平成30年度笑顔のまつやまわがまち工房

更新日:2019年12月13日

平成30年度笑顔のまつやまわがまち工房 活動内容

テーマ「地域力による高齢者のごみ出し支援」

 近年、高齢化や核家族化の進展に伴い、ごみ出しが困難で十分な支援を受けられない高齢者が増えていることが全国的に問題となっています。
 そこで、高齢者を支援するために、地域力を活かした「共助」による仕組みづくりや、市民と行政が協働でできることなどを、約4カ月にわたり、市民メンバー19人が研究しました。

市長トーク

 平成30年10月2日(火曜日)に報告会(市長トーク)が開催され、市民メンバーが市長に提言を行いました。

提言内容

グループ1(松山市全域) 『ごみの排出方法の周知・広報への提言』

  • 提案1  若い人が協力したいと思う仕組みをつくる
  1. 高齢者の生活支援サービス事業に賛同する協賛企業を募り、協力する人が店舗等を利用した際に、割引等の特典を受けられる制度をつくる。
  2. 事業に協力して得られたポイントを、地域限定買い物券と交換して地域の協賛企業で利用できる制度をつくる。
  • 提案2  ごみ出し支援サービスの認知度を向上させる
  1. ごみカレンダーにごみ出し支援サービスの周知スペースを設ける。
  2. ごみ出し支援サービスの情報と、地区に特化した福祉や医療の情報を冊子にまとめ、家庭で情報をとどめてもらう。
  3. ごみ出し支援サービスの認知度を高めるため、高齢者が集まる集会(いきいきサロン・高齢クラブ)や、支援が必要な高齢者に携わる方々(ケアマネ・ヘルパー)に周知する。

グループ2(学生が多い市内中心部) 『まちなかで暮らす高齢者のごみ出し支援策』

  • 提案1  資源ごみの訪問集団回収
  1. 大学・専門学校の授業やサークル活動として、参加する学生を集める。
  2. 地域と学校が連携し、ごみ出し困難な高齢者宅に学生が出向き、月1回程度(イベントとして)、資源ごみを集める。
  3. 集めたごみを集会所等で集約し、その日のうちに業者に売却する。
  4. リサイクルで得た収益は、カレンダー作成などの地域活動で活用する。
  5. 長期的な活動にするため、一定期間活動に従事した学生には、就職活動時に地域貢献活動の実績をアピールできる認証状を授与する。
  • 提案2  地区ごとに季節に合わせたオリジナルごみカレンダーを作成
  1. 学生やまちづくり協議会役員を中心にその地区でまちがえやすいごみ分別の内容を調査する。
  2. ごみに関する季節ごとのお役立ち情報などを集める。
  3. 集めた情報をもとに見やすく、毎日の分別が楽しくなる地区独自のごみカレンダーを作成する。
  4. 提案1のサービス利用者を中心に配布する。

グループ3(郊外)  『高齢者のごみ出し支援~郊外の特徴を生かして~』

  • 提案1  ごみ出しBOXを郊外の独居高齢者の暮らす地域のごみステーションに設置し、前日からのごみ出しを可能にする
  1. 郊外の強みである「広さ」を有効に利用し、BOXの設置スペースを確保する。
  2. ダイヤル式の鍵付きBOXにし、地域でルールに基づき管理する。
  3. BOX利用は可燃ごみのみとし、清掃等を行う時間を確保する。
  4. BOXの設置推進補助金を創設する。
  5. BOXに広告を入れ、設置費用に充てる。
  • 提案2  郊外にある介護保険施設等の敷地内に、その地域に住む独居高齢者のための新たなごみステーションを設置し、ごみ出し支援をしやすくする
  1. ごみ出し可能な時間帯を設定したり、においの出ない容器を設置したりするなど、きちんとルールを決めて介護保険施設等に協力してもらう。
  2. 施設にごみを持ち込める支援対象者を登録制にし、対象者であることを示す番号や記号、マークを、持ち込むごみに記入してもらう。

お問い合わせ

タウンミーティング課

〒790-8571 愛媛県松山市二番町四丁目7-2 本館9階

電話:089-948-6333

E-mail:town-m@city.matsuyama.ehime.jp

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