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平成24年1月4日 平成24年松山市年賀交歓会における市長挨拶

更新日:2012年3月1日

 皆様、新年明けましておめでとうございます。今日は大変冷え込んでおります。先ほどは雪も降っていたようでございます。こんな寒い日にも関わらず、このようにたくさんの方にお集まりいただきまして、誠にありがとうございます。

 さて、今日私は、今年松山市がどのような方向性で進んでいくのかについて、お話をさせていただきます。

 これまで松山市は『坂の上の雲』のまちづくりを進めてまいりました。これは、まちづくりのテーマと、お客様に松山へ来ていただくという観光誘客テーマを併せて進めてきたものです。

 3年前、2年前、そして去年と、スペシャルドラマ「坂の上の雲」の放送が終わりました。どのくらいの方がご覧になったか、ちょっと手を挙げていただきたいのですが、12月の放送、1回でも見たという方、手を挙げていただきますか。ありがとうございます。大変勇気づけられます。

 今、大変厳しい世の中でございます。『坂の上の雲』、坂というのは楽な下り坂かといいますと、そうではありません。厳しい上り坂だと思います。その上り坂の向こうにある一朶の雲、目標に向かって、厳しい時代だけれども皆さん手を携えて登って行きませんかという理念を、私は常に感じておりました。

 その『坂の上の雲』のまちづくりを継承しながら、今年からは「たからみがき」のまちづくりを進めてまいります。宝というと、「宝探し」と続くことが多いかと思います。しかし、松山の宝探しは、もうほとんど終わっています。先輩たち、先人たちのおかげで、松山には全国に誇れる宝が数多くあります。その宝を磨いていくのが私たちの仕事だと思っています。
 皆様ご存知のように、国においては1千兆円に迫る借金がございます。地方交付税交付金、国庫支出金という形で地方にお金が回っていたのですけども、国においてそんなに借金を抱えているから、地方に回ってくる額が、増えることは考えにくい。大金を使っていわゆる箱ものをどんどん造っていく時代ではありません。そういった中、松山がすべきことは、今ある宝を磨いていくことだと思っています。この「たからみがき」というひらがな一文字一文字に、そのキーワードが隠されています。

 まず、「た」でございます。「た」は「旅の魅力」を磨いていくことです。この旅について松山が掲げておりますのが、「瀬戸内・松山構想」でございます。NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」の放送により、おかげさまで松山へのお客様が増えております。平成23年の数字は今まとめているところですけど、松山へのお客様は平成22年には63万人増えまして、588万人になりました。NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」で松山へのお客様が増えた、そして、大河ドラマ「龍馬伝」で高知へのお客様が増えたように、確かに大河ドラマに取り上げられることによってお客様が増えるという側面があります。

 さて、今年の大河ドラマのテーマは「平清盛」でございます。舞台は瀬戸内でございます。これは松山にとって、大変幸運なことでありました。例えば、舞台が北海道や南九州になっていたなら、松山としてはなかなか手出しをすることが難しかったと思います。「平清盛」の舞台は瀬戸内です。

 瀬戸内について、皆様にもっともっと胸を張っていただきたいと思っております。ドイツの地理学者リヒトホーフェンという方がいらっしゃいます。そんな人知らないなあと思うかもしれませんけれども、皆さん絶対に知っています。あのシルクロードの命名者であります。あのシルクロードを命名した方、つまり全世界を知っている方が、明治元年にこの瀬戸内海を訪れました。不思議なことに、明治元年と言いますと、あの正岡子規さん、秋山好古さん、真之さんがお元気であったころの時代であります。そのリヒトホーフェンさんがこの瀬戸内海を明治元年にお訪れまして、「こんな広大で優美な景色は世界のどこにもないであろう。いずれこの景色は世界の人に紹介をされ、称賛されるであろう。」といった言葉を自身の旅行記に残しています。

 もう一人、イギリスの実業家でトーマス・クックという方がいらっしゃいます。この方は、旅行業界では大変有名な方で、トーマス・クック・グループという大変有名な旅行代理店を作られた方、そして、近代ツーリズムの祖と言われている方です。このトーマス・クックさんは、明治5年にこの瀬戸内海に来られ、「ヨーロッパのいろんな湖に行ったけれども、その素晴らしい湖たちを集めて、ようやくこの瀬戸内海の風景になる。素晴らしい景色だ。」といった言葉を残してくださっています。

