平成28年7月12日 「街歩き旅ノ介道後温泉の巻山口晃道後アート2016第2弾作品」について ほか

更新日:2016年9月14日

日時:平成28年7月12日(火曜日)午前11時から
場所:本館3階第1会議室
記者数:16人

議題

●「街歩き旅ノ介道後温泉の巻 山口晃 道後アート2016 第2弾作品について
●「瀬戸内4県都市長会 マレーシア観光セミナー&物産フェア」について
●「ゆるきゃらグランプリのエントリー」について

会見要旨

それでは、本日の議題3件について説明します。
まず、「街歩き旅ノ介 道後温泉の巻 山口晃 道後アート2016第2弾作品」についてです。
今年、平成28年4月29日にオープニングを迎えた、「街歩き旅ノ介 道後温泉の巻」山口晃 道後アート2016の第2弾作品が7月30日(土曜日)から展示されます。第2弾はすべて、山口さんのデザインを可能な限り立体にした作品です。
1つめは、地元の要望を受け、道後温泉駅前の商店街入口に提燈を配置したゲートを設置します。地元の皆さんの思いも取り入れ道後の玄関口に相応しい作品になると考えています。
2つめは、道後温泉本館の東側の振鷺亭に、情緒ある電柱を設置します。道後の景観に溶け込み、人の流れをつくる配慮がされています。
3つめは、本館南側の冠山の登り口に、休憩所を設置します。冠山駐車場に登る途中に設置され、山口さんらしい、利用する方への心遣いに溢れる作品です。時間がかかっても道後らしい作品をとの山口さんの願いから、地元の製作チームと連携して作り上げています。

第2弾のオープニングセレモニーは、7月30日(土曜日)当日、山口さん本人も参加し、道後温泉駅前の商店街入口、作品前で行う予定です。詳細は決まり次第、お知らせします。
現在は、山口さんが道後の風景を描きおろした、こちらの「道後エトランゼマップ」カラー版を、7月1日から配布しているほか、道後温泉本館の神の湯2階席と、霊の湯2階席の床の間に展示している作品や、旅館・ホテル計9館で開催されているホテルギャラリーなど大変、好評をいただいており、新しい作品も市民や観光客の皆さんに楽しんでいただけると思います。

次に、「瀬戸内4県都市長会 マレーシア観光セミナー&物産フェア」について説明します。
瀬戸内4県都市長会は、昨年、平成27年10月に第1回会議が松山市の道後温泉本館で開催され、瀬戸内の4県都市、岡山市、広島市、高松市と私の4人の市長が顔を合わせ、連携して共通課題に取り組み、互いの特性を生かしながら相乗効果を発揮することを約束しました。
その取り組みの1つとして、今年、経済成長が著しいマレーシアで、誘客の促進のための観光セミナーや、販路拡大のための物産フェアを開催することになりました。7月21日(木曜日)にイオンマレーシア3店舗で開催される瀬戸内物産フェアのオープニング式典に瀬戸内4県都市が出席し、連携して各都市それぞれの特産品を活用したPRを行うほか在マレーシア日本国大使公邸で、現地旅行会社を招き観光セミナーを開催します。松山市からは、かんきつを使ったゼリーやサイダーなどの加工品をはじめ、海産物など23品目を販売する予定です。
なお、このことは、本日、岡山市と広島市の定例記者会見で同時発表されています。

最後に、「ゆるキャラグランプリ2016 in 笑顔のえひめ」についてです。
すでに、愛媛県から発表されているとおり、今年、平成28年11月5日(土曜日)、6日(日曜日)には、西日本で初開催になる「ゆるキャラグランプリ2016 in 笑顔のえひめ」が城山公園芝生広場で開催されます。本日、発表させていただくのは、松山市の取り組みについてです。
来年、平成29年に開催される「えひめ国体・えひめ大会」のプレイベントとして、ゆるキャラ運動会やファッションショーのほか、松山市ならではの新しい取り組みとして、テレビなどで活躍している俳人夏井いつきさんをお招きし、参加したゆるキャラが俳句を詠みランク付けを行う「ゆるキャラ俳句」も計画しています。
また、ゆるキャラブースでは全国の観光情報が得られますし、グルメブースでは、松山発祥のグルメバトルイベント「こなもんサミット全国大会」も開催されます。2日間で県の内外から5万人の来場者を見込んでいますが、会場が中心市街地に近く、また道後エリアと連携し、観光施設の集客や地域の経済効果を高めていきたいと考えています。このイベントの様子は、全国多数のメディアに取りあげられますので松山の知名度アップや、旅行意欲にもつながると考えています。

