任意予防接種

更新日:2023年8月29日

 予防接種には、予防接種法によって定められた定期予防接種と任意の予防接種があります。定期予防接種は対象年齢であれば無料で受けられますが、任意の予防接種の費用は全額自己負担になります。

お問い合わせの多い任意予防接種のご紹介

お問い合わせの多い任意予防接種一覧

予防接種の種類

対象者 、接種回数

病気の特徴

ワクチンの特徴、副反応など

季節性

インフルエンザ

法定の予防接種の対象者を除く全年齢の人

  • 13歳未満2回(2週間から4週間の間隔)
  • 13歳以上は原則1回

ダウンロードのリンク 新規ウインドウで開きます。インフルエンザと予防接種(PDF:169KB)

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おたふくかぜ

(流行性耳下腺炎、

ムンプス)

1歳以上

1回

(日本小児科学会では2回が推奨されています。)

 ムンプスウイルスによる感染後、2週間から3週間の潜伏期のあと、耳下腺の腫れと痛みや発熱を主症状として発症します。
 年長児や成人では合併症の頻度が高くなり、ときに髄膜炎(1%から3%)のほか、脳炎、すい臓炎、精巣炎、難聴などがあります。

 ムンプスウイルスを弱毒化した生ワクチンで、発病防止の有効率は約90%です。
 幼稚園や小学校など集団生活の場で流行する傾向があるため3歳ごろを目安に接種することが勧められます。
 副反応は少ないですが、接種から2週間から3週間後に一過性の耳下腺腫脹や発熱が見られることがあります。
 また、まれに髄膜炎の報告もあります。

肺炎球菌(23価)

2歳以上ただし65歳以上の成人中心

定期接種(B類)の対象者を除く)

1回

 肺炎球菌による肺炎は、成人の肺炎の25%から40%を占め、特に高齢者での重篤化が問題になっています。

 2歳以上の慢性心・肺・腎疾患患者、糖尿病患者、免疫不全者、脾臓摘出患者等に勧められており、脾臓摘出を受けた人は健康保険が適応されます。
 主な副反応として、接種部位の腫脹や痛み、ときに軽い発熱がみられることがありますが、日常生活に差し支えるほどのものではなく、通常1日から2日で消失します。

A型肝炎

全年齢の人

合計3回

初回:2週間から4週間の間隔で2回

追加:初回接種後24週経過後 1回

 A型肝炎ウイルスの経口感染によって発症する急性肝炎です。
小児では症状が現れないで終わることが多いのですが、成人ではほとんどの例で発症します。
 38度以上の発熱、全身倦怠感、下痢、黄疸、食欲不振などの症状が現れ、治癒するまでには1カ月から2カ月の治療が必要です。まれに劇症肝炎や急性腎不全を引き起こすこともあります。

 A型肝炎が流行している地域や海外のA型肝炎常在地への旅行・出張等長期滞在の場合などにワクチン接種が勧められます。

 副反応としては、軽度の発熱、じんましん、接種部位の疼痛、発赤、そう痒感、腫れ、しこり、圧痛、倦怠感、頭痛、頭重感、下痢、熱感、全身筋肉痛などで、これまでに重篤な副反応の発生は認められていません。

狂犬病

全年齢の人

【暴露前(3回)】

1回目接種後、7、21(または28)日後


【暴露後(6回)】

1回目接種後、3、7、14、30、90日後

 狂犬病ウイルスに感染している動物に噛まれたりすることで感染します。
 発病した場合にはほぼ100%死亡するという予後不良な疾患です。

 海外へ渡航するときには、その国の発生状況や生活様式などを考慮し、予防接種の適応を判断します。
 副反応としては、一過性ですが、まれに発熱や接種局所の発赤、腫れ、疼痛などを認めることがあります。
 また、ゼラチンアレルギーの報告があります。

帯状疱疹

【水痘生ワクチン使用の場合】
50歳以上の成人
1回
明らかに免疫機能に異常のある疾患を有する者および免疫抑制をきたす治療を受けている者に接種してはならないとされています。

 水痘・帯状疱疹ウイルスに感染・発症した後、神経節に潜伏していたウイルスが、加齢や疲労、ストレスなどをきっかけとして再活性化し、疼痛を伴う水疱が出現します。
 合併症の一つに帯状疱疹後神経痛があり、発症後長期にわたり神経痛が持続します。
 80歳までに3人に1人が、85歳までに2人に1人が帯状疱疹を経験していると推測されています。

 50~69歳で約90%、70歳代で約79%が水痘・帯状疱疹ウイルスに対する細胞性免疫が上昇したと報告されています。

 若干の局所反応の増強はあるものの、特別な副反応の増強はこれまでのところないとされています。

【帯状疱疹ワクチン使用の場合】
50歳以上の成人
2か月間隔で2回
1回目の接種から2か月を超えた場合であっても、6か月後までに2回目の接種を行うこととされています。

 有効性は50歳以上で97.2%、70歳以上で89.8%とされています。
 主な副反応は接種部位の疼痛で、重大な副反応として、ショック、アナフィラキシー反応を含む過敏症状が現れることがあるとされています。

使用するワクチンは厚生労働省によって薬事上の認可がなされており、健康被害が発生した場合は 独立行政法人医薬品医療機器総合機構法に基づく救済となります。

接種を希望される場合

かかりつけ医と相談の上、接種してください。

接種料金は全額自己負担となります。接種する医療機関にお尋ねください。

海外渡航者のための予防接種

国によって必要とする予防接種が異なりますので、あらかじめ旅行会社や検疫所でご確認ください。

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お問い合わせ

保健予防課 感染症対策・予防接種担当
〒790-0813 愛媛県松山市萱町六丁目30-5 松山市保健所 1階
電話:089-911-1858  FAX:089-923-6062
E-mail:hokenyobou@city.matsuyama.ehime.jp

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