 そんな立派な瀬戸内海が、今まで日本の観光の中で使われることがあまりありませんでした。それはなぜか。それは、今まで残念なことに行政ブロックごとに、中国地方は中国地方、四国地方は四国地方で動いてきたので、その間にある瀬戸内海は隔てる海にしかならなかったわけです。しかし、ここに松山市は着目をいたしました。広島と松山を結ぶ3時間のフェリーだと旅行にはちょっと時間的に厳しい。そこに、スーパージェットという広島と松山を結ぶ1時間の高速艇があります。このスーパージェットを使うと、良いことが多々あります。それは、広島、宮島、また平和公園という修学旅行地がありますけれども、そこからスーパージェットで中島に修学旅行生をお連れし、みかん狩りの体験をするということで、大変人気になっているのを、松山市は実績として持っておりました。そのスーパージェットを使う。例えば宮島、広島、呉、松山というふうに、今まで途中下船できなかったものが途中下船できるようになれば、また、安い料金を提示することができればということで、松山市が主体となって作りましたのが、「瀬戸内はいくるーず」という旅行商品であります。これを昨年の秋に発売をいたしまして、私が松山の営業マンとして全国の旅行事業者、交通事業者に、ただの挨拶ではなく、商談として回らせていただきました。おかげさまで良い結果が出てきております。

 今年の4月から5月、6月と3か月間にわたってJR西日本さん、JR四国さんが主体になって、重点送客キャンペーンというのをしてくださいます。その重点送客キャンペーンの地に瀬戸内・松山が選ばれました。これは、JR西日本さん、JR四国さんが主体になって松山のことをPRしてくださいますので、大変ありがたいことであります。

 そして、再来年にはこの瀬戸内海が国立公園に制定されて80周年を迎えます。わずか2年後であります。そして、同じ再来年に道後温泉本館ができまして120周年という記念の年が併せてやってきます。この再来年に向かって松山は「瀬戸内・松山構想」を掲げて、しっかりと観光の戦略を磨いていきたいと思っております。また、今年の大河ドラマ「平清盛」の主役は松山ケンイチさんであります。松山ケンイチさん、これはもう松山にとって赤い糸を感じざるを得ないところであります。この「瀬戸内・松山構想」で、NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」の後、しっかりと観光を磨いていきたいと思っております。

 続いて、「か」に移らせていただきます。この頭文字にも、もちろん意味が込められています。「か」は「風早レトロタウン構想」であります。北条を元気にしていきたい。魅力アップしていきたい。

 そして「ら」。「ら」の付く言葉はなかなか日本語には出にくいです。「ら」は島を意味するランドであります。「愛ランド里島構想」と、私は中島の構想を掲げております。アイランドはただ島を意味するのではありません。アイランドのアイは「愛する」の愛であります。里島構想のリトウは「離れた島」ではありません。ふるさとの「里の島」と書きます。私は前職の時に中島に何度も伺わせていただいて、海に沈む夕日そのものの自然を見て、皆さんふるさとは違うけれども、ここに来れば各々がふるさとを感じる地なのではないかなと思いました。愛ランド里島構想がこの「ら」であります。
「み」は「三津の朝市活性化」であります。

 そして「が」は「街路整備」。市街地の「街」、道路の「路」、「街路整備」であります。今、街路整備で掲げておりますのは、花園町を魅力アップするということでございます。これは皆様には、松山の地図を鳥のように上から見ていただくとわかりやすいかと思います。松山の中心の堀之内に、芝生の安らぎのある公園ができました。堀之内の公園から松山の交通の結節点である松山市駅までを結んでいるのが花園町通りであります。松山市駅、銀天街、大街道、いずれもアーケードのある雨でも通行ができる通りになっています。そして、新しくなったロープウェー街。ロープウェー街は平和通りにつながります。平和通りを歩いて行って、そして県民文化会館ひめぎんホール、そしてひめぎんホールの東側には、今、句碑がたくさん立ち並ぶ俳句の道ができております。俳句の道を右に曲がるとにきたつの道という、川の流れがある良い道ができております。にきたつの道はアーケードのある道後商店街に続いていきます。そして、道後商店街の終点には道後温泉本館。この堀之内、花園町通り、松山市駅、まつちかタウン、銀天街、大街道、ロープウェー街、平和通り、俳句の道、にきたつの道、道後商店街、道後温泉本館と、結ぶと約4キロの道のりになります。歩くと1時間ちょっとの道のりであります。

