師には状況をお伝えするとともに、センターのご事情も伺いました。態勢が限られているなど言われることも理解できるところはあるのですが、納得のできない点についてご説明いただければと思います。

性別：男性
年代：40代
公開日：24年06月21日
公開番号：3363
味酒 健康・医療

　受診時の対応で不快な思いをさせてしまいました。
　お子さまのお体の具合はいかがでしょうか。まずは、お見舞い申し上げます。
　松山市急患医療センターでは基本的に１日分のお薬を処方し、翌日かかりつけ医を受診するまでの応急処置を行っているため、日中に出た症状はできる限り日中のうちにかかりつけ医などを受診していただくようお願いしています。
　救急を利用する際の目安ですが、翌日かかりつけ医を受診するまで待てるか、待てないかでご判断いただくようお願いしており、受診に迷われた際には「＃７１１９」の電話相談をご案内しています。
　お子さまは、前日から腹痛などの症状があったものの、夜間に普段とは違った我慢できないほどの症状となって当センターを受診されており、その判断に誤りはありません。一方で、今回の医師の発言は、前日から症状があったのだから、できるだけかかりつけ医の受診を優先していただきたいとの思いからです。
　しかし、日頃の症状とは異なり不安な思いで来院された患者様とそのご家族に対しての配慮が十分でなかったと考えていますので、あらためて、当センタースタッフには、患者様に寄り添った対応を行うよう指導していきます。
　引き続き、市民の皆さまに安心して受診していただけるよう努めるとともに、万が一、当センターでの事故などがあった場合には、事実関係を確認の上、誠心誠意、補償などの対応を行います。

松山市長　野　志　克　仁
（医事薬事課　扱い）
受付番号　　　１３８

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