わがまちメール フリースクール利用補助
意見の内容
フリースクール利用補助金支給をお願いします
我が家には、環境等が合わず学校に行くことができない子どもがおります。
約2年の休養期間を経て、現在は週に2日、市内のフリースクールを利用しています。
学校は不安に襲われ、母や父の付き添いを伴って、それでも足がなかなか進まない我が子です。
しかしフリースクールには、1人で駆け足で教室に向かうことができます。
念願のお友だちもできました。
学校に行けなくなった時、「人生終わった」と口にした我が子。
フリースクールを利用し始めてからは、「毎日が楽しくなった!フリースクールに行かせてくれてありがとう」と伝えてくれるまでに心も元気になりました。
親としては、そんな場所へ毎日でも行かせてあげたいものです。
しかし、フリースクールには多大な費用が発生します。
我が家が利用しているスクールは比較的良心的な費用設定ですが、それでも週2日の利用で、月24,000円。
学校と同じ登校日数、週5日の利用は月60,000円。
あらゆる物価高騰も相まるこの頃、とても気軽に利用させてあげられるものでは有りません。
場所はあるのに、社会と繋がる・学びに繋がることが阻まれている事態です。
そこで調べてみると、松山市にも無料で利用ができる適応指導教室があることを知りました。
学校を休み始めた当初早速問い合わせ、築山町青少年センター内にあるわかあゆ教室へ見学に足を運ばせていただきました。
しかし、我が子は青少年センターの外観を目にし、どうやら学校を彷彿させたようで、しばらく車から降りることを拒否しました。
学校でないことを、時間をかけて伝え、やっと車から降りてくれましたが、玄関入ってすぐのホールに行くことがやっとでした。
建物内も薄暗く、無機質でポスターや掲示物が有り、我が子にはやはり学校を彷彿させたようでした。
(今でも、あそこには行けないと口にします。)
対応してくださった職員さんに息子をなんとかお任せし、私はわかあゆ教室の見学をさせていただきました。
その際、利用者は主に中学生であり、小学生低学年の子どもが利用して楽しめるかどうかといったご対応でした。
お母さん任せて!連れてきて!ではなく、主に中学生ですが、それでもよかったらどうぞといった受け身に感じられてしまいました。
その当時はまだまだ藁にもすがる思いであった私でしたので、とても残念に、振り出しに戻ったといった気持ちで帰宅した記憶があります。
フリースクールの補助制度についていろいろ調べましたが、松山市にも愛媛県にも残念ながらありません。
愛媛県にはフリースクールへの交通費補助制度はあるようですが、非課税世帯やひとり親家庭、生活困窮世帯に対象が限られており、そこに値しない私たちは申請すらできない状況です。
困っています!助けてください!という声すらも、こうして直接届けない限りは届けられない状況です。
不登校は緊急事態です。
我が子に寄り添う為に、寄り添わなければならない為に、仕事を辞める方、労働時間を減らす方、即ち、収入が減少する方もいらっしゃいます。
社会と繋がる為に、学びを得る為に、多大な費用を支払っていかなければなりません。
交通費も昼食費も発生します。
費用面を理由に、フリースクールの利用を検討することすら諦めてしまう声もあります。
最近北条方面にも開設いただいたようですが、
パニック障害を抱え、自動車の運転できる範囲が限られる私には残念ながら利用は無理です。
フリースクール利用料の補助制度を設ける自治体も年々増えてきております。
東京都もついに動きました。
四国地方では最多の人口を誇る松山市から、四国の不登校に対する前向きな取り組みを是非ともお願い申し上げます。
将来、松山市を担うであろう子どもたちのために、子どもたちの未来のために、切に切に、心より深くお願いします。
性別:女性
年代:40代
公開日:24年05月21日
公開番号:3343
全市 教育・文化
意見に対する答え
ご投稿いただいた内容について、学校教育などを担当している松山市教育委員会に問い合わせたところ、次のような回答がありましたので、ご報告させていただきます。
松山市長 野 志 克 仁
【松山市教育委員会からの回答】
わがまちメールをいただきありがとうございます。
松山市では、不登校の児童生徒が等しく教育を受けることができるよう、教育支援センターで、家庭訪問や来所による個別支援、小集団で活動する「わかあゆ教室」・「北条文化の森教室」、ICTを活用した学校復帰支援など個々の状況に応じた支援に取り組んでいます。
「わかあゆ教室」では、昨年度から心理判定員がフリースクールを参考にしながら、ソファーやローテーブルの設置や一人で過ごしやすい場所を作るなど、小学生が入室しやすい雰囲気作りを行っています。
また、昨年度には小学生が入室し、日常的にスポーツ活動や遠足などのイベントにも参加して、街探検や追いかけっこなどを楽しんでいますので、宜しければ、改めて見学に来ていただければと思います。
不登校を含めた各種相談に関しては、本市にお住まいの0歳から18歳までの子どもに関する総合相談窓口を設けていますので、下記連絡先までご相談ください。
【お問い合わせ先】
『こども相談』TEL:089-943-3200
受付時間:平日8:30〜21:00、土曜日祝8:30〜17:00
今後も子ども一人ひとりに寄り添った対応に努めるとともに、フリースクールの方からもご意見をお聞きしていきたいと考えています。
松山市教育委員会 教育長 前田 昌一
(教育支援センター事務所 扱い)
受付番号 058
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お問い合わせ
市民生活課
〒790-8571 愛媛県松山市二番町四丁目7-2 本館1階
電話:089-948-6447
