姉妹都市宣言(Localizing the SDGs)
更新日:2020年4月6日
松山市は、1988年にドイツ・フライブルク市と姉妹都市提携を調印し、これまで環境分野をはじめ、様々な交流を続けてきました。
2018年10月、環境先進都市で知られるフライブルク市で開催された「第1回国際姉妹都市会議」と「地域再生可能エネルギー会議フライブルク2018」に、松山市も出席しました。
「国際姉妹都市会議」では、松山市のSDGs達成に向けた取組として、『歩いて暮らせるまちづくり』で進めている街路空間の再構築の事例と、都市データプラットフォームの構築とスマート・プランニングによる今後の展開を発表しました。
そして、フライブルク市と松山市を含むフライブルク市の姉妹都市13市がSDGsの達成に向けた姉妹都市宣言に署名しました。
姉妹都市宣言(Localizing the SDGs)
1.序文
2015年9月、州、政府の長は、持続可能な開発のための2030アジェンダの採択を通して、世界が持続可能な開発へ向かう道を進むことに同意しました。このアジェンダには、社会・経済・環境分野での定量的な目標を示した2030年までに達成されるべき17の「持続可能な開発目標(SDGs)」が盛り込まれています。その目標は、“すべての国、すべての関係都市が協働するパートナーシップ”のもと、“人、地球、そして繁栄のため”に、ともに参加できる行動の枠組みを提供するものです。
2.前置き
SDGsの履行とアジェンダ2030への貢献に関する地方自治体の重要性に鑑み、フライブルク市は、持続可能な開発のための国際的なパートナーシップを育むため、提携を結んでいるすべての姉妹都市を招待します。そして、国際姉妹都市会議2018では、アジェンダ2030の中でのネットワーク、専門家間の知識の交換、国際的な協力を促進します。
3.関係都市
この会議に参加している、フライブルク市の姉妹都市は以下のとおりです。
・ブザンソン(フランス) ・マディソン(USA)
・イスファハン(イラン) ・松山(日本)
・グラナダ(スペイン) ・パドゥア(イタリア)
・ギルフォード(UK) ・水原(韓国)
・インスブルック(オーストリア) ・テルアビブ(イスラエル)
・リヴィウ(ウクライナ) ・ウィウィリ(ニカラグア)
4.公約
私たちは、地球規模で有効なSDGsの達成のためには地方自治体の果たすべき役割が重要であることを認識し、ここに宣言します。私たちは、あらゆる法の下、自治体の持つ権限の範囲内で、持続可能な開発を推進する地方自治体独自の政策を規定し、また、“国際的視野で考え、地域主体で行動する”ことにより、持続可能な開発のために国連2030アジェンダに寄与することを約束します。
5.達成目標
私たちの目的は、アジェンダ2030の達成を促進することです。特に、国際的なパートナーシップによる利益をえること、地方レベルで行動し協働することによる、SDGsの目標の4,11,13を指します。
6.実現
私たちの義務を実現するために、同じ事業や課題へ取り組む関係都市同士の交流に焦点を当てます。それぞれの姉妹都市から選出された代表者で構成される技術的な委員会が、お互いの都市間の交流やその継続を確実なものとするでしょう。共通の事業を協力して創出することは、関係するすべての人の可能性、能力、資源を活用できると考えます。
7.モニタリング
私たちの進捗状況、成果、成功、そして、課題は、早ければ2020年に開催されるフォローアップ会議で検討されるでしょう。
姉妹都市宣言にサインすることにより、私たちは世界をより良い方向へ転換するための行動を起こすことに同意します。
フライブルク イム ブライスガウ, 2018.10.24
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