さて、ゆるキャラのエントリーですが、松山市役所8体の代表として、「はっぴーカバー君」がエントリーします。松山市では、近い将来、発生が危惧される南海トラフ巨大地震などの大規模な災害に備えるため、産・官・学・民が一体になり、地域防災力の強化に取り組んでいます。その中心である消防団員数は、全国的には減少が続いていますが、本市では、8年連続増加しています。
また、自助、共助の自主防災組織は結成率100%、そのリーダーである防災士の数は全国一を誇っています。
さらに、災害時に避難所になる小学校、中学校や地域の消防団活動拠点であるポンプ蔵置所の耐震化も進めており、そのような活動が評価され、『第18回防災まちづくり大賞』では、消防長官賞を受賞しました。
そして、今年8月には、大規模災害時に最前線で救助活動を行うレスキュー隊員約1,000人が参加する『第45回全国消防救助技術大会』が四国で初めて開催されます。
このような啓発活動やイベントに参加し、松山市民全体の防災意識を高める一翼を担っているのが、松山市消防局のマスコットキャラクター「はっぴーカバー君」です。記者会見終了後、担当からレクチャーとPRをさせていただきますが、全国に向けて「安全・安心のまち まつやま」をPRしていきたいと考えていますので、皆さんの応援をよろしくお願いします。
なお、松山城公認キャラクター「よしあきくん」をはじめ、松山市のそのほかのゆるキャラたちは、全国から出場するゆるキャラ仲間や、観光客の皆さんをおもてなしします。
以上です。

質疑応答

【マレーシア訪問】
(記者)
マレーシアには、市長が行かれるのか?
(市長)
私は公務が重なっていまして、西泉副市長が行きます。
(西泉副市長)
私が行くことになっています。
(記者)
市が行くのは初めてか?
(西泉副市長)
初めてですね。今回が初めてです。
(市長)
ご存知のように、東南アジア諸国の発展は著しいものがあります。その中でもマレーシア市場の拡大が注目をされているところです。瀬戸内4県都市市長会の中で、今回、幹事市は岡山市さんです。岡山市さんの意向もありまして、イオンさんの協力を得ながらマレーシアでの販路拡大や観光誘客をすることにしました。
(記者)
今後、市長が行かれることもあるのか?
(市長)
はい。公務の様子を見ながらということになりそうです。

【道後アート2016 第2弾】
(記者)
道後アート第2弾は3作品か?
(道後温泉活性化担当部長)
今のところ3作品を予定していますが、実は山口さんの制作過程で非常に細かい作業が数多くあります。作品も多く、屋根の形状や細部にいろいろこだわりがあり、今、地元の制作業者とやりとりをしながら、3作品を目指しています。また、今度の7月30日に来られた時には、その作品の説明などもしていただくように予定しています。
(記者)
道後アート2016第2弾を訪れている方の動向は?
(道後温泉活性化担当部長)
4月、5月、6月の道後温泉の入浴客数は増えています。

【ゆるきゃらグランプリ】
(記者)
はっぴーカバー君は以前いたカバー君とは別か?
(消防局長)
以前は防災カバーという名前で、防災センターをPRする役目です。防災のイベントにも出ていました。はっぴーカバー君は防災カバーを少しゆるくした、女性の消防職員が考案したんですけれども、そのシリーズの第2弾です。
(記者)
更新ではなく、2人目?
(消防局長)
更新ではありません。2つあります。前の防災カバー君は、防災センターの入口で館内案内をしています。
(記者)
何位ぐらいを目指したいか?
(市長)
やはり県内1位は目指していきたいと思っています。先日、若い方々のまちづくり提案制度の中で、鴨川中学校の方が来られていて、鴨川中学校にもカモモっていうのですが、中学校のキャラクターは非常に珍しい、可愛いキャラクターがいるんです。さまざま出場されると聞いているんですけれども、やはり県内1位を目指していきたいと思っています。
(記者)
ライバルはいるか?
(市長)
他が何を出されるのかよく知らないものですから。私にとっては南海トラフを震源とした地震が心配されますので、防災のことを思うきっかけにしていただきたい。やはり家具固定も大事です、備蓄も大事です。防災のことを考えていただくきっかけになっていただけたらと思っています。
今回、8月に消防の救助大会を、今まで政令市でしか行われてなかったんですが、初めて中核市で行われます。そういうこともありますし、また防災士の数は全国1番で唯一3,000人を超えています。自主防災組織の結成率が100%、これもなかなか難しいんですが、松山市はおかげさまで達成できていますので、そういうことも知っていただきたいと思いますし、全国では防災のキャラクターは出ていないようなので。今回、松山市役所でも既に8体ありますので、さあどれを出すかというのはいろいろ庁内でも話をしたんですが、防災のキャラクターが今まであまり出ていないということもあったので、総合的に考えて、よし!ということになりました。

