第6回定例会(平成27年5月12日)
更新日:2015年6月24日
1.会議日時及び場所
平成27年5月12日(火曜日)午後2時00分
第4別館3階 教育長控室
2.出席者
委員(5名)
金本房夫教育委員長、一色昭造教育委員、松本真美教育委員、牛山眞貴子教育委員、山本昭弘教育長
職員(12名)
前田事務局長、隅田事務局次長、家串事務局次長、
杉本地域学習振興課長、緒方学校教育課長、高須教職員担当室長、
稲田教職員担当室管理指導監、矢野学習施設課長、若江文化財課長、
重谷保健体育課長、重松中央図書館事務所長、森川教育支援センター事務所長
事務局(3名)
白方生涯学習政策課主幹、有光生涯学習政策課副主幹、藤本生涯学習政策課主事
傍聴者(1名)
3.議事日程
日程順序 |
議案等番号 |
件名 |
担当課 |
---|---|---|---|
日程第1 |
議案第15号 |
松山市教育支援委員会委員の委嘱について |
学校教育課 |
日程第2 |
報告第8号 |
社会教育委員の委嘱について |
地域学習振興課 |
日程第3 |
報告第9号 |
公民館運営審議会委員の委嘱について |
地域学習振興課 |
日程第4 |
報告第10号 |
松山市教育支援委員会委員の委嘱について |
学校教育課 |
日程第5 |
報告第11号 |
松山市青少年育成支援委員の委嘱について |
教育支援センター事務所 |
日程第6 |
報告第12号 |
松山市立図書館協議会委員の委嘱について |
中央図書館事務所 |
日程第7 |
請願第2号 |
「文科省『平成28年度使用教科書の採択について(通知)』の取り消し及び回収措置を求める意見書」の文科省への提出を求める請願書について |
学校教育課 |
4.会議概要
委員長 |
ただいまから、平成27年第6回松山市教育委員会定例会を開会します。 |
---|---|
委員長 |
議事に入る前に、事務局より報告があるとのことで、許可します。 |
事務局長 |
-味生学校給食共同調理場におけるネズミの侵入について説明- |
委員長 |
報告が終わりましたが、意見等ありませんか。 |
一色委員 |
ほかの給食センターは、大丈夫なのでしょうか。 |
保健体育課長 |
残り17カ所についても、検査を行いました。また、例年夏休み期間中に行っていた点検に加え、今年は専門業者による検査を行う準備しております。 |
委員長 |
前のパンの件があったので、すみやかに情報発信をすることは、信頼回復のためには大事だと思います。 ただし、給食をあまり長く停止すると、逆に、お母さん方からお弁当を作るのが負担だという意見が出てしまわないでしょうか。 今回の給食停止は、的確な判断だったとは思うのですが、適切な処置をとって、なるべく早く給食を再開してあげてください。 |
委員長 |
ほかに、意見等ありませんか。(なし) |
委員長 |
日程第1 議案第15号「松山市教育支援委員会委員の委嘱について」説明を求めます。本件は、日程第4の報告第10号「松山市教育支援委員会委員の委嘱について」と関連があるため、一括して説明を求めます。 |
学校教育課長 |
-松山市教育支援委員会委員の委嘱について説明- |
委員長 |
説明が終わりましたが、意見等ありませんか。(特になし) |
委員長 |
原案どおり、決定することに異議はありませんか。(異議なし) |
委員長 |
異議なしと認め、本件は原案どおり決定しました。 |
委員長 |
次に、日程第2 報告第8号「社会教育委員の委嘱について」説明を求めます。 |
地域学習振興課長 |
-社会教育委員の委嘱について説明- |
委員長 |
説明が終わりましたが、意見等ありませんか。(なし) |
委員長 |
異議なしと認めます。 |
委員長 |
次に、日程第3 報告第9号「公民館運営審議会委員の委嘱について説明を求めます。 |
地域学習振興課長 |
―公民館運営審議会委員の委嘱について説明― |
委員長 |
説明が終わりましたが、意見等ありませんか。(なし) |
委員長 |
異議はありませんか。(異議なし) |
委員長 |
次に、日程第4 報告第10号「松山市教育支援委員会委員の委嘱について」ですが、こちらは先ほどの日程第1 議案第15号において報告がありましたので、ご異議なしと認めます。 |
委員長 |
次に、日程第5 報告第11号「松山市青少年育成支援委員の委嘱について」説明を求めます。 |
教育支援センター事務所長 |
-松山市青少年育成支援委員の委嘱について説明- |
委員長 |
説明が終わりましたが、意見等ありませんか。 |
牛山委員 |
名簿を拝見していて、男性委員の方が多いのですね。女性の方が推薦されにくいような体制があるのでしょうか。こういった生徒指導というのは、男子生徒だけではなく、女子生徒ももちろんいるわけですし、男性ばかりだとやりづらい部分もあるのではないでしょうか。男性では入っていけない場所もあるということを考えると、この男女比率についてはどのように、考えられていますか。 |
教育支援センター事務所長 |
特に、男性、女性と性別を分けたわけではありませんが、この青少年育成支援委員にも歴史があり、各地区からの推薦によって選ばれた委員さんが非常に多いため、実態として男性が多くなっています。 教育支援センターの職員では、約6~7割を女性職員が占めています。残念ながら地域、学校関係では男性の方が多くを占めてる実態がありますが、制限や体制が原因ということではありませんので、ご理解いただきたいと思います。 |
牛山委員 |
理解はしてるのですが、例えば、北条北、北条南、中島の委員は全員男性ですので、やはり青少年の育成ということを考えると、女性が入っているほうがバランスが良いと思います。 |
教育支援センター事務所長 |
過去の名簿を全て確認したわけではありませんが、ここ最近では地域からの支援委員さんには女性が多いのではないかと思っています。 先ほどご指摘のあった北条地区については、残念ながら女性委員がいらっしゃらないという実態にはなっていますが、全体的には最近では女性の方が増えてきた傾向だと認識しています。 |
牛山委員 |
やはり、バランスが大事だと思います。全体トータルの男女の人数のバランスではなくて、きめの細やかな対応をしていくためには、地域の中での男女のバランスは大事になると思うんですよね。 |
教育支援センター事務所長 |
近々会議等もありますので、女性の支援委員さんが増えるよう地域に向けて呼びかけていきます。 |
委員長 |
牛山委員さんも言われたように、どうしても男性では入っていきにくい場所もあるでしょうし、逆に女性では入っていきにくい領域などもあります。支援委員の名簿を見てみると、女性の委員が非常に多い校区もあれば、男だけの校区もあります。校区の中で男性と女性をバランスよく選ぶことができたら望ましいという意見が今回出たということで、来年度の選考の時に少し配慮していただけたらと思います。 |
教育支援センター事務所長 |
はい、ありがとうございます。 |
委員長 |
小・中学校の生徒指導の先生といえばほとんどが男性でしょう。これは学校が決めることですから仕方ないことかもしれませんが。 |
教育長 |
名簿の小中学校の委員さんを見ても、女性があまりいませんね。一般的に小学校は女性の先生が多いと思うのですが、その中で生徒指導の担当になる先生は少ない傾向なのですか。 |
学校教育課長 |
生徒指導の先生については、小学校も中学校も男性が多いというのが現状です。生徒指導上の問題が起きたときに男性のほうが動きやすいということがありまして、男性の生徒指導主事が多い状況が続いていたと思います。 |
委員長 |
小学校などは女子教諭のほうが男性教諭よりも多いという中、女性の委員がやはり少ないような気がします。けれど、教育委員会から学校へ向けて女性を任命するよう言うことは難しいですね。何かの機会にこういう意見が出ましたと伝えることなら、問題ないと思うのですがいかがでしょうか。 |
学校教育課長 |
生徒指導主事の任命につきましては、学校長が責任と権限を持って行うものです。そのため、教育委員会から学校へ女性の生徒指導主事を任命してくださいとは、言いにくいところではありますが、こういう意見があったということを生徒指導の会へ伝えます。 |
委員長 |
ほかに、意見等ありませんか。(なし) |
委員長 |
異議はありませんか。(異議なし) |
委員長 |
異議なしと認めます。 |
委員長 |
次に、日程第6 報告第12号「松山市立図書館協議会委員の委嘱について」説明を求めます。 |
中央図書館事務所長 |
-松山市立図書館協議会委員の委嘱について説明- |
委員長 |
説明が終わりましたが、意見等ありませんか。 |
委員長 |
ご異議ございませんか。(異議なし) |
委員長 |
異議なしと認めます。 |
委員長 |
次に、日程第7 請願第2号「「文科省『平成28年度使用教科書の採択について(通知)』の取り消し及び回収措置を求める意見書」の文科省への提出を求める請願書について」を議題といたします。 |
委員長 |
-請願の勧告事項について確認- |
委員長 |
意見等ありませんか。 |
牛山委員 |
まず、教育委員である立場と学校教育に携わる人間という立場で考えますと、やはり松山市の義務教育の公立の学校で使用する教科書の採択については、松山市の教育委員会に権限があると認識しています。 今回の文科省の通知も、再度目を通させていただきましたが、その中で採択権者の責任が不明確になることがないよう、採択手続の適正化に努めること。それから、教科書の調査研究に関する資料は、教育委員会やその他の採択権者の判断に資するよう、一層充実したものになるよう努めることと書いてあります。請願書を出された方が教育委員の独自の思い・評価というのをどういうふうに捉えられているのか存じ上げませんが、この文科省の通知が独自の思いとか評価による教科書採択を促しているとは思えませんので、請願には賛成できないというのが、私の意見です。 |
委員長 |
牛山委員から今のような意見がありましたが、ほかの委員の方、どうでしょうか。 |
松本委員 |
松山の子どもたちにとって、よりよい教科書を選ぶことが教育委員会の重大な責務であると思っています。ですから、現場の教師、保護者、市民の代表の方々の意見を十分考慮した上で責任を持って松山の子どもたちにふさわしい教科書を決定するべきであると思います。そのため、文科省の通知が、教師、保護者、市民らの意見を排除してしまって、教育委員が独自の評価で教科書を選択することを求めたものではないと考えますので、請願には賛成できません。 |
委員長 |
ほかに、意見等ありませんか。 |
一色委員 |
今回の文科省の通知の中には、採択手続の適正化に努めるとあります。これは、私ども教育委員会が教科書採択の手続をより一層公正、公平に実施するよう求めたものだと思います また、通知では教育委員が教科書を最終的に判断する資料とするため、専門的な調査や非常に幅広い意見の収集が求められております。我々教育委員も、その資料をよく吟味した上で教科書採択に臨むつもりでおります。よって、今回の請願には私は賛成できないという考えです。 |
委員長 |
今まで、3名の委員の方から請願には賛成できないというご意見が出ました。ほかに、意見等ありませんか、 |
教育長 |
この請願の中には、文部科学省の通知が特定の教科書に配慮したものであると述べられていますけども、この通知に基づいて採択することが、特定の教科書の採択につながるとは考えられませんし、この文科省の通知が、子どもたちが学習する上でふさわしい教科書の選択を妨げるものになるとも思えません。そのため、通知をもとに、静ひつな環境でしっかりと、よりよい教科書を選ぶことが、我々教育委員の責務であると考えますので、この文科省の通知が必ずしも違反したものだとは考えられません。 |
委員長 |
ほかに。意見等ありませんか。(なし) |
委員長 |
意見も出尽くしたようですから、採決いたします。 本件を不採用とすることに賛成の方は挙手をお願いします。(挙手賛成) |
委員長 |
挙手全員であります。 したがって、本件は不採択と決定しました。 |
委員長 |
以上で、本日の日程は、全て終了しました。 何か意見等ありませんか。(なし) |
委員長 |
それでは、これにて、平成27年第6回定例会を閉会します。 |
お問い合わせ
教育総務課
〒790-0003 愛媛県松山市三番町六丁目6-1 第4別館3階
電話:089-948-6588
