日本一のアボカド産地づくり
更新日:2025年4月28日
目的
アボカドは、ビタミンやミネラルが豊富な果物で、消費者の健康志向の高まりから、日本国内での消費量が急速に伸びています。しかし、輸入がほとんどであることから、国内の他の地域に先駆けて、アボカド産地化を進め、農業者の所得向上に繋げていきます。
取り組み
農業指導センターは、みかん・伊予柑からの転換作物の一つとして、平成21年から、アボカドの産地づくりに取り組み、アボカド苗を分譲しています。これまでには、アボカドの苗木が寒さや干ばつに弱く、植え付け後に多くの苗木が枯れるなど、多くの困難がありました。取り組み開始から16年以上経過した現在では、これまでの経験をもとに、苗作りや、栽培指導等の改良を重ね、産地づくりを進めています。
また、近年の異常気象(夏場の高温・乾燥、冬場の低温・寒風)による生育障害を緩和する対策などの安定生産に向けての栽培試験に取り組んでいます。
松山の主要品種は、ピンカートン・フェルテ・ベーコンです。
アボカド苗について
アボカド苗は、「松山市優良種苗供給事務取扱要綱」に則り、分譲しています。認定農業者や認定新規就農者である等の要件を満たす松山市民の方が対象です。分譲要件の詳細は、要綱のとおりです。
出荷前の分譲用アボカド苗
定植1年後(島しょ部)
成木の様子(島しょ部)
アボカドの定植講習会
アボカドの現地講習会
◆アボカドの高温・乾燥対策
【被害】アボカドの高温障害
【日焼け対策】幹への白色塗料塗布
【日焼け対策】黒ネットによる西日避け
【乾燥対策】有機マルチによる土壌の乾燥防止
◆アボカドの寒風対策
【被害】寒風・低温障害
【防寒対策】ネットハウス内のコモによる防寒
【防寒対策】コモやシートによる防寒
【防寒対策】コモの壁による防寒
【防寒対策比較】コモの壁で守られた緑葉と 無被覆の被害部分
農業指導センターのご紹介
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