障がい者のためのマーク

更新日:2012年3月1日

 障がいのある方に配慮した施設であることや、それぞれの障がいについてわかりやすく表示するためのいろいろなシンボルマークや標示があります。
  障がいの中には心臓や腎臓などの身体内部の機能の障がいや、耳が聞こえにくいといった聴覚の障がいなどのように見た目にはわかりにくい障がいがありますが、自らこれらのマークを使って障がいがあることを自己表示している人には、理解を示し、同じ社会人としてのマナーと思いやりを持って接することが大切です。
 これらのマークには、国際的に定められたり、障がい者団体が独自に提唱するものがありますが、ここでは全国的に使用されている代表的なマークをご紹介します。

関係団体:財団法人 日本障害者リハビリテーション協会
 障がいのある人々が利用できる建物や設備であることを示す世界共通のマークで、特に車イスを利用する障がい者だけに使われるものではなく、すべての障がい者を対象としたものです。
  また、このマークを自家用車に表示していても、 道路交通法上の規制を免除されるなどの効力はありません。

関係団体:世界盲人連合(WBU)
 世界共通のマークで、「手紙や雑誌の冒頭に、あるいは歩行用に自由に使用してよい。色はすべて青にしなければならない」とされています。
  このマークが付いた歩行者用信号ボタンのある横断歩道では、視覚障がい者が安全に渡れるよう、信号時間が長めに調整されています。

関係団体:社団法人 全日本難聴者・中途失聴者団体連合会
  聴覚障がいを示す耳が図案化されたもので、国内で使用されているマークです。
  聴覚障がいは、外見ではわかりにくいため、このマークを預金通帳や保険証などに貼って、「聞こえない」ことを相手に伝え、呼び出しなどの方法に配慮が必要なときなどに使用されています。
  また、マークのある窓口では、「大声で話す」「筆談する」などの配慮をしています。

関係団体:内部障害者・内臓疾患者の暮らしについて考えるハート・プラスの会
 心臓など身体の内部に障がいや疾患があることを示すシンボルマークです。
 見た目ではわかりにくいため、電車の中や、スーパーなどいろいろな場所で、「辛い、しんどい」気持ちを、誤解されたくないために我慢している人がいます。
  そのような方々がいることを周知し、理解していただくために、広く利用を呼びかけています。

関係団体:社団法人日本オストミー協会
  オストメイト(人工肛門・人工膀胱を保有する方)を示すシンボルマークです。
  排泄物の処理、腹部の人工肛門周辺皮膚や装具の洗浄などができる配慮がされているオストメイト対応トイレであることを示すために、トイレの入口や案内誘導プレートに表示しています。

関係団体:厚生労働省社会・援護局
  補助犬を啓発するために、補助犬を受け入れる店の入り口などに貼るマークです。
  盲導犬、介助犬、聴導犬の3種類を身体障害者補助犬と言いますが、一般のペットとは異なり、特別な訓練により他人に吠えないなど能力を認定された犬であり、不特定多数の方が利用する施設(デパートや飲食店など)では、受入が義務づけられています。
  このほかにも様々なデザインのシールが、使われています。

関係団体:各警察署交通課交通安全協会
 肢体不自由者が運転する自動車に貼る標識で、道路交通法に定められています。
 肢体不自由であることを理由に免許に条件を付されている方は、その障がいが自動車の運転に影響を及ぼすおそれがあるときは、この標識を表示して運転するよう努めなければなりません。
  なお、このマークを付けた車両への幅寄せや割り込み行為は禁止されています。

関係団体:各警察署交通課交通安全協会
 聴覚障がい者のドライバーは、ワイドミラーを装着して視認性を向上させる必要があるほか、車両の前後にこのマークを表示することとなっています。
 このマークを付けた車両への幅寄せや割り込み行為は禁止されています。

[注意]
  1.これらのマークを使用することによる法的拘束力が発生するのは、身体障害者標識
    (四つ葉のクローバーマーク)と、聴覚障害者標識(蝶マーク)だけです。
  2.マークを使用される場合には、関係団体の承諾がいることがあります。

  ※ ほじょ犬ステッカー、耳マークシール、ハートプラスマークは、障がい福祉課の窓口に置いてあります。

お問い合わせ

障がい福祉課
〒790-8571 愛媛県松山市二番町四丁目7-2 別館1階
電話:089-948-6936
FAX:089-932-7553
E-mail:shougai@city.matsuyama.ehime.jp

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