【道後温泉本館】
(記者)
椿の湯別館への期待と本館の改修時期、改修の方針について改めて所感は?
(市長)
3点あろうかと思います。時期のこととか部分開館のこととか、まずそちらについて話をさせていただいて、椿の湯のリニューアルのことを述べさせていただいたらと思います。
ご存知のように、今年度、検討を進めています耐震工事などの計画ですが、営業しながら工事を進めていくのか、そのほか、工事作業ヤードを確保しなければなりませんし、そのあと通行規制の問題が出てきます。また工事を見せる検討など、地元関係者などの意向や道路管理者、交通規制の部署と協議をしながら、今、検討しているところです。国の重要文化財なので、早い時期に、文化庁とも話をしなければなりませんが、文化庁保存修復専門委員と協議しまして、工事の期間、着手の時期を活性化審議会に諮って方針をまとめる予定になっています。着手時期は今のところ未定ですが、現在の椿の湯に新しい温泉施設を整備して愛媛国体終了後の適切な時期に工事に着手したいと考えているというのが2番目と3番目の質問への答えになろうかと思います。
(仮称)椿の湯別館のリニューアルですけれども、ご存知の方も多いかと思います、私、フェイスブックをやってるんですが、今日、起工式を行ったんですよという記事をあげましたら、大変多くの反応が寄せられました。やはり皆さん、形として見えると、反応は大きくなるんだろうなと改めて感じました。今回、非常にありがたかったのは、東京大学で副学長まで勤められた建築界のトップランナーのお一人、内藤博先生にさまざまなアドバイスをいただけたということです。
トータルコーディネートは東京大学大学院の教授である羽藤先生に、今までにも松山のまちづくりに力を貸してくれている人ですけれど、羽藤先生のトータルコーディネートで、当日来られていた方はお分かりになるかと思うんですが、愛媛の伝統工芸士の方々のさまざまな作品をこのリニューアルされた椿の湯の別館の中に展示をしていくんです。ここに来ていただければ愛媛のいわば、愛媛県さんが、すごものって頑張ってらっしゃいますけれども、そういったものが見ていただける場所にもなりますので、それも期待しています。
また、地元の方々と協議してきたことが反映をされています。地元の方々からは道後温泉は日本最古の温泉と言われながら、そういった古(いにしえ)を感じるものが無いじゃないかというご意見をいただいていました。飛鳥時代をモチーフに、図をご覧になられたと思いますが、ああいう形でできたというのも、地元の皆さん方の意見を反映してできるというのも、非常にありがたいなと思っています。
法隆寺さんとのご縁、また資生堂さんとのご縁というのもありますので、こういった中で生かしていきたい、魅力あるものにしていきたいと。そして、ただただ、起工式でも申し上げたんですが、100年経っても輝いていける道後にしていきたいなあ、と思っています。子どもや孫の世代にしっかりと受け継いでいける道後を皆さんと一緒に築いていきたい、という思いです。

