平成24年9月5日 「松山市見守りネットワークに関する協定」調印式
更新日:2013年1月4日
協定調印に際し、御挨拶を申し上げます。
日本では、超高齢社会が急速に進展している中で、松山市もその例外ではありません。現在、松山市の総人口に占める65歳以上の方の割合は約22%で、5人に1人は高齢者という時代です。
また、私たちを取り巻く社会環境は、様々な生活様式や核家族化などの影響により、独居高齢者や高齢者だけの世帯の増加に加え、近隣住民の関係が希薄化するなど大きく変化しています。
こうした社会状況を踏まえて、私は「『誇れる』福祉・医療で笑顔に」を公約として掲げ、高齢福祉施策において、高齢者の皆さんが住み慣れた地域で安心して暮らしていくために、様々な事業に取り組んでいます。
また、本日お越しいただいた松山市社会福祉協議会、地区社会福祉協議会、民生・児童委員の方々が中心となり、地域に根ざした地道な活動を通して、高齢者の見守りを担っていただいています。
しかしながら、未だ孤立死といわれる痛ましい事案が相次いでいる中で、行政と皆様が連携し、支援を必要とする方々を社会全体で支えていくことが求められていることから、松山市において、そうした仕組みを作りたいと考えていました。
本日、伊予銀行様、愛媛銀行様、愛媛県エルピーガス協会様、愛媛信用金庫様、四国ガス様、四国電力様に御賛同をいただき、心強いパートナーを得るとともに、新たな見守りのネットワークを広げる、その第一歩を踏み出すことができました。
また、この協定によりまして、より幅広く、細かな見守りが可能となります。これもひとえに、御調印をいただいた関係機関の皆様の御理解の賜物であると深く感謝を申し上げます。
松山市では、将来に向け、この「松山市見守りネットワーク」を大きく広げ、育てていくとともに、いざという時の体制も、合わせて充実させていきたいと考えています。
最後に、関係事業者、団体様の御厚意に、改めて感謝いたしますとともに、今後とも、『松山市の見守りネットワーク』に対し、皆様の更なる御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げまして、私からの挨拶といたします。
本日はありがとうございました。
