令和3年4月17日　新型コロナウイルス感染の確認について

※この動画は、松山市長 記者会見の冒頭（市長説明）のみを掲載しています。

• 日時：令和3年4月17日（土曜日）　午後4時00分から
• 場所：本館3階第1会議室
• 記者数：5人

• 新型コロナウイルス感染の確認について

　それでは、新型コロナウイルス感染症の確認についてお知らせします。
　市民の皆さんには不要不急の外出自粛にご協力いただき、ありがとうございます。このところ飲食店を感染経路と推測する事例は、日に1件あるかないかというところまで減少しています。一方、家庭内や職場内で感染したと推測される事例が増え、市民の皆さんの近くまで確実に感染が広がってきています。感染力が強い変異株に置き換わっているためか、以前よりも感染経路がつかめない事例も増え、市中感染がまん延している状況が続いています。
　入院患者や自宅療養者の増加により医療現場は危機的な状況で、一般診療や救急医療を守るためにも、市民の皆さんには人ごとではなく、わがこととして捉えていただき、感染拡大を何としても食い止めるため、お一人お一人が不要不急の外出自粛を徹底し、他人との接触を極力減らすようご協力をお願いします。
　これまでの感染事例では感染対策期に移行した後も、大人数、長時間の会食やカラオケをしていた方や、ご家族などと感染拡大地域へ旅行している方もおられます。このような感染リスクが高い行動は絶対に止めてください。感染拡大地域への家族旅行や不要不急の出張などはくれぐれも延期か中止をお願いします。この危機的な状況を乗り越えるため、市民の皆さんには我慢をお願いすることになりますが、ご自身を守り、大切な家族を守り、地域を守るため、何卒ご理解とご協力をお願いします。
　一方で、最近は感染拡大地域への往来や大人数、長時間の会食、密になる場への立ち入りなど感染リスクが高い行動がないにもかかわらず、感染が確認された事例も目立ち、松山市保健所では首をかしげることがあるとのことです。これは変異株の感染力が強く、市中にウイルスがまん延している状況と考えられます。
　市民の皆さんには「今まで感染しなかったからこれまでと同じ日常生活を送っていれば大丈夫だろう」と油断せず、マスクの着用や小まめな手洗い、定期的な換気、手指消毒など基本的な感染予防策を改めて徹底するようお願いします。
　なお発熱のほか、喉が痛い、だるい、鼻が詰まるなど少しでも風邪のような症状が現れた場合は外出を避け、かかりつけの医療機関か受診相談センター、089-909-3483に相談し、医療機関を受診してください。
　松山市保健所の聞き取り調査では症状があるのに外出していた方は決して少なくありません。こうした方との接触を避けるためにも、しばらくの間はいつも顔を会わせている人と過ごしてください。

　それでは感染について、昨日は既存事例14名、新規事例8名、合わせて22名の感染を確認し、本市での累計は1,298人になりました。状況は全く予断を許さず、決して気を緩めることはできません。感染された方にお見舞いを申し上げ、また1日も早い回復をお祈りします。
　本日は新しく2件のクラスターを公表します。まず、377例目はこれまでに2名の陽性を公表していました。昨日新しく1名の陽性を確認し、これまでに公表されていた市外の2名を加え、会食とカラオケに参加していた合計5名の感染になりました。会食・カラオケクラスターとし、松山市保健所が濃厚接触者の調査と検査を進めています。長時間の会食は注意力が散漫になり、カラオケは大声で飛沫が飛び散り、そのままマイクを共用すると感染リスクが高まります。市民の皆さんはくれぐれも気を付けてください。次に、381例目ではこれまでに高齢者施設の利用者3名の陽性を公表していました。昨日関係者を検査し、新しく6名が陽性で、合計9名になりました。高齢者施設クラスター5とします。陽性者の内訳は利用者5名、職員4名です。既に施設の関係者全員の検査を終えていますので、今後は濃厚接触者の調査と検査を迅速に実施します。246例目職場内クラスター3は昨日に続き1名が陽性でした。発生店舗の従業員などが9名、その他の店舗の従業員などが7名、それ以外の方が1名増えて7名で、感染者は合わせて23名になりました。そのほか新規は8事例で8名が陽性でした。
　説明は以上です。