【参議院議員選挙】
(記者)
一昨日、投票が行われた参議院選挙での松山市の18歳、19歳の投票率は?
(選挙管理委員会事務局担当)
松山市での18歳の投票率は、43.96%、19歳が40.54%、合わせてトータルで42.08%です。これは松山市全体の調査ではなくて、松山市111カ所投票所の一つ、具体的には石井第二投票所ですが、その情報から一部抽出した内容です。
(記者)
いろいろ取り組みもされていたと思うが、この結果に関する市長のご所感と今後の取り組みは?
(市長)
数字的なものだったので選挙管理委員会から言ってもらったんですけど、全国平均19歳が39.66%と聞いています。松山市では19歳40.54%、わずかですけど、少し上回っているということですね。特に19歳の投票率が全国平均を上回ったのはこれまで松山市が続けてきました、大学生のコンシェルジュや大学内の投票所などの取り組みが啓発につながっているのではないかなと思います。皆さんも取材されていましたけれども、東雲学園の生徒さんが参加して、お母さんを連れて選挙に行こう、というような、そういうコマーシャルも、オリジナルのものもあって全国のキー局でも放送されていました。やはりああいう取り組みをしていなかったらもっともっと投票率は低かったと思うんです。今回、やはり政治離れが言われる中で全体の投票率も上がりましたので、投票率が上がったことは良かったのではないかと思いますし、全国でも、選挙コンシェルジュの取り組みも松山市選挙管理委員会は早かったですし、大学内期日前投票所も早かった。注目される取り組みですので、選挙管理委員会は、市長部局ではありませんけれども、よく頑張ってくれているなと特に感じています。また、それに呼応して高校生や大学生の皆さんも、若い松山の皆さんもよく動いてくれているんじゃないかなと感じています。
(記者)
全体に比べると、若い世代の数字は低いが、今後どういった取り組みが重要になると思うか?
(市長)
やはり主権者教育といいましょうか、学校教育の中で、特に高校生になりますけど、若い年代からの主権者教育というのも必要なものになろうかと思います。私の時は20歳からの投票権でしたが、自分が高校3年生の時のことを考えるとやはりどうしても投票率が伸びにくいというのはわからないでもないですね。でもやはり啓発を続けていくことが大事なことだと、たちまちは結果がでないかもしれませんけれども、地道に地道に続けていくことが投票率アップにつながっていくんじゃないかなと思っています。
(記者)
投票率が伸びにくいのはわからないでもないという理由は?
(市長)
やはり大人に比べると高校3年生ぐらいというのはまだまだ、政治への関心というのはどうなんだろうなというところはうなずけるところはありますよね。皆さんの夕方のニュースとか、新聞記事を見させていただいて、「あんまり自分に関係がないような気がする」とか「選挙には行かん」とかいう声を多々聞きましたので。こちらとしては行って欲しいんですよ。やはり政治離れしてほしくないですから、できるだけ行って欲しい。選挙管理委員会もさまざまな取り組みをしてくれているところですけれども、学校に行っている間はやはりそんなに政治が身近な、というとそうでもないという意味合いです、私が申し上げたのは。
(記者)
今回の参議院議員選挙結果の所感は?
(市長)
政治離れを防ぐという意味で、投票率が上がったというのは選挙コンシェルジュなどの取り組みもありましたので、それは良かったと思っています。結果は、県民、市民の方が選んだことですので、特に私から言うことはありません。
(記者)
今回の選挙は自公が過半数をとり、改憲勢力が3分の2を占めるという結果だが、どのように見ているか?
(市長)
そうですね、これも国民の皆さんが判断をされた結果ですから、特に私からはないです。
(記者)
山本氏が3期目ですが、期待することは?
(市長)
やはり地方の声を伝えていただきたいということです。選挙区があって、その代表として出られるわけですから、この地域の声を国会で届けていただきたいという思いです。
(記者)
特にこの分野でというのはあるか?
(市長)
もうほんと待ったなしです。皆さん取材活動の中でお感じになっていると思いますが、やはり今、子ども・子育ての分野であっても、それこそインフラの部門であっても、課題がこれというのはなかなか難しいですよね、本当に広範な課題がありますから。
(記者)
松山から声をあげるとすればどういうことを届けたいか?
(市長)
例えば、重なりますが、子ども・子育てのことも待ったなしですよね、片や年齢が高い方を見たら医療・介護の問題も待ったなしですよね、インフラ整備のことも待ったなしですよね。ですから本当に、広範な声を届けていただきたいと思っています。

【松山市駅前整備】
(記者)
市駅前の広場の今の状況の評価と、今後、どのようになってほしいか?
(市長)
私の市駅前に対する思いというのは、やはり市内中心ど真ん中ですから、かなり以前に再開発をされてから少し時間が経ってきましたし、ちょうど横の花園町通りも今リニューアルされているので、良い形に皆さんとしていければなあと思っています。シームレスのこともありますし、つなぎ目なしということで、できるだけ乗り継ぎやすくということですけれど、そういう点で地元の皆さんと一緒に良くしていければという思いです。
(記者)
ある程度歩行者区間を広げることも考えているか?
(市長)
はい、これは、実際の具体的な取り組みの中で形ができていくものだと思います。地元住民の方のお考えもあるでしょうし、そういう中で集約して形が見えていくものだと思います。

【松山市議会議長選挙】
(記者)
議長選の所感は?
(市長)
議会、議員さんの中でお決めになることですので。やはり議会、また市長、理事者といいますのは、車の両輪ですので、市民のために仕事をするというのが共通の目的ですので、共に汗を流していけたらなあと思っています。

【個人情報の流出】
(記者)
元職員が逮捕された捜査(個人情報関連)の状況とこれまでに出てきている問題点は?
(総合政策部長)
内部調査は行っていまして、当時業務上関係があった職員への聞き取りは、一通り終えています。本人と面会した件も含めまして、聞き取った内容を現在検証している状況ですので、必要に応じてもう一度聞き取り調査をするかどうか考えていきます。内容ですが、現在聞き取りをしてその調査を整理していますので、現段階ではまだ記憶が不確かなこともあるので、そこを整理したうえで専門部会などに報告したいと考えています。今ここでというのはないです。
(記者)
いつ頃ぐらいまでという目途は?
(総合政策部長)
できるだけ早くまとめたいと。

※質疑応答は内容を要約しています。

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