平成25年8月17日 清水分団消防ポンプ蔵置所落成式
更新日:2013年9月26日
清水分団消防ポンプ蔵置所落成式にあたり、御挨拶を申し上げます。
本日は、お忙しい中、多数の方に御出席を賜り誠にありがとうございます。
いざという時に地域を守っていただく消防団の活動拠点であるポンプ蔵置所ですが、現在、松山市には全体で112箇所あり、その内、旧耐震基準で2階建てのものが22箇所あります。
阪神淡路大震災では、旧耐震基準のものの約30%が大きな被害があったと言われており、松山でも南海トラフ地震では甚大な被害が想定されていることからできるだけ早く、強固な建物へと建て替えを進めています。この蔵置所は市内で4番目に完成したものです。設計にあたっては、新耐震基準のさらに1.25倍の強度を持たせていますので、大きな揺れにも十分耐えられるものと考えています。
大規模な災害時に、消防職員だけで対応することはとても難しいですので、それぞれ地域の事情に精通した消防団の存在は大変重要です。全国的には団員数が毎年減少する中で、松山市の消防団員数は増加しており、現在、四国一です。そして、女性消防団員数は、日本一を誇っています。
また、この清水分団は、皆様の御努力により常に定員を充足しているとお聞きしています。そして、こちらのシャッターに描かれている素晴らしい作品には、皆様の安全・安心への思いが込められていると感じます。作成いただきました松山北高等学校の美術部の皆さんと日夜地域の安全安心のために御尽力いただいている皆様方に対しまして、心から感謝を申し上げます。
最後に、清水分団の皆様には、本日を契機に、さらに地域と一体となって消防・防災体制を進めていただき、一人でも多くの皆様の安全のために一層の御尽力を賜りますことをお願い申し上げまして、私の挨拶とさせていただきます。
