わがまちメール 文学・言葉のまちの発展

意見の内容

 松山市は歴史的にも俳句や文学などの文芸が街の雰囲気を創造し、人々の心の豊かさを育んできた素晴らしい文化都市だと思います。これは他の都市にはない独特の文化であり、松山市の魅力だと思います。私自身も夏休みの宿題などあらゆる教育の場で俳句や作文に触れてきました。
 そういった子どもをはじめとした市民の言葉に対する教育という面でアウトプットする機会は豊富にある一方、自由に文学に触れ学びを楽しめる図書館などの施設が数少ないように思えます。城山の中央図書館はありますが、どちらかといえば、受験生や専門分野について学ぶ方向けの静かで入り辛い場所というイメージです。
 東京の角川武蔵野ミュージアムや岐阜市の中央図書館のような文学を楽しみながら建築や内装からも市民の創造性を刺激するようなスポットがあれば人々の文学への関心や松山が伝統的に大切にしてきた言葉による繋がりというものへの醸成に繋がるのではと思います。


性別:男性
年代:20代
公開日:24年02月22日
公開番号:3279
全市 教育・文化 その他市政

意見に対する答え

 ご存知の通り、松山市は、近代俳句の祖といわれる正岡子規をはじめ、多くの文人や俳人を輩出するとともに、夏目漱石の「坊っちゃん」や司馬遼太郎の「坂の上の雲」といった小説の舞台のひとつになるなど、文学的土壌の豊かなまちです。
 こうした松山ならではの魅力を生かし、あらゆる世代にことば文化を親しんでいただく取り組みとして、2000年から10年ごとに「だから、ことば大募集」を実施しています。全国から寄せられた心温まることば作品を、「街はことばのミュージアム」と題して、市内を走る路面電車やロープウェー街など、多くの市民や観光客の目に留まる場所に掲示し、市全体をミュージアムととらえ、ことばに触れる機会を増やすことで、「ことばのちから」によるまちづくりを進めています。
また、子規記念博物館では、展示施設のほか、閲覧室も備えており、子規をはじめとする文人、近代文学、松山の歴史などの図書約45,000冊を読むことができます。閲覧室を利用される方の問い合わせに応じて、書籍の紹介や情報の提供等もしていますので、ぜひご活用ください。
 本市には、城山公園内に愛媛県立図書館があるほか、総合コミュニティセンター内の中央図書館をはじめ、北条文化の森に北条図書館、昔ながらの町並みに囲まれた三津浜地区に三津浜図書館、中島の総合文化センター内に中島図書館があり、それぞれが館内のレイアウトを工夫するなどして、魅力的で居心地の良い場となるよう努めています。
さらに、坂の上の雲ミュージアムでは、2階の無料スペースに、明治時代の歴史や文学に関する書籍約1,000冊が閲覧できる「ライブラリーラウンジ」を設けています。令和7年夏ごろにはこの2階部分に、こどもが本に親しむことができる「こども本の森」図書室(仮称)を増築する予定です。世界的に有名な建築家、安藤忠雄氏の特徴的なデザインとともに、自由な学びを楽しんでいただければと思います。
 今後も、市民の豊かな感性や創造性を育むため、文化芸術や松山特有の文化をいかしたまちづくりを進めます。

松山市長 野 志 克 仁
(文化・ことば課 扱い)
(坂の上の雲ミュージアム 扱い)
松山市教育委員会 教育長 前田 昌一
(中央図書館事務所 扱い)
(子規記念博物館 扱い)
受付番号   563




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お問い合わせ

市民生活課

〒790-8571 愛媛県松山市二番町四丁目7-2 本館1階

電話:089-948-6447

E-mail:siminseikatu@city.matsuyama.ehime.jp

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