わがまちメール 仕様発注方式を性能発注方式に

意見の内容

 松山市が実施する工事は、他国に類を見ない我が国独自の仕様発注方式(詳細仕様を確定させた工事仕様書に基づいて、緻密な積算により予定価格を策定した上で、施工を発注する方式)で発注しています。
「設計・施工の分離の原則」に基づく仕様発注方式は、土木分野のみならず建築分野等も含めて全国に浸透しています。
仕様発注方式は、「施工結果における責任問題」に直結しています。つまり、仕様発注方式では、発注者が示した工事仕様書に従った施工で生じた不具合の責任は、工事仕様書を示した発注者が負うことになり、自治体が発注者責任を問われた事例があります。
このような問題は、性能発注方式(実現を求める要求要件を規定した要求水準書に基づいて、見積書の徴収・査定により予定価格を策定した上で、設計と施工を一括発注する方式)で解決できます。
性能発注方式では、要求要件を示す要求水準書を用います。
そこで、〇〇調整池整備事業を例とすれば、実現を求める要求要件の一つとして「現場での工事は、第三者及び既存施設に害を及ぼさないように実施すること」を規定しておくことにより、受注業者の責任で設計と施工を通じた工場地盤の不同沈下対策ができます。
仕様発注方式を性能発注方式に切り替えていく上でのモデル事例は、〇〇整備事業です。工事規模の大小に関わらず、性能発注方式の基本的な取組み方や考え方は同じですから、〇〇整備事業は、理想的な要求水準書を作成した貴重なモデル事例であり、要求水準書に基づく業者見積もりの査定により予定価格を策定する上でのモデル事例となります。


性別:男性
年代:60代
公開日:23年01月20日
公開番号:3120
全市 その他市政

意見に対する答え

 ご意見をいただいた件について、「公共工事の品質確保の促進に関する法律」に多様な入札及び契約の方法が明記されていることは認識しています。
 そこで松山市では、案件に応じて、PPP/PFI手法を活用するなど、適切な運用に努めています。
 

松山市長 野 志 克 仁
(契約課扱い)
受付番号   767


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