風しん(三日はしか)にご注意ください

更新日:2023年6月12日

風しん(三日はしか)とは

 風しん(三日はしか)は、風しんウイルスの感染によって起こります。
 風しんにかかると、子どもの場合は比較的症状が軽いのですが、まれに脳炎、血小板減少性紫斑病などの合併症が発生することがあります。大人の場合は、発熱や発疹の期間が子どもに比べて長く、一週間以上仕事を休まなければならない場合もあります。
 十分な免疫をもたない妊婦(特に妊娠初期)が風しんにかかると、胎児が風しんウイルスに感染し、難聴、心疾患、白内障、そして精神や身体の発達の遅れ等障がいを持った赤ちゃんがうまれる可能性があります(先天性風しん症候群)。

<風しんウイルスについて>
感染経路 飛沫感染、接触感染
潜伏期 2~3週間(平均16~18日)
症状 発疹、発熱、リンパ節の腫れ
感染力のある期間

発疹の出る2~3日前から発疹が出た後の5日ぐらいまで
感染力は、麻しん(はしか)や水痘(みずぼうそう)ほどは強くありません。

治療 対症療法
学校保健安全法 発疹が消失するまで出席停止

風しん抗体検査について

 風しんに対する十分な免疫があるかどうかは、抗体検査で確認することができます。松山市では、妊娠を希望する女性やその配偶者等を対象に、風しん抗体検査(血液検査)を無料で実施します。
【注意】風しんの予防接種の助成はありません。予防接種の費用は自費(任意接種)です。
<詳細はこちら>

予防方法について

 風しんを予防するには、予防接種が効果的です。
 自分の身を守るだけでなく、周りの方に、特に妊婦さんに感染を広げないためにも、予防接種を受けましょう。

 1歳児や年長児(小学校就学1年前)の子どもさんは、麻しん風しん混合ワクチン(MRワクチン)の「定期予防接種」の対象年齢ですので、必ず予防接種を受けてください。(無料)

  風しんに罹ったことがない方、予防接種を受けたことがない方、風しん抗体が陽性と確認できていない方は、できるだけ早く任意での予防接種をお勧めします。(有料)

 30代から50代の男性では、風しんの抗体価が低い方が2割程度存在していることが分かっています。風しんを予防するには、予防接種が効果的です。風しんの予防接種歴については、母子健康手帳で確認してください。
 妊娠中は風しんの予防接種が受けられないため、抗体を持たない又は抗体価の低い妊婦は、可能な限り人混みを避け、不要な外出を控えるようにしてください。

症状があるときは

発熱や発疹などの症状があるときは、まず電話で医療機関に受診方法を確認した上で、早めに受診しましょう。

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お問い合わせ

保健予防課 感染症対策・予防接種担当
〒790-0813 愛媛県松山市萱町六丁目30-5 松山市保健所 1階
電話:089-911-1858  FAX:089-923-6062
E-mail:hokenyobou@city.matsuyama.ehime.jp

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