平成23年12月5日 第13回学生による政策論文 入賞者発表及び表彰式における市長挨拶
更新日:2012年3月1日
皆さん、こんにちは。松山市長の野志でございます。
まずは入賞された皆さん、誠におめでとうございます。第13回目を迎えました今回の「学生による政策論文」には、全国から昨年を上回る149件もの応募がありました。本日、この場にいらっしゃる皆さんは、その多くの論文の中から、第1次審査会、プレゼンテーション、そして、第2次審査会における厳正な審査を経て、入賞された方々でありまして、喜びもひとしおではないかと思います。
この「学生による政策論文募集事業」は、松山市に数多くの大学が立地している状況に着目いたしまして、学生の皆さんの斬新なアイデアや、柔軟な発想を市政やまちづくりに活かすことを目的として、平成11年から始めたものであります。
これまでにも学生の皆さんからいただいた様々な提案を事業化し、まちづくりに活かされています。その例を挙げてみますと、伊予鉄道の古町駅の近くになりますけれども、老朽化していました庚申庵を復元整備いたしまして、NPO法人による管理・運営のもと、現在、市民の文化交流の場として利用されていること。また、「おでかけらくらくマップ!」という松山市のバリアフリーマップがあります。こういったバリアフリーマップを作成したこと。そして、小説「坊っちゃん」の発表から100周年を記念しまして、登場人物のそっくりさんによる「坊っちゃん同窓会」を子規記念博物館で開催いたしました。本当に柔軟な発想、アイデアだったと思います。今回の提案についても、市政運営の参考にするとともに、入賞論文は十分に調査・検討を行いまして、市政に活かしていきたいと思っております。
また、皆さんのような若い方がまちづくりや行政に積極的に関わり、その輪を広げていただければ、松山の将来は更に明るく、笑顔のあふれるまちになるものと確信をしています。
最後になりましたが、今回御応募いただきました学生の皆さんはもとより、御多忙の中、すべての論文を精査して、専門的な視点から審査をしていただいた専門委員の皆様、さらに、御協力をいただきました学校関係者の方々に、心からお礼を申し上げまして、御挨拶とさせていただきます。本日は誠におめでとうございます。