 これからの我が国の国づくり、まちづくりで考えますと、皆様に歩いていただくことが大事になります。歩いて楽しいまちづくりです。国において、こんなデータがあります。国民一人一人が1日に3千歩今より多く歩いていただくと、およそ2千7百億円の医療費が削減できるそうです。医療費に多くの部分を占めてしまうと、他で使える部分がどうしても少なくなってしまいます。防げるものは防ぎたい。松山においては、このように歩いて楽しいまちづくりをしていきたいと思っております。また、先ほど申し上げたコースは中心商店街を通ります。中心商店街の活性化にもつなげていければとも思っております。

 その花園町でありますけれども、松山市内で一番幅の広い通りです。40メートルあります。今、花園町の現状は電車通りがあって、2車線ずつの車道があって、そして銀杏並木のある緑地帯があって、副道があって、アーケードがあるという通りです。この道路の使い方を車からもう少し歩く人、自転車にまわすことが出来たらという思いで花園町の魅力アップに努めていきたいと思っております。

 今、申し上げた「風早レトロタウン構想」、「愛ランド里島構想」、「三津の朝市活性化」、そして「街路整備」、いずれも地元の方々としっかりとお話をしながら、より良い取り組みにしていきたいと思っております。

 最後に、「き」は「気持ち」であります。今、私が「気持ち」と申し上げたのは、これからのまちづくりで大事になるのは、市民の皆様に松山に対して愛着や誇りを持っていただくことです。中傷や文句からは何も生まれません。例えば、松山は確かに雨の少ないまちであります。雨が少ない、雨が少ないと文句を言っていたのでは、何も生まれません。そこで、雨は少ないけれども太陽光がさんさんと降り注ぐまちだと、考えを変えて取り組んできたのが、松山サンシャインプロジェクトでございます。太陽光発電に適したまち、クリーンエネルギーに適したまちが、この松山であります。このように、前向きな発想からは、いろいろなものが生まれてまいります。市民の皆様の前向きな気持ち、愛着や誇りを持っていただく、これが大事だと思っております。

 このように、松山がすべきことは「宝探し」ではなく、宝探しから一歩進んだ「たからみがき」のまちづくりをしていきたいと思っております。あと、この6つだけではありません。松山の宝は、例えば今年2度目のオールスター戦が行われます坊っちゃんスタジアム、この野球文化というのも宝であります。また、言葉のまちづくりができる。正岡子規さんのおかげ、そして、夏目漱石さんが小説『坊っちゃん』を書いた。そして『坂の上の雲』、司馬遼太郎さんが松山を舞台にしてくださった。こういった文学的土壌も松山の宝だと思っています。『坂の上の雲』の理念は継承します。一緒に皆さんと手を携えて、この坂を登って行きたいと思っております。

 最後に、私からもう一つだけ。松山はこれからのまちづくりに大変ふさわしいまちだと思っております。今、大都市一極集中が問題になっております。確かにごみの問題、大気汚染の問題、騒音の問題、交通の問題、住宅の問題、大都市はちょっと行き着いた感があります。ヨーロッパのまちづくりを考えてみますと、パリ地域圏で言いますと、人口が1,170万人です。1,170万人の都市という考え方ではなくて、ヨーロッパでは50万人の都市をいくつも築いていこうという発想になっているんだそうです。松山はまさに50万人。そして、都市の機能が中央に集約されているコンパクトシティ松山だと思っています。少子高齢化の時代を迎え、商業地は松山の中心部に、そして住まいも中心部にやってきます。商業地と住宅地が隣接し、公共交通を促進させ、そして歩いて暮らせる、また自転車でのまちづくりをやろうというトランジット・オリエンテッド・ディベロップメント、TODの考え方にふさわしいのが松山であります。これからは50万都市がこの日本を変えていくんだ、地方都市松山がこの日本を変えていくんだという気概でおります。

 これから皆様と一緒に、この厳しい上り坂を手を携えて登って行きたいと思っております。そのためには皆様のお力添えが、今年も必要でございます。私から皆様にまた市政へのお力添えをお願いいたしまして、年頭のご挨拶とさせていただきます。今年もよろしくお願い申し上げます。

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