第1回定例会(平成25年1月8日)

更新日:2013年2月19日

1.会議日時及び場所

平成25年1月8日(火曜日)午後4時00分
第4別館3階 教育長控室

2.出席者

委員(5名)
金本房夫教育委員長、井浦 忠教育委員、越智由紀子教育委員
森 美保教育委員、山本昭弘教育長
職員(14名)
嶋事務局長、渡部企画官、前田企画官兼生涯学習政策課長
橋本地域学習振興課長、平井学校教育課長
加地教職員担当室長、小坂教職員担当室管理指導監
赤松学習施設課長、隅田学習施設課専門監
駒澤文化財課長、松木保健体育課長、岡本中央図書館事務所長
杉本教育支援センター事務所長、門田教育相談室長
事務局(3名)
渡部生涯学習政策課主幹、西村生涯学習政策課副主幹、大野生涯学習政策課主任
傍聴者(1名)

3.議事日程

議事日程

日程順序

議案等番号

件名

担当課

日程第1

説明事項

松山市における学力向上に関する現状とその取組について

学校教育課

日程第2

説明事項

余土中学校移転整備事業について

学習施設課

日程第3

説明事項

松山市「手洗い・うがい・歯みがき」推進ソング ~元気で笑顔~ の活用状況について

保健体育課

4.会議概要

会議概要

委員長

ただいまから、平成25年第1回松山市教育委員会定例会を開会します。
会議録署名人に、森委員を指名します。

委員長

1名の傍聴を許可しています。
-傍聴人に留意事項について説明-

委員長

それでは、日程第1 説明事項「松山市における学力向上に関する現状とその取組について」説明を求めます。

学校教育課長

-松山市における学力向上に関する現状とその取組について説明-

委員長

説明が終わりましたが、意見等ありませんか。私たち教育委員も11月に秋田県の学力日本一における取組について、大仙市・秋田市へ教育行政視察に行ってまいりました。その視察も踏まえて、ご意見等ありましたら、お願いします。

越智委員

秋田市では小学校を訪問しましたが、授業においては、先生と子どもたちとの間に温かい雰囲気を感じました。また、秋田では家庭学習をする習慣があり、この家庭学習が当たり前になっているそうで、松山においても、子どもたちが家でも勉強したいと思えるような学校現場での授業展開を考えたいと思いました。

森委員

秋田では、教育に携わっている先生、教育委員会、保護者の方々が皆、同じ方向を向いて歩んでいるということを強く感じました。松山においても、同じ方向を向いていると思いますが、今以上にそれを強くできたらと思いました。

井浦委員

秋田では、家庭学習を習慣づけており、家庭学習では、自分の好きな勉強をしていいというのもポイントで、秋田の子どもたちは、家庭学習ノートを毎朝、先生に提出しているそうです。秋田では、毎日、必ず宿題以外に机に向かって勉強をする癖がついているということです。松山においても、将来の松山を支える子どもたちの教育について、学習習慣を継続させるための何かいい方法を考えて、それをテストケースとしてやってみて、うまくいったら徐々に広げて、これが松山の方法です、というくらいのことを真剣に考えなければならないと思いました。秋田の子どもたちにできて、松山の子どもたちにできないということはない、導き方一つだと思います。

教育長

秋田では、当たり前のことが当たり前にできているということと、学習習慣が定着しているということが強みであると思います。学習というのは、やったらやっただけの効果があるので、今後の松山の課題は、いかに習慣づけるか、ということで、その方法をみんなで知恵を出し合っていけたらと思います。

委員長

秋田で一番強く思ったのは、秋田の学力が突然伸びたのではなく、家庭学習等の取り組みを地道に継続した結果、全国的に昔に比べ子どもがあまり勉強しなくなったなかで、相対的に秋田が上位になったのではないかと思います。

秋田と松山で、授業の質等で大きな違いはないが、教師が授業の中で、子ども一人ひとりを確実に見ながら、全員の子どもを大事にするような姿勢で授業をされていました。

これは秋田の風土かもしれませんが、松山でも授業の基礎・基本をもう一度見つめ直してみる必要があるかもしれません。

昔は夏休み帳や冬休み帳がありましたが、今は、たくさん宿題を出すと学校が厳しいと保護者に言われるため、教師も宿題を出しづらくなっているなか、教師には学力を維持し、総合的な学力、生きる力を維持しながら、学校の水準、文化の質を下げずに、いじめ・不登校をどう解消していくかが、求められています。

では、どうすればいいかは大変難しいですが、ただ、ペーパーテストのみを向上させても、不完全で未熟であるような子どもを育てることになるため、自ら道に迷ったときに、その道をどのように自分の力で切り開いていくか、想像力や直感力等、ペーパーテストでは測れない学力も必要です。

そこで、知・徳・体の調和のとれた教育、学力偏重、ペーパーテストに偏重する教育ではなく、本当に心豊かでたくましく伸びていく学力を身につけるなかで、ペーパーテストも伸びていくと思います。

学力調査で測定できるものは学力の特定の一部であり、学校による教育活動の一側面にすぎないことを踏まえ、「ふるさと松山学」を効果的に活用し、思考力、判断力、表現力、全ての学力を育てるとともに、家庭・PTAと連携し、教育行政として粘り強く指導していきたいと思います。

井浦委員

資料中、全国と愛媛県の小6と中3の学力を比較すると、中3の学力がよくなっているが、なぜか。

学校教育課長

中学校は、進路保障のために、入試対策が十分とられ、ペーパーテストも繰り返し実施する中で、学力が身についていくのではないかと思う。しかし、小学校は、基礎的な知識、理解を重視して、授業の中で充実させていこうということで、ペーパーテストをあまり実施していないためではないかと想像する。

井浦委員

あまりピンとこないのだが、ほかに理由はないか。

委員長

小学校の間は、学力について、親も関心が低い。学習発表会、運動会がとてもよかったと、子どもたちが楽しく学校に行っているということに関心がある。ところが、中学校へ入ると、進路保障で、中1、中2ぐらいになると、進路指導が始まり、中3では、先生も入学試験に通してあげたいことから、学力向上を重視する教育に変わらざるを得ないようなところもある。だから、中学校で学力が上がるのではないかと思う。

教育長

小6と中3を比べたら、中学校は全国平均が落ちている。ということは、全国的に学力が落ちているのではないか。

井浦委員

小6と中3で、同じような人間が学校に行って、中学校でよくなるのであれば、小学校でも、そのような教え方をしたら、最初から、ずっといいのではないかと思うのだが。

越智委員

この資料では、現在の小学校6年生と現在の中学3年生を比較している。なので、この小6の子どもが、今度、中3になった時に、同じ問題が出るとは限らないが、その時に、どれだけ伸びるかということを比較する必要がある。

教育長

同じ子が、上へ上がるのではなく、違う子で比べているから、この資料では、その年代の子が、学力が高いか低いか、ということになる。

委員長

やっぱり、「男子三日会わざれば刮目して見よ」と。3日したら人間は変わるのだから、常に新鮮な目で評価していくことが大事である、ということだと、私は解釈しているが、つまり、子どもも中学生になって、突然、やる気になって、目覚めたりすることもあると思う。

井浦委員

やる気になる年頃でもあるけれども。

委員長

白熱しましたが、今、出たいろんな意見をもとに、学校教育課で、妙案という、最高の実施策はないかもしれませんが、当たり前の本当に地道なことでもいいと思いますが、校長先生、先生方で協力しながら、一歩進んでいくように我々も協力しますので、頑張っていきましょう。それでは、日程第1については、閉じさせていただけたらと思います。

委員長

次に、日程第2 説明事項「余土中学校移転整備事業について」説明を求めます。

学習施設課長

-余土中学校移転整備事業についてについて説明-

委員長

説明が終わりましたが、意見等ありませんか。

越智委員

旧余土中の用地は売れる可能性があるのか、教えていただきたい。

学習施設課長

市の公共施設用地としての利用策がなければ、一般競争入札での売却を予定しているが、売れるかどうかは、わからない。

越智委員

その売却したお金を予算の中に入れる計画があるか。

学習施設課長

財源計画としては、売却額の概算が6億1,200万円程度であるが、それも財源計画の中に入れている。

委員長

ほかに、意見等ありませんか。(なし)

委員長

次に、日程第3 説明事項「松山市「手洗い・うがい・歯みがき」推進ソング ~元気で笑顔~ の活用状況について」説明を求めます。

保健体育課長

-松山市「手洗い・うがい・歯みがき」推進ソング ~元気で笑顔~ の活用状況について説明-

 

(松山市「手洗い・うがい・歯みがき」推進ソングDVD再生)

委員長

説明が終わりましたが、意見等ありませんか。

井浦委員

ぬいぐるみを作る計画はないのか。

保健体育課長

今のところ、予定はない。

委員長

ほかに、意見等ありませんか。(なし)

委員長

以上をもちまして、本日予定の日程は全て終了しました。

委員長

それでは、これにて、平成25年第1回定例会を閉会します。

お問い合わせ

教育総務課

〒790-0003 愛媛県松山市三番町六丁目6-1 第4別館3階

電話:089-948-6588

E-mail:kysoumu@city.matsuyama.ehime.jp

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