わがまちメール 重度訪問介護サービスを利用しやすいように

意見の内容

 ◎重度訪問介護サービスの枯渇

人工呼吸器使用者や医療的依存度の高い重度障害者、そしてクローズアップされている医療的ケア児やヤングケアラーを抱える世帯の今後を支える重要な社会資源が重度訪問介護サービスです。しかし、この介護サービスを提供する重度訪問介護事業所のキャパシティが限界を超えてしまっていることを松山市は把握されておられるのでしょうか。
施設並びに医療機関での宿泊利用すらままならない重度障害者には在宅介護しか選択肢が無い者は多く、重度訪問介護は最後の砦といえます。
松山市は3か年ごとの障害福祉計画作成者ですが、該当する重度訪問介護事業者が限定・特定されているにもかかわらずサービス供給能力量の把握等が行われること無く「利用可能だった(利用された)量」の変遷データを用いることで計画作成されてきました。ですが「利用可能だった量」と『本来必要である量』は全くの別物です。その『本来必要である量』の重度訪問介護サービス量が確保できない状況にまで陥っているのが今の松山市です。
必要な重度訪問介護が提供できなければ
○人工呼吸器装着を諦め “自死” を選択する者の増加懸念
○介護サービスが確保できないために介護離職の増加
○利用者の生命維持にリスク増加
○介護者である家族の共倒れ
○ヤングケアラーや医療的ケア児を抱える世帯への介護サービス提供不可
○重度訪問介護の介護職員たちへの過大な負荷
等々の様々な問題が増大します。
重度訪問介護事業者たちへの支援とサービス確保の必要性を指摘いたします。


性別:男性
年代:不明
公開日:22年12月20日
公開番号:3104
全市 市民・福祉

意見に対する答え

 重度訪問介護サービスは、重度の障がいがある方が在宅生活を送る上で、重要であり、そのサービスの提供は、質・量ともに必要な水準を確保していくことが求められていると認識しています。
 松山市第6期障がい福祉計画では実際に利用している方の人数や利用時間、利用量等の実績を踏まえ計画年度での見込量を設定しています。
 現在、松山市では市内81の事業所が重度訪問介護サービスの事業者として指定されていますが、今後はヘルパー養成研修等の周知を行うなどにより、人材確保や事業所の参入促進に努め、必要な重度訪問介護のサービス提供体制の確保に取り組んでいきたいと考えています。



松山市長 野 志 克 仁
(障がい福祉課扱い)
受付番号   702


戻る



お問い合わせ

市民生活課

〒790-8571 愛媛県松山市二番町四丁目7-2 本館1階

電話:089-948-6447

E-mail:siminseikatu@city.matsuyama.ehime.jp

本文